高遠琉加さんのレビュー一覧

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

初恋を拗らせた結果です

「壁の中の嘘と秘密」の先生編スピンオフなので前回同様男子寮でのお話ですね。
先生同士だけど、前作の二人と同様に今回の二人も同じ寮で同室だった時代があり、
思春期の独占欲と暴走気味の自己欲求が好きで欲しいと思っている相手を傷つけ
キラキラした青春の恋の輝きが一気に転落する様は痛く切ない。

若気の至りと言えば一言で終わってしまうが、二度と取り返すことが出来ない初恋の
顛末がなんとも痛々し…

3

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

愛すべき罪と罰

高遠琉加先生の作品は、確か二冊目。
前はシリーズものの一つの途中を読んでしまったのですが。
今回は、スピンオフものでした。
前作は未読ですが、まったく問題ないようでした。
またしても、小椋ムク先生のイラストで、つい買ってしまった。
どうにも小椋ムク先生に弱いらしい。

高校時代と教師になってからで、視点が入れかわる作品です。
時代によって視点が入れかわる事で。
まったく変わってし…

7

キャラ文庫特製小冊子 Chara Novels Collection 2013 グッズ

濃いのから、ほのぼのまで

毎月、毎年、次々と出される新刊。
その総てを追っかけるのは、さすがに無理。
って事で、既読のシリーズも、未読のタイトルもいろいろ取り揃えられてみると、
結構自分の好みが浮き彫りになってくるような、、、

「練習とは言えないけれど」普通にイチャラブ
「グッデイグッデイ」子どもネタ、エロなし。
「悪い虫」3人がかりで、特濃。
「同い年の兄~初めての家出~」やきもちからケンカして家出、最…

0

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

初恋のやり直し

『壁の中の嘘と秘密』のスピンオフ。
前作で意味ありげに登場していた二人の教師の高校時代~母校で教師として再会し結ばれるまでの話です。


【あらすじ】
お坊ちゃん育ちで世渡り上手な高校生・圭は、帰国子女の聖人と寮で相部屋になる。
無愛想だが本当は可愛い聖人を知るにつれ惹かれていく圭は、他生徒と親しくする聖人に嫉妬し、孤立してほしい、自分だけのものでいてほしいと願ってしまう。
その独占…

9

観賞用愛人 小説

高遠琉加  北畠あけ乃 

主人公たちに魅力感じず…

シャイノベルスはけっこう好きなお話が多く、お気に入りです。
表紙と裏表紙が一枚絵になっているのも、表紙の紙質も素敵です。
こちらの作品は大好きな北畠さんがイラストを描かれているのも、ポイントが高かったです。
や、それよりまず、このタイトルでイラストが別の方だったら買わなかったかも…
タイトルを先に思いつかれたとのことですが、もう少しレジに持って行きやすい方が良かったような。


攻め…

2

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

高遠さんは好きなのですが

最近になって手を出し始めた高遠さんの、シリーズ作品の一冊目です。
舞台は、一度閉店の憂き目にあったフレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』。


受けの理人は、20代でありながら本社からやってきた新しい支配人。
氷の貴公子然とした風貌で、『ル・ジャルダン〜』を立て直そうと必死になっています。

攻めの修司はかつてはカリスマ的な人気のあったシェフ。
暴力沙汰で店を辞め、今は理…

0

楽園建造計画 4 小説

高遠琉加  依田沙江美 

スカッとしました

全4巻、3つのCPが出てくるオムニバス。

本の途中でいちいち話が変わって、少し読み難かったです。カップルごとに別の巻に収録してほしかったかも。

好きなCPは蝶野と三木。特に三木が可愛いです。

家族のことばかり考えて真面目に生きてきたお子ちゃまな三木。年上の女性との恋愛に失敗して大恥をかいた蝶野。遊んでいるくせに恋愛に関してはロマンティストな芦屋。三人の男が蝶野の過去をめぐってすっ…

1

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

後半は攻め視点

ネタバレなしで書きたいと思います。

高遠さんの作品は『神様も知らない』シリーズでハマりました。
硬い感じのものを選んで買っていましたが、たまには毛色の違う高遠作品も読んでみたくて。


受けの三浦は23歳。
就職先を半年で辞めいくつかバイトを転々とし、今はフラワーショップでバイト中。

攻めの堂島は、三浦と高二時のクラスメート。
端正な顔立ちで、寡黙ながら目につく男。

2

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

キスだけでも萌える作品、恐るべし

『世界の果てで待っていて-天使の傷痕-』の続編です。
先にあとがきを読んで知ったのですが、まだ続くようでして。
前作に引き続き、攻め受けの視点が切り替わる作品です。
よく、続編を先に読んでも問題ないものも多いですが、出来れば順番通りに読まれるのをお勧めします。

変わらず攻めは元・刑事で探偵の統一郎。
受けは元・統一郎の同僚で刑事の雪人です。
といってもこの巻では、最後まではありませ…

3

狼と狐の夜 小説

高遠琉加  ヨネダコウ 

司郎のお陰で飽きさせない

薄めの本ですが、二段組です。
最近立て続けに読んでいます、高遠さんの作品。
攻め視点です。


攻めは元ボクサーで、現在は細々と鉄板焼き屋を営む司郎。
街金に借金があり、それを毎月綱渡りで返済しています。

受けの零は、過去に司郎が拾ったことのある、本名も年齢も何もかもが不詳の青年。
「バカじゃねえの」が口癖。


微々たる返済しか出来ない司郎へ割の良いバイトと称し話を持ち…

8
PAGE TOP