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sono.N
雀影
ネタバレ
十代と二十代で出会ってから、ほぼ10年毎の人生の区切りの時期を、行きつ戻りつしながら、二人の暮らしの、その最期までを描き切った作品は珍しい。 更に、年齢を重ねてからの性的な肉体の触れ合いまでも、しっかり描いている作品なんて、ほぼ読んだことなかった。 最近の初読み作家さんのご本は、びっくりするくらい絵が綺麗でお上手だったり、びっくりするくらいすごくエロエロだったりする。 でも、この作品にあるの…
銀次郎
ここまで2人での生活を最期まで描ききっている作品は、珍しいと思います。 エピローグでちらっと描写がある作品もありますが、しっかりと軌跡を辿って描かれているところに感動しました。 過去と現在が交錯しながら話が進んでいきますが、過去のエピソードを見るたびに、現在の2人での生活にぐっと厚みが増すように感じました。 劇的な出来事があるわけではないのですが、同性2人であればどうしても衝突してし…
ミネミネ
おじさんものはちょっとと思っている人にも是非おすすめしたい一冊です 特に本を読むのが好きな方には読んで欲しい こんな関係を築いて一生を過ごせるなんて夢物語にしかないような気もしますが、書かれていないところでは色々あったんでしょうね 主人公2人のお互いを思いやる心と、一緒に生きていくことに対する誠実さが素晴らしかったです 苦手意識は勿体無いですよ、是非読んでほしい一冊です
悪者。
スタートは50×60のエッチシーン。 ここは好みが別れる部分だが、 なぜかエロスが滲み出る優しい描写。 ここだけで、二人が慈しみ合い生きてきた事が見える。 先に定年退職した真に和彦は自分も定年退職した後の夢を語る。 大学受験の和彦の元に来た10歳年上の真。 勉強へのモチベーション向上の為、 和彦は成績が上がる毎に真のプロフを作る。 ↑ここは20年前学生の人は馴染みあるやつ! …
cpurin
死が二人を分かつまで、を描いたBLは今までにもあったと思いますが、ここまでガッツリ高齢者同士のセ○クス描写描いた作品は初めて読みました。 そして、そのシーンがあるゆえに萌えられなかった。若かりし時の回想シーンだけなら良かったんですが、高齢者同士の性描写が生々しすぎて…すみません。 ただ、ストーリーはとてもしっかりしていると思いましたし、お墓を建てる話のところなんかはウルウルしちゃいました。 …
アキタ
18歳の和彦と28歳の真。 想いが通じて結ばれたふたりのお話しはそこでハッピーエンドでその先は読者各個人で思いを馳せるところなんですけれど、この作品は結末のさらにその後を共に歩んでいくふたりのお話しです。 とはいえ、物語の冒頭は55歳の和彦と65歳の真のエピソードで、そこからふたりの出会いを回顧したり、時を進め終活をして…と、ふたりの歩んできた人生の軌跡が一冊を通して描かれています。 …
ダラダラ
出会いから最期まで。 2人の転機となる部分を切り取った、いとおしき日々です。 もちろん描かれていない部分では様々な困難があったことでしょう。 カミングアウト、会社での立場であったり、養子縁組など。 でもそれを敢えて描かずただただ2人が睦まじく過ごしている様子が描かれています。 たかが10歳差されど10歳差。 若いときだけではなく、年を重ねても新たに困った問題が出てくるのは新鮮でした…
ふばば
「いとおしき日々」協力店web共通特典となります。 以下、内容となります。 ↓↓↓↓ モノクロイラスト1ページ。 タイトル「いとおしきパラレル 18x65」 縁側にて。 一冊の本を広げている真さん(65)の膝枕に甘える和彦(18)。 和彦「何の本?というか何語?全然読めない…」 真「三十年後に君からプレゼントされる本 ドイツ語」 パラレ…
くみぽん
帯に、「50代×60代のBL」と書かれていてとても気になり購入した作品。 10歳の年の差の2人の出会い、恋、葛藤、お付き合い、養子縁組(家族になる)、看取り、死…… この生涯の時間を時系列ではなく、行ったり来たりしながら2人の人物を読ませてもらった。 必ず誰しも均等に訪れる変化を大きな抑揚でなく、ただ、ただ、自然に流れるように描かれている。 初めてのHから年齢を重ね、勿論、…
2019年発表のアンソロジー「熟れおじBLー攻め&おじ同士ー」で本作内の一編「小春日和」が収録されていて非常に印象深かった作品。 ずっとまとまるの待ってました! でも若い人にはどうなのかなぁ?の50代x60代BL。 しかしながら、ただくっつきました、Hしました、はいハッピーエンド、というストーリー展開に飽き足らない読者層は確かに増加しているのでしょう。 そこで、人生を共に過ごす…