高遠琉加さんのレビュー一覧

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

きゅうううううううん

『犬と小説家と妄想癖』のスピンオフ作品です。といっても、ストーリー的な繋がりは皆無なので、これだけで読めます。
もー、めちゃくちゃ良かった!
攻めの真っ直ぐさと健気さに、胸が切なくきゅううううんとなって、涙がポロン…うう、また高遠琉加さんに泣かされてしまった。
高遠さんを改めて好きになりました。

年上の女王様タイプの誘い受けと、年下のワンコ攻めのカップル。
セフレから始まる関係です。
視点はずっ…

2

王子様には秘密がある 小説

高遠琉加  南国ばなな 

ツンデレ王子様

明るい高遠琉加さんでした。
高遠琉加さんには暗くて切なくて泣きじゃくってしまうようなお話を求めてしまうんですが、これはこれでめちゃくちゃ面白かったです。

学園の王子様が惚れたのは、庶民の和廣くん。
美形のスーパー王子様が、庶民くん(笑)に一生懸命近づいて、不器用に口説いて、カラダを求めて(処女なのに)…その必死さとツンデレっぷりに、めちゃくちゃ萌えました。
王子様のほうが受けだったというのもイイ…

1

世界の果てで待っていて 小説

高遠琉加  雪舟薫 

この気持ちをどうしたらいいですか

読み終わった後、何ともやりきれない気持ちになりました。

元刑事の探偵・黒澤×潔癖美人刑事・雪人。
元同僚の二人は、黒澤の元に舞い込んだある依頼をもとに一緒に事件解決に繰り出します。
そしてその依頼を発端に、過去の二人の出来事がどんどん明らかになるのですが…
黒澤は他人に好かれ、人当たりもいいのだけど、心の奥底に闇を抱えている男。
そんなこと、表には全く出さないのですが、それを雪人だけ…

7

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

まるでテレビドラマのよう

シリーズ完結編です。
1巻を読み始めた時はただ単に、傾いたレストランの再興話に久我と理人のラブを絡めたお話になるんだと思っていたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。
1巻や2巻での混乱もさることながら、3巻は会社もお店も人間関係もまるで泡だて器でかき回したように混乱しまくってくださいました。

久我のシェフとしての過去やサラとの関係、理人と叶の微妙な関係、会社やお店の騒動と、こん…

5

犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

何歳だよおまえ(笑)

主人公の純情っぷりは、26歳とは思えない。年齢設定をもう少し下げてくれたら良かったのになァ。
でも、私好みの作品で、面白かったです。

主人公の受けは数学教師です。
攻めは官能小説家。
主人公は攻めを怪我させてしまい、口述筆記を引き受けたことから、二人の関係が微妙にかわりはじめます。
長ーく友達をやってる二人なんですが、攻めのほうはずっと受けのことが好きなんですよね。受けも実は攻めのことが好きなん…

0

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  佐々成美 

理由など分からない惹かれる想いを

シンプルに、けれど最適の描写で綴られていて、それがいっそ心地良いほど切なく胸に響きます。何度もそういった『苦しいポイント』があって、泣いてしまいました…。三浦の痛々しいまでの想いにもですが、堂島の過去からくる寂しさにも。
ぜひぜひ、未収録の短編と合わせて文庫化して頂きたいです。絶版なんて勿体ない!

1

犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

じれじれ展開と甘々がお好きな方に

官能小説家・不破(26)×数学教師・鮎川(26)大学の同期生
待ちに待ったかいのあるラブラブHが読めます。
不破は作中で鮎川から大型わんこ・シェパードに例えられていますが、彼は待てが出来る男です。そこが可哀想で、素敵!

26歳の鮎川の中学生並に色恋に慣れていない反応を可愛いと取るか、ウザいと取るかで好き嫌いが別れそうな話です。
7対4で、私の場合は、可愛いが結構簡単に勝ちましたが、26…

0

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  佐々成美 

長い長い片思い

硬派攻な堂島×健気受けな三浦(高校からの同級生同士)
身体に負わされる傷より、心の方が痛いのかもしれないと思わせる位、切な痛い話です。

高校時代に片思いしていた堂島に、働いているフラワーショップでの偶然の再会。
おまけに、職場の娘さんが堂島の恋人だった。
周りの人は、みんな優しい。堂島だって、過去のことなんかなかったことで、普通の友達として接してくれる。
だからこそ、気持ちの出口がな…

2

天国が落ちてくる 1 小説

高遠琉加  祭河ななを 

ふたりのドタバタした始まり

業界物が好きというそれだけで購入したのですが、いまでは宝物の本の一つです。
3巻を揃えてからの一気読みをお勧めします。
祭河さんの描かれるイラストも登場人物と同じように繊細で、とてもイメージに合っていました。

俺様なタイプが好きなのでエキセントリックなカオルの言動にもときめいていたのですが、それだけではないカオルを知ってから更に好きに。
でも、基本的に俺様というか、自己中心的なのは変わ…

2

観賞用愛人 小説

高遠琉加  北畠あけ乃 

高遠琉加さんの監禁モノ

私の愛する高遠琉加さんの監禁モノです。
高遠琉加節に胸ときめかせ、読み終えるのがもったいなくて、行きつ戻りつしながらゆっくり読みました。
神に近い萌え評価です。

主人公は遊び人の大学生、瑛。
ふと目覚めると、雪深い別荘に、鎖で繋がれて閉じ込められていた。
主人公のそばには、大学教授の音無がいた。
よくある監禁モノのように、凌辱強姦はない。
音無はひたすら、主人公を『観て』いるのだ。
まるで絵画を…

4
PAGE TOP