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高遠琉加 小椋ムク
marun
ネタバレ
あとがきで、イラスト担当の小椋ムクさんが泣けて泣けてほっとして~と書かれていて これはハンカチ片手に読むべき本なのかと思ったのですが、私は泣けませんでした。 う~ん、泣かせる話なのですが、どうも個人的なお涙琴線には触れませんでした。 簡単に内容を言うなら『親の因果が子に報う』だと思うのです。 攻めの香司の父親が政治家で受けの昴の父親がその秘書、政治献金疑惑の全ての罪を 昴の父親が被り…
茶鬼
全寮制の男子校を舞台にした物語。 しかし、そこに普通に想像するようなBLの世界はなく、終わりは壁の中にいた時の子供だった自分達から少し脱皮して大人になろうとしている主人公達が今度こそ真っ直ぐ向き合うという場面で終わっておりました。 受け視点で物語が進む事が多いのですがこの作品は攻め視点。 これが逆転していたらものすごく切なく苦しい物語になっていたかもしれませんね。 この攻め視点であるこ…
Krovopizza
全寮制の高校の、学年一のモテ男と学年一の優等生。 正反対の二人が屋根裏部屋で共有する秘密と悲しい嘘。 その嘘は、大人びていてもまだ親の庇護下にある 学生という存在のか弱さを感じさせるもので 10代特有のもどかしい気持ちに共感できました。 全体は優等生的な仕上がりで面白味に欠ける気もしますが、 とてもキレイに爽やかに纏まっています。 各界大物の息子が集まる山奥の城壁に囲まれた全…
高遠琉加 六芦かえで
絵夢
誰かを好きになる。 相手が自分のことを思ってくれなくても、その気持ちがどうしようもなくあふれてくる。 本当にタイトルがしっくりくるお話でした。 堂島が幼い頃の父との別れ、思春期での母の再婚、気持ち的に欠けた部分をもった人だったので本人がそのことを自覚するまでが長かったように思います。 「消えてなくなりたい・・・」と思うくらいに傷ついて、それでもずっとひとりの人を好きでいつづける三浦は本当に…
高遠琉加 麻生海
kirara
↑これが私の3冊読了後の掛け値なしの本音です。 1作目のレビューにも書きましたが『BL』ではなくレストランを舞台にしたドラマだと思えば(それでもまったく入り込めなかったけど)波乱万丈な展開で何とか頑張って読めました。 でも、個人的に『ラブストーリー』としては最低クラス。キャラクターがまったく好みじゃない・魅力を感じられないんです。 特に、久我(攻)が生理的に受け付けない大キ…
たぶん、キャラクターが好きになれたらこの上なく面白いと思うんですよ。 逆に、私はキャラクターがまったく許容不能なので、どこがどういいのかさえわかりません。←どうして人気があるのかはまあわからなくはないんですよ。私の好みとはまったく相容れませんが。 とにかくキャラクターに苛立ちと嫌悪しか感じないので、どんなに感動的な演出が用意されていようと『ふ~ん、そう』としか思わないんです。 それ…
単なる『ドラマ』としてなら何とか許容範囲です。でも『ラブストーリー』としてはまったく好みじゃないし、面白いとも思いません。Hがどうこうじゃないですよ。 『BL』としてではなく捉えれば、(BLについての個人的な)数ある苦手要素をなんとか我慢してやり過ごして読めました。そこまでして読む意味あるのかはともかく。 とにかく、久我(攻)のキャラクターがもうまったくダメ。こういう傲慢な俺様攻が…
シリーズ3作目。 2作目のひきが極悪だったのでリアルタイムで読んでいた方は大変だったでしょうね。 まとめ読みできて良かったです♪ 「力でどうこうするのは、最低だと思います」一くん、よく言ってくれました。 修司は深~く反省し責任とったかな・・・。 理人が「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」で食事をして涙するシーンがとても印象的でした。 最後に「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」を買い取った新オーナー…
シリーズ2作目。 美女と野獣と紳士、美女は、まさかサラじゃないよね(笑) ジビエ・・・私も苦手かも。 冒頭、ジビエのくだりで、美味しくいただかれちゃうのかな~なんて軽い気持ちでいたのですが、理人の辛い過去があきらかになります。 本部長の叶も絡んできて・・・大混乱。 それにもまして修司の軽率な行動に唖然呆然。 理人ってそれがいいとは言わないけれど苦労してきた割に打たれ弱いんだから、もう少…
番外編の「甘い運命」を先に読みましたが本編もいってみます(笑) 休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」を立て直すために本社から送り込まれた支配人、鷺沼理人と腕は良いけれど一筋縄ではいかないシェフの久我修司。 修司の弟、雅紀。修司が呼んだパティシェ、樫崎一。メートルの坊宮。ギャルソンの桃瀬。スーシェフの北白川。 混乱しまくっていて愛はどこに(笑) 理人がなかなかに頑なで修司…