あべちかさんのレビュー一覧

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

大好きな作品

連載時から大好きで読んでいました。
サガルが同一人物なのか信じられなくて、当時読み返しました。
そして読み終えてから、また読み返しました。あれもこれも全部作り物なのかと。。
書籍化されたことが嬉しいです。この衝撃は是非色々な方に読んで感じて欲しい。
足のマッサージのシーンが優しくて色っぽくて、でもその足は実は戦争で欠けている。
愛しくて優しくて温かいものが、靴下を脱いだら恐ろしい印象に変…

4

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

哀しい人造の生き物

なんで、そんなに評判になっているの?と興味深々読みました。
サガルは、ポケモンの「ミューツー」に似ている。

凄く悲しい、近未来の南の国(多分日本国)で、王族が開発した試験官ベビーのSF・サスペンス。
一章進む毎に「嫁に来たサガル」の秘密が明かされる、展開が遅い前半、気が長い人向けの小説。
印象深い箇所をメモ。

神父の紹介で結婚したサガル。
婚礼式の翌日、夫は出稼ぎに出立。
青…

7

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

読み応え充分な一冊

とても分厚い本で更に2段組で、いつ手をつけようかと思っていました。

でも読み始めると止まらなくなるほど面白いです。一冊でシリーズ物を読み終わった満足感がありました。

初めは打算でサガルと結婚したローランが、彼を愛するようになって大事にして行くのに何年も掛かっているのがとても良いです。
でもダラダラした文章で無いのが読み易いのです。

必要な箇所で他者視点で書かれているのも分かりや…

8

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

重厚壮大な物語

花嫁、子ども、体格差、避けがち三要素だけどもフォロワさんのヤバBLということで読んでみたら!ちょっとワケありな花嫁がちょっとどころじゃなくて上の上の上の展開!人情、日常、異国の風情、策略、温かみと血生臭さ、心の在り方、壮大すぎて深くて重くて優しくて!どすんです。 ふわふわファンタジーかと思ったら骨太だった!
無骨なローランと健気なサガルが何年も時間をかけて心を通わせるのがね、もどかし~2人の人柄…

4

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

ほっこりファンタジーだと思ったら

あらすじ斜め読みかつ‘あ、なんか子育てファンタジね、好き好き’と見切りで購入。
ちょっとお高いわ~と思ったけど、全然お値段相応の内容でした。

エンタメBLというか、戦闘モノSFというか、さらに子育モノかつ
身分差・体格差etcといった萌え要素も織り込んでいて、非常に個人的好みをついてきます。
なにこれ面白いとよくよく本書のあおり文言をみると「~戦うお嫁さんファンタジー」とちゃんと書いて…

10

遠い国の小さな花嫁 コミコミ特典SS小冊子 おとぎばなし グッズ

ところ変われば

本品は『遠い国の小さな花嫁』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、おとぎばなしについてのお話です。

サガルはローランに嫁いできて不思議に思っている事がありました。
誰に相談していいかわからず、自分の思いすごしかも知れないと思う
し、自分が気にしなければいいだけのことだともおもいますが、
何か変だなという思いが消えません。

刈り取った羊の毛を毛糸にするための作業をしていたサガル…

1

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

可愛い花嫁モノではありません

今回は平民ながら自国の流通の要を担う子持ちの貿易商と
遠い国から嫁いできた訳ありそうな青年のお話です。

身分制度に縛られる攻様が妻に迎えた受様の事情に巻き込まれながら
苦難を超えて親子3人の幸せを掴むまでと後日談的短編2本を収録。

攻様の育った北の国の田舎町の男達は一年の大半を出稼ぎに出、家族
とは冬の一時のみ過ごす生活をしています。

攻様が継いだ家は代々王都での行商と貴…

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