高遠琉加さんのレビュー一覧

天国が落ちてくる 2 小説

高遠琉加  祭河ななを 

過去を知る男、登場

秋広が仕事で失敗し、クビになるかもしれない事態に。
そんな秋広の助けになるなら、自分の公にしていない過去を話すから
記事にしてもいい。それで名誉挽回をと申し出るカオル。
なぜ、そこまでしてくれるのか?と言う秋広に、
カオルは「好きだから」と告白します。

カオルのストレートな好意に戸惑いつつも、
甘い胸のときめきを感じる秋広。
そんな時、カオルの過去を知る男・桐島から
「カオルは…

1

天国が落ちてくる 1 小説

高遠琉加  祭河ななを 

俺様スターと可愛いうさぎちゃん

超人気ヴォーカリスト(カオル)と、
音楽雑誌記者(秋広)との出会いは最悪。
カオルの傍若無人っぷりには、
秋広だけでなくても呆れはてます。
私も初登場場面では、「嫌な男!」と思いました。

カオルは今まで周りにいたタイプと毛色の違う秋広に興味を持ち、
彼にまとわりつくようになります。
そんなカオルにウンザリしていた秋広なのですが。

わがまま俺様スターなカオルの中に、
どこか…

1

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

待望の第2巻

待ちに待った2巻!
きっとメインカップルは今回ラブラブに……と,期待に胸を高鳴らせて本を開いたのですが!
理人の心は相変わらず泣いているし、修司は暴走。
お互いに意識はしているものの、言葉が足りなくて。上手くいきません。

良い雰囲気になっても、また後戻り。
一歩進んで二歩下がるような修司と理人の関係に、
最後までハラハラ・ドキドキさせられました。
紳士(叶部長)が穏やかな食わせ者…

4

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

いよいよ本当に『愛と混沌』な感じに。

美女は理人、野獣は久我、紳士は叶、ですよねやはり(笑)

理人が卒倒する場面を見て、「お姫さまだ~v」と妙に浮かれてしまった私。
理人はお城を失ってさまよう姫、久我はさしずめ荒野かサバンナを統べる王…。(あくまで個人的妄想です)

理人はゴルドに置き去りにされてからずっと、途方に暮れてさまよい待ち続ける子供なんですね。
彼の深い孤独や、縋っていたわずかな希望が打ち砕かれるのを見るのは、…

4

王子様には秘密がある 小説

高遠琉加  南国ばなな 

ツンデレふた通り

御園生兄弟(セレブなお坊ちゃま)が主人公の中篇2作。
表題作は弟・美貴(輝くほど美しい大学生)と庶民で純朴で包容力のある後輩・和廣のお話。
本当のところ内面的にも申し分ないのに、どうしても外見から評価されがちな美貴は、表の顔と裏の顔があり、裏はちょっと小悪魔入っている感じ。たまたま裏の顔から知られてしまった和廣が、俺様でわがままな美貴に戸惑いながらもあれこれと世話を焼くようになり、お互いを意識…

4

王子様には秘密がある 小説

高遠琉加  南国ばなな 

ツンデレ兄弟の恋物語

表題作は小悪魔ツンデレ御園生美貴の恋。
書き下ろし収録作は美貴の兄・エリートツンデレな貴史の恋。

どちらの作品も可愛くて面白かったですが、
私は兄が主人公の『王子様はいつも不機嫌』がよりツボでした!

「顔が綺麗な人間は嫌い」と言う、コンプレックスの塊な貴史が、
顔がやたらと綺麗な幼馴染に落ちて行く様子がたまりません。

2

溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

BL版「タイタニック」

昭和初期、舞台は豪華客船。
一等船客と二等船客の恋。政略結婚などなど……
BL版『タイタニック』です。

学生時代の伊藤との触れ合い。
成實が伊藤に恋に落ちたきっかけのエピソードが、
「ああ…なんとなく判るなぁ」と思い、胸キュンでした。

しかし前半の丁寧な描写に比べると、後半の怒濤のような急展開は、
ややご都合主義かと思いましたが……豪華客船ライフの優雅さ、
長い間温…

1

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  佐々成美 

欲しいのに、手をだせない悔しさや、せつなさにじりじり・・

読んでいて胸が締め付けられました。主人公三浦の好きになってどうにもならない気持ちが暴走してつい告白してしまったものの、あっさりとそんな風にすきにはなれないと拒否られてしまいます。
まあ、堂島の気持ちもわからなくない。ついさっきまで「友人」だった人を次の瞬間から「恋愛対象」にしろって言う方が無理でしょう。^^;
そのまま会わなかったら、その思いは風化してちょっと辛い思い出でおわったのに、大人にな…

5

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

口の悪い沖屋の不器用さがせつない!

口が悪いが美人で切れ者編集長、沖屋は、4人の男性セフレをもつ遊び人かと思っていたら・・
恋に臆病な不器用者でした。昔、恋人に2人の関係を後悔されたという疵があり新しく恋人をつくることに臆病になり、自分に恋を告白し、沖屋の愛がほしいとせまる隆之に向けての名ぜりふが、「捨てていってくれ」なんですね。
痛い!年長者の包容力ならまだしも、職場の部下(しかもアルバイト)である隆之にはハードル高いっす!

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