高遠琉加さんのレビュー一覧

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

疾走感があり、読み応えあるストーリー、圧巻でした。

最後まで、ストーリーに魅了され、心揺さぶられた素晴らしい作品でした。
流や慧介、また警察の上司など、先生の描く漢前が大好きです。

特に流さん。アルコール依存の一歩手前で、ネクタイとかがユルユルでも、使命を持ってぶれず、そして情が深いところにとても惹かれます。
切り捨てるけど、手を差し伸べる、見捨てない。
流が最後まで佐季のことを、
「ずっとお前の手を握ってやりたかった」
「引っ張っ…

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楽園の蛇 神様も知らない(2) 小説

高遠琉加  高階佑 

シリーズに深い意味を残す2巻でした。ストーリー展開が素晴らしい。

ストーリー展開が本当に素晴らしい。
司、佐季、周囲で起こる死亡事故、殺人事件、うまく交錯して、
登場人物たちの過去、生い立ち、心の揺れなどが明らかになるにつれ、こちらの読む速度もどんどん加速していきました。
読者である自分が、小説に飲み込まれていくような気持ちになりました。

若い頃の流と、教育係の簗瀬。
事件の真相に迫るこの2人の男同士の固い絆と、仕事に対する情熱と信念には、惚れ惚れ…

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神様も知らない 小説

高遠琉加  高階佑 

ストーリーが面白くて一気読みです!

「世界の果てで待っていて」にどハマりしまして、高遠先生の作品を色々読んでいます。

ストーリーがめちゃくちゃ面白い。
そして、男前な登場人物が本作でも良すぎる。

教会での場面から始まる本作。
モデルの転落死事件から、4人が交差する。

刑事 慧介
刑事 流
花屋 司
モデル事務所社長 佐季

慧介と司。
司の視点で語られる慧介は、明るい場所が似合い、漠然とだけど、惹か…

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世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

本作のような作品を求めていました。最高。

ストーリー、心理描写、そして、統一郎と雪人、全てに惹き込まれ、一気に読みました。心を揺さぶられる素晴らしい作品でした。

今回も統一郎がやはりとても魅力的でした。
殺人事件の重要参考人である双葉の姉である以知子から、弟双葉を探す依頼を受けた統一郎。
双葉や、以知子に対する接し方、みんなに頼られ、包容力がある。
冷静に分析する中で、警察の組織とぶつかる。
雪人と衝突したいわけではないのに…

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世界の果てで待っていて -天使の傷痕-(新装版) 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

こんなに惹きつけられる作品に、出会えたことに感謝

決して甘くないけど、漢同士の魂のぶつかり合い、結びつきがとても好きで、私にとっては間違いなく神作品でした。

探偵の統一郎
刑事の雪人

奏が統一郎の探偵事務所を訪れ、双子の律を探して欲しいと言う話から始まる。

統一郎の奏に対する対応が絶妙で、子供だから相手にしないということはなく、対等に人としてきちんと対応するところで、統一郎の人柄が表れていた。
奏が「子供にまともにありがとう…

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天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

「好きだから。好きで、好きで、大好きなんだ」

高遠先生にしては(?)ライトな作風に興味を惹かれ、読んでみました。
三角関係ではないんだけど、大事な登場人物が3名出てきます。

主人公の七塚(平凡攻め)
七塚が片想いしている篠(健気受け)
そして、篠の幼なじみで同居人の高峰(イケメン)

恋愛としては七塚×篠でCP成立しているので、ご安心ください。
ただ、高峰の存在感がすごいんです。

イケメンで家柄良くパーフェクトな高峰の…

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三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

ふたりには必要な時間だった

出会いから気持ちが交わるまでの10年間。
それぞれの視点で、その時々の素直な気持ちを感じることがてきて、ものすごく引き込まれました。

16歳だったふたりが26歳になるまで。
"自分の生活の一部"に相手を組み込みながらそれぞれに日々を送り、
やがてその想いはカタチを変えながらも衝動的に動いたりすることなく
相手を失うことがない距離感を保ち続けた10年間。
わかりや…

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『愛と混乱のレストラン』番外編

高遠琉加先生の『愛と混乱のレストラン』が大好きで、未だに何度も読み返しています。
シリーズの番外編が掲載されているということで、どうしても読みたくて入手しました。こちら電子配信はないようです。

本編

夢の庭「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編プレミアム小冊子(電子配信あり)

今作「エッグ・ミルク・シュガー」
の時系列です。もう10年も前の小冊子で入手困難だと思いますが、…

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三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

No Title

評価を星4と星5で悩んで星4にしました。
読んでる最中は本当に切なくて、2人から目が離せなくて、「星5確定!」と思っていたのですが、なんていうか、読み終わった時に感情が高ぶらなくて、尻すぼみ感がありまして、こちらの評価になりました。端的に言うと結ばれたあとの2人がもっと見たかったし、悪い奴が登場する監禁シーンに盛り上がりが欲しかったです。

十年に及ぶ両片思い。自分の気持ちを抑えて、相手のこ…

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三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

美しい心に触れていやされました

口数が少ないけど発する言葉は誠実で、ただ一緒にいるだけで安心感を与えてくれる真面目な樫本。こいつがニブチンだけど出会った高1の時からまっすぐ正直もんっていうのが26才になっても全く変わらないのが良かったな。
逢沢は生まれつきのルックスの美しさがあるのに自己肯定感が低くて、その落ちてしまう心を支えてもらうために10年途切れず電話し続ける。

自然が美しい岐阜での高校生活が短いけれど素敵でした。…

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