高遠琉加さんのレビュー一覧

葛城副編集長の最後の賭け 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

葛城目当てで前作読みました

『成澤准教授の最後の恋』のスピンオフです。
『葛城副編集長〜』読みたいがために、前作は読みました。


攻めの葛城夏彦は文芸誌の副編集長で、31歳。
父方の実家は有名な豪農でありながら、それを厭い本家とは一線を引いていました。

受けは、葛城家の関連企業で働く深見諒、29歳。
母が住み込みで葛城家で働いていたため、葛城家では使用人という立場。


幼い頃に母と死に別れ葛城本家…

1

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

若いってのは

「壁の中の嘘と秘密」のスピンオフ。
あのー正直なところ、前作があまり好きじゃなく、こっちはどうしようかな~なんて思ってたんです。あと高校の寮ものにそんなに惹かれないというのも。
でもこっちはツボでした。神と悩むくらいに。

この本、分厚いんですが、半分ちょっとは棚橋(攻)と朝倉(受)の高校時代のお話で、残りが現在のお話です。
前半は棚橋視点でふたりがくっつくまでと離れるまでが丁寧に綴られ…

8

世界の果てで待っていて -天使の傷痕-(新装版) 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

その後の続刊はもうないんですかね・・・

虚無仮説のような小説が読みたいと思っていて、偶然、むしろドラマCDのキャストさん目当てでCD聴いてみようと思って、原作も読んでみようと思って読んだら、すごく良かった。
もう何年も前の本だけれども。
2冊め出された後続刊はされてないようだけれども。
まだ続くんですよね?
ぜひ続きを書いて欲しい。

ネクタイ外してくれっていうシーンがとてもエロく感じた(*´Д`)

2

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

壊れそうで壊れない

スピンオフの『君は僕お初恋の人』を読んで本作品を思い出しました。
なのでこの機会にレビューを追加しておきます。

 ――― とってもネタバレなので未読の方は読まないでくださいね ―――

政治家の息子とその政治家の罪を被って失業中の元秘書の息子との出会いと恋の始まり。

二人が出会ったのは偶然なのか必然なのか。
学校一のモテ男 香司が寮の屋根裏部屋に女を連れ込み、それを知った同級生…

2

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

好きすぎて壊してしまった幼い恋心が大人になったら…

「壁の中の嘘と秘密」のスピンオフ作品だったことを読み始めてから知りました。

高遠琉加の切ないお話が好きです。
そして、寮生活、裏切り、別離、再会といったキーワドで最後にはハピエンをむかえるカップルの軌道をドキドキハラハラ、時には涙しながら追っていくのが好きなので読んでみました。

朝倉先生が大嫌いな同僚教師 棚橋と夏休みに寮で過ごすことになったところから始まり過去を回想します。

3

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

神よりの萌×2!

面白い!特に受けのキャラが!
高遠さんの一冊完結作品はあまり面白いと感じなかった(すみません)ので、放置プレイしてあったのです。
たまたま本棚整理で見つけて読んだのですが、これは手放さないで良かったと思いました。


受けの沖屋は、弱小出版社の男性向け官能小説誌編集長。
見た目は恐ろしく美形、中身は雪女な28歳で、カミングアウト済み。
常に数人セフレを持ち、恋人は作らない主義。

7

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

初恋は熱病

前作「壁の嘘と秘密」で登場した、寮監先生達のお話。

高校時代に寮の同室だった二人。
ある事件をきっかけに、熱病のように甘い関係に溺れ、
そしてあっけなく崩壊した、
そんな初恋。

この本は、そんな初恋の顛末と、
それぞれ学校から一度外に出た二人が、
一方は教師として戻り、
それを知ったもう一方が、外の世界の全部と引き換えに、10年前の初恋を取り戻しに来るお話。

前作は、…

4

成澤准教授の最後の恋 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

表紙と挿絵のギャップ

攻め視点の作品です。
ちなみにSSの方は受けの一人称。
サブキャラの葛城副編集長(激しく好み!)が主役のスピンオフを読むために、本編であるこちらを読みました。
攻め視点は好きなのに、どうにも読み進めるのが苦痛な作品でした。


攻めの成澤は31歳の若さで、フランス文学学科の准教授。
端整な容姿で女性受けしながらも、どこか冷めた目で世間を見ています。

受けの蒼井は、成澤の友人であ…

2

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

初恋を拗らせた結果です

「壁の中の嘘と秘密」の先生編スピンオフなので前回同様男子寮でのお話ですね。
先生同士だけど、前作の二人と同様に今回の二人も同じ寮で同室だった時代があり、
思春期の独占欲と暴走気味の自己欲求が好きで欲しいと思っている相手を傷つけ
キラキラした青春の恋の輝きが一気に転落する様は痛く切ない。

若気の至りと言えば一言で終わってしまうが、二度と取り返すことが出来ない初恋の
顛末がなんとも痛々し…

3

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

愛すべき罪と罰

高遠琉加先生の作品は、確か二冊目。
前はシリーズものの一つの途中を読んでしまったのですが。
今回は、スピンオフものでした。
前作は未読ですが、まったく問題ないようでした。
またしても、小椋ムク先生のイラストで、つい買ってしまった。
どうにも小椋ムク先生に弱いらしい。

高校時代と教師になってからで、視点が入れかわる作品です。
時代によって視点が入れかわる事で。
まったく変わってし…

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