高岡ミズミさんのレビュー一覧

僕が一度死んだ日 小説

高岡ミズミ  穂波ゆきね 

有樹はなんなのか

本来のカップルは報われたかもしれない。でも、その裏で存在を奪われた人がいると思いました。

鳴沢は、亡くなった恋人にとにかく心を奪われているのだと思います。
12年ですよ。年賀状の絵柄が一周するほどの過去に亡くなった人を思ってる。それは亡き孝徳が生前に誓った 「必ず戻ってくる」 という言葉を信じているから。…信じているというよりも、縋っていると言ったほうがいいような気もするほど、縛られていま…

7

僕が一度死んだ日 小説

高岡ミズミ  穂波ゆきね 

愛の執念はすごいです!!

”BLはファンタジー”と言いますが、まさにこれはファンタジーです。
でも高岡さんの淡々とした文体で綴られると、”ひょっとしてあるかも?”って思っちゃう。
いや、あるといいな~って思えるお話でした。
でも、、、、そんなに十数年も一途に一人の人を思い続けるって難しとは思うんですが。
だからそこもファンタジーなんですよね。

17歳の時、恋人を病で失くした啓一郎。
その亡くなった恋人・孝徳…

6

VIP 蜜 小説

高岡ミズミ  佐々成美 

甘い(微糖)

これでVIPシリーズは7作目なんですね。ついつい続きが気になって買ってしまう作品の一つです。

今回はハードボイルドやくざな世界から少し遠のき、二人の関係に焦点を当てた甘い仕上がりとなってます。他のBL作品と比べると甘さ加減は微糖ですが、シリーズ中1番甘いのは間違いなし。

久遠(攻)に持ち上がった縁談に和孝(受)が悶々と悩むお話。

今回も一切の説明、言い訳をしない久遠・・・(笑)そ…

2

お天道様の言うとおり 小説

高岡ミズミ  山本小鉄子 

的屋ってなんですか?

小鉄子さんのイラストがピッタリのかわいい年下ワンコにキュン★
口絵の蝶尾のヌードも小鉄子さんの絵だと、程よい肉づきで攻だと
言うのにいやらしさよりかわいく感じてしまう~!!

ストーリーはこれと言って特に盛り上がりもなかったんですが、
蝶尾のセリフのエロさに何回か萌えました~
「もっとするよ?」
「家に帰ったらもうちょっとさせて」
エロかわいいったらありゃしない!
青目にいたって…

0

野蛮なロマンチシスト 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

打たれ強さが引き寄せた恋?

ミニコミ誌の記者をしている多聞は、カフェ「エスターテ」を取材中あこがれのルポライター芦屋愁時と出会った。
サインを求める多聞に愁時は始終失礼な態度。
それでもあきらめきれない多聞は度々愁時の元を訪れるが・・・・・・

いくらあこがれの人とはいえ最初っから失礼な態度をとり続ける攻を追いかける受の打たれ強さが心に残っている。
どんなに冷たくあしらわれても、セクハラされてもめげないめげない。

1

依頼人は証言する 小説

高岡ミズミ  山田シロ 

久しぶりに帰った郷里で

高校時代の親友から手紙が届く。
手紙を出した都築が、行方不明。都築と共に暮らしていた広瀬の依頼をうけ、都築を捜すことになる。

都築と共同経営していた会社では、倒産寸前で都築が会社の金を持ち逃げしたらしいとか、
殴られたり、骨折していたとか、
金融業者が危険なタイプだったとか、

なかなか、真実を探せなかった。そんな時、警察からの遺体発見。
弁護士からの保険金の話。
少しずつ、動…

0

天使の啼く夜 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

田宮さぁん!

あらすじに書いてあるとおり、お金持ちの田宮にヒモ男伊佐が拾われるお話です。
設定としてはちょっとリアリティに欠けるかもしれないけれど、それでも私は好きでした。

最初は伊佐が半ば無理やり田宮を抱き、それにまったく抵抗しない田宮の図に、もっとひと悶着あってもいいのに~とよこしまな感じで見てしまいましたが。
でも田宮さんの持つはかなげな雰囲気が私のツボに入ったので、そこまで気にせず読めました。…

0

可愛いひと。(7) 小説

高岡ミズミ  御園えりい 

誰も2人の邪魔すんなよな!!

懐かしい~っ、そういえばこんな内容だったな~うんうん

(;`Д´)ノんっ、もうっ何なのこの子(悠紀也)!!
最初読んでた時はそんな感じで読んでいったわ。

車にチョーカーわざと落してたり、春くんに宣戦布告したり
むかつくヤツメっ。
悠紀也ーっ、確かに各務さんはカッコいいけど、
春くんのなんだぞーっ!!てね。

だんだんと読んでいって、なるほどそういう事かと知ると、
悠紀也も…

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この男からは取り立て禁止! 小説

高岡ミズミ  桜城やや 

これはコメディですか?

いや~、面白かったよ。
何回吹き出したか。(そっちか!)

サラ金の取立て屋さんと、高校時代の同級生。
なかなかスマートでカッコイイ取立て屋さんです。
その同級生でなぜかのぞき部屋の呼び込みをしてる、ほんわか系。
そのマイペースっぷりで周りがあたふたします。
読み進むと、どんどん頬がゆるむ事請け合いです。

ほんわか系のエリート同僚が、取立て屋さんをライバル視してんなー、と思った…

1

人類学者は骨で愛を語る 小説

高岡ミズミ  みずかねりょう 

純粋だけに刷り込みと猛進具合は最強でした

高岡さんの作品はいつも重いものしか読んだことがなかったので、割とライトな作りのものは初めての体験でした。
作品は推理サスペンス風の進行ながら、登場人物達が割と軽めな設定なので読みやすく、推理部分もきっちりと書かれていて好印象を与えます。

坂巻は刑事をやめて、元検事の友人・加納と一緒に探偵事務所を開いています。
仕事で7年前に行方不明になった当時15歳の息子の行方を調べてほしいという依頼が…

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