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24/46(合計:457件)
高遠琉加 高階佑
ココナッツ
ネタバレ
『神様も知らない』の二巻です。 登場人物は前巻と引き続き同じなんですが、今回は過去編といった感じ。 こちらは完全な続きものなので、前巻読了は必須です。 過去のくだりでは、主要人物である司と佐季は13歳。 刑事の流は26歳。 過去編では、流は神奈川県警山手警察署・刑事課に属しています。 前巻とは違い、まだまだ下っ端刑事ですが、野心家で前巻の雰囲気とは違います。 そんな流が関わっ…
確か、高遠さんの作品は初読みです。 こちらの作品は続き物だとは知っていましたが、とりあえず一巻であるこちらだけ入手してみました。 受けと攻めの両方の目線でお話は進みます。 攻め目線好きのわたしには、ありがたい作品でした。 攻めの慧介は神奈川県警、捜査一課の刑事で28歳。 県警のガンだと上層部から思われている先輩刑事・流の首につけられた鈴の役目を兼ねています。 今は元町の祖母の家…
雀影
やはり、この結末しかなかったのね。 BL的には司と慧介の関係とか、佐季の思いとか、そっちが本筋なのかもしれないけれど、 それよりもずっと、刑事物的に事件のピースがはまっていく過程があまりにもおもしろくて、 もう、これ、BLじゃなくてもいいじゃん。とばかりに、 セックス描写とか、寧ろすっ飛ばして読む勢いだったけど、 これが、 この結末での、全員がハッピーエンドが、 見事にBLと…
エロタンビーノ
いや〜泣きました。まだ読後間もないので、引きずっています。 重たかったです…しかし良い作品でした。三作品で、この本は、グイグイと引き込まれました。幼い子供たちが犯した大罪が、年を重ねて雪だるまが転がるように更に罪を重ねてゆく様を14年前、4年前、現在と時間軸を交差しながら、執念でベテラン刑事が事件を解き明かしてゆく物語。BLだと忘れて読みました。あと自分は、誰が受で攻なのかがはっきり認識しないま…
マンボウ
あぁ…。やはりこんな事に…レビュー書きたくなるくらい打ちのめされてしまいました!…しかしこのお話しは【神】作品なのです!! 何もかも振り捨てて司に走ったらいいのに、次から次へと、執着受けにに泥沼のように愛されている佐季。何が大切な者なのか気ついた時には…。 そんな司のあれやこれやを慧介はすべて抱き込んで慈しんで行くんでしょうね。ジューンベリーの木と共に…。 おっ?これもネタばれ?!~ん?…
ヒューフレディ
涙して読みました。素晴らしいです! 一巻より二巻、二巻より三巻というふうに話はどんどん加速をつけて面白くなります。 この物語は主要人物が三人だと思っていたら4人だったんですが、その誰もが主人公になれるほど皆過去や感情を深く描いてあります。 そのため、台詞の一つ一つ、相手に掛ける言葉一つ一つが感情的で読み手にもずっしりと伝わります。 だから彼らに涙させられてしまいます。 慧介は…
高遠琉加 高永ひなこ
サガン。
遊びなれた攻が本気の恋に堕ちるという至極わかりやすいストーリー。 王道中の王道ともいえるこの領域でありながら、非常に面白かったです。 ルビー文庫だから…と躊躇している方がいれば、それは考えないで読んでみてほしいです。 ほかのルビー作品よりもしっかり読み応えがある印象(個人的な感覚ですが) 恋はたくさんしてきたと豪語する成澤ですが、実のところ、この出会いで気持ちが動いていくまで、それは「…
ハイ爺
もともと、高遠琉加さんの文章は好きです。 この完結編を読むにあたって、1冊目から通して読みました。 小説を読んでいて、ぞくっと鳥肌が立ったのは久しぶりです。 評価は「神」以外にない、と思いました。 ただ、BLを読みたい人に薦めていいものだろうか、とは思う…。 これ、男女だったらベストセラーになるんでは。 わたしは東野○吾の『白夜行』を連想しました。 (パクリとかではむろんなくって…
snowblack
この結末しかないだろう……そうは思っていた。 でも切ない。 続刊を楽しみにしていた読み応えのあるサスペンスロマン、 「神様も知らない」「楽園の蛇」に続き、ついに完結編。 最後まで目が離せず一気に読み進めたが 近づく悲劇の足音に、ざわつく胸を押さえらずに読んだ。 *前巻までの内容は記しますし、「ネタバレ」表示にはしますが この3巻の展開に関するネタは、やはり実際に読んで欲…
marun
シリーズ1作目から読みごたえがあった本格ミステリーのラブもの。 次はいつ出るのかと首を長くして待っていた甲斐がある程に面白かった。 サスペンスドラマ風でありながら軽さが一切無くて作中にどんどん惹きこまれる。 13歳の夜から始まった司と佐季の物語、骨太ミステリーで、 絶対ありきたりなハッピーエンドな展開にはならない、なりようがないと思いつつ 目が離せない作品のラストはそれでも事件解決後…