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高遠琉加 今市子
ひよこ
いとしいとしと言う心、と戀を綴る。 豪華客船・首飾り・身分違いの恋と来ればタイタニックですね。ずっと映像が浮かんでいました。夜毎の晩餐や、三等船室の猥雑さ。この客船は沈んだりはしなかったけれども、受である主人公の心は沈んでいて。タイタニックのように悲劇が起こるのではないかという危うさを秘めていました。 時代は大正から昭和にかけて、欧州航路の客船で、かつて帝大の同級生だった男と再会する。いつも視…
高遠琉加 金ひかる
橘盾
【捨ていってくれ】 この浪花節的なタイトル通り、別れを乞う場面があるのだろうなと、 その予想を、誰がどこらへんで?と、読み始めから期待したような・・・ でも、その事をすぐ忘れてしまってました! えっ?えっ?何?のっけからもう自分好みなこの文章! ぐいぐい引き寄せられてるのが分かった! 実は【好きで好きで好きで】を前の前に読んでいたのに、あの高評価な作品にもこの感触は無かったんです! …
高遠琉加 佐々成美
クレタコ
ネタバレ
最近、新装版が出ていたので久しぶりに読み返してみました。 元々恋愛方面で泣くって事は滅多に無いので(家族愛や博愛系や子供、動物なんかには涙脆いんですけど~)泣きはしませんでしたが片想いの切なさみたいな物はよく伝わってくる作品だと思います。 三浦は堂島が好きで高校時代に告白するんだけどそこできっぱりと振られています。 それでも諦められないでずっと好きでいた所に、思いもかけない形で再会する。…
高遠琉加 麻生ミツ晃
帯『優しさだけなら-いらない。』 兄の元同級生で元恋人の秋[受]と、彼に恋した弟、広見[攻]との話。 前半は広見視点、後半は秋視点で語られます。 兄と秋とは同い年で、広見はその7歳下。 この位の年齢差があるので、若さゆえの勢いや怖いもの知らずっぷり、あとエリート一家の次男での立ち位置に説得力があった様に思います。 広見視点なので兄はやや身勝手に描かれますが、そうする事によってむしろ兄…
しの
事故にあって両親をなくし、自らも車椅子生活になってしまった秋と、秋の犬を思いっきり散歩させるために毎朝秋の元を訪れる広見の繋がりが、とても丁寧に綴ってありました。 秋との関係の深め方はもちろんだけど、それよりも広見とその兄との秋に対するスタンスの対比がとても分かりやすかったです。 こういう問題って難しいですよね。 身体障害者側からすれば、「同情されたくない」って思いもあるんだけど、そ…
雀影
そんな二人の、超絶じれったいラブ。 なかなか笑えて、楽しかった。 不破がどれだけ我慢強くて、どれ程鮎川を愛しているのか!! 鮎川も、紆余曲折、大混乱で迷走しながらも、不破との関係を真剣に考えて、少しずつ、一ずづつ、受け入れていく。 ちゃんと愛がある、前向きなじれったさは、読んでいても楽しい。 二人の関係を引っかき回し、後押しする、脇役の沖屋のキャラの喰えなさも絶妙です。 …
茶鬼
凛とした強さが切なさを凌駕して、主人公達の自立した強さが印象的なお話でした。 05年にビブロスの小説雑誌に掲載されて、単行本化されていなかったのでしょうか? それに書き下ろし『ひとの望みのよろこびよ』を足して一冊が構成されています。 何と言っても注目は、主人公・広見の勤めるレストラン設定があの「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」ということ! 名前は出てきませんが、あのお話のその後ということになる…
高遠琉加 祭河ななを
かざり
本編のほうがすごく気になるところで終わってしまいました・・・ 3巻はまだ買っていないので、早く買って読みたいなぁ・・・ これが読み終わって第一に思ったことです。 今回は何気に女性率が高かったですね。 絵がかわいらしく描かれていたので良かったです!! カオルとどこか似ているような女性シンガー「深月かな子」。 彼女可愛い(><) セクシーなおねえさまも出てきましたーw そしてメイン…
高遠琉加 南国ばなな
「王子」って言葉に全然萌えを感じない、むしろあまり好きくない感じだったんですが、すっごい良かったです! 正直高遠さんじゃなければ手に取るのを躊躇う題名と表紙イラストでしたが、読んで大満足でした♪ 小悪魔王子とワンコ王子のお話2本。 どっちも美味しくいただきました★ 小悪魔王子は無意味にツンデレかと思いきや、すっごい素直な人で、好きになったら真っ直ぐで可愛かった~ww これ最初の設…
アイナン
やっぱり、出たかというのが第一印象、 だって、以前の作品で、登場していた、編集者の、沖屋が主役。 なんだか、とてもインパクトがあって、今度この人お話ができる、 そう思わせていたから、嬉しかったです。 でも内容は、ちょっと複雑、若い水梨は沖屋に降り回されぱなし、 セフレから始まり、本当の恋になるまで、かたくなな沖屋の、 気持ちをほぐして、水梨がんばった、偉い! 後編の話…