ライラ・ペースさんのレビュー一覧

ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

大人の恋!UKドラマ好きには最高!

2人の恋の行方に集中して読めます。
でも、恋愛感情だけではない、お互いの立場、家族、仕事それぞれへの思いも丁寧に描かれています。王室ものとして、現代的で現実的。極端に無理な展開はありません。
出会いの場面は、美しく緊張感にあふれています。一目惚れのような展開ですが、短時間にお互いを理解していく心の動きが感じられます。
ドライに見える2人の間で想いが積み重なり溢れていくのを感じさせる描写は、本…

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ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

内容よりも、著者に興味

不敬を承知で、実存する国の名を使い、
架空の王太子を登場人物に選んだのか、動機に興味が沸いた。
さもありそうな妄想を描く作家だと思う。
著者の勇気を評価して、神。

Lilah Pace
アメリカ南部在住。
もともとニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに名を連ねる作家だが、そちらとは別に「ライラ・ペース」名義でも作品を発表。
イタリアや英国で暮らしたことがあり、英国の映画俳優…

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ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

ハラハラの連続

物語が大きく動いていく下巻です。
ジェイムスが、ベンが、インディゴが、自らの人生を決断し、歩んでいきます。

上巻から引き続いて非常に骨太で、計算された物語。
人物の繊細な心の動きが丁寧に描写されていますので、何度も涙腺が緩みました。

大きな波乱のあった二人が日常を過ごす描写に微笑ましくなってしまいます。
エロは上巻ほどしっかり描かれているわけではないのですが、雰囲気というか、匂わ…

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ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

心に染みる切なさ

読んでいて何度も涙がこぼれました。
互いに思いやる愛情が、本当に美しく、丁寧に描かれていました。
愛があるからなんでも許せる、受け入れられる、ということではなく、背景にある葛藤、苦悩が掘り下げられているので、奥深い人間性を感じさせてくれます。
非常に骨太な物語でした。

評価の高さから軽い気持ちです読みはじめましたが、素晴らしい本と出会えたと思います。
翻訳なので、日本では見慣れない表…

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ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

玉の輿でラッキーとはいかないもの

前作ロイヤル・シークレットは、出会いから交際、まさかの王子様のカミングアウトまでのロマンティックストーリーで、ドキドキが詰まったお話でした。
今作はその続き、さて王子様がゲイとカミングアウトしたらどうなるのかの現実のお話。
とても苦しくて、2人の行く末が気になって仕方なかったです。

産まれた時から、マスメディアに晒されて生きてきたジェイムスと王子様のお相手として急にプライバシーが無くなっ…

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ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

大人の愛

ロイヤル・シークレットの興奮冷めやらぬまま、続編のこちらに。

もー最高でした!!

ロマンチック度はロイヤル・シークレットの方が相当高いと思います。
こちらはもっと現実的な問題を二人がどう乗り越えていくか、というのが主題になっているので、少ししんどいです。

お互いのことが大事、愛している。でもやっぱり自分の事も大事。

この辺の葛藤が苦しくも面白かった!ベンの気持ちすごくわか…

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ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

こんな健気が欲しかった

原著がネットで話題になってた時に気にはなっていたのですが、訳本が出る頃にはすっかり忘れてました。新書館セールで発見して購入。セールがなかったら出会えてない。新書館さまありがとうございます!


最高でした!!
これぞ神作です!
もう本当に心を揺さぶられました。
涙が出てしょうがなかった。

ジェイムスの気持ちが痛いほどわかって、辛くて辛くて・・・作者さまの力量に脱帽です。
ストー…

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ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

「どのように生まれてきても」

序盤の摂政王子の民衆に向けた告白とその準備にはこちらまで心臓バクバクでした。

「私たちがどのように生まれてきたとしても、私たちはどこにいても名誉と尊敬に値する」

彼のためだけでなく、英国民だけでなく響く言葉に泣きました。
この作品が甘く描かれた訳では無くても、現実はもっと入り乱れ厳しいかもしれない。けれどももしこんな王子がいたら応援したいと思わずにいられません!
そして英国王室にと…

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ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

2人の関係性が好き

答えて姐さんで好きなリバ作品を教えてって載せておすすめして貰ったひとつ。
海外BL小説初チャレンジでした。

私は、海外小説に苦手意識があって手を出しづらいなと思ってました。比喩が多い。一文が長くて何が言いたいかわからなくなる。習慣が違うからニュアンスまでがわからない。登場人物が覚えられない。
なんて事がありました。(BL作品ではない小説です。)

それが、すっごく読みやすくて驚きでし…

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ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

BL版ローマの休日

邦訳小説や洋画吹替えはどうも苦手で殆ど触れないのですが、yocoさんのこの美しい表紙とあらすじがずっと気になっていてセール期に購入しました。結果最高でした。ライラさんも翻訳者さんも二人ともの仕事が素晴らしいです。

英国王子と記者の恋とはまるで「ローマの休日」のようで、王子が城を抜け出してベンのアパートの生活音を楽しんだり、街の散歩や宅配食にハイテンションになる様子が微笑ましいです。かの映画で…

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