みみみ。
先の展開は大体読めてしまうけれど、受けの二宮の健気さ、一途さが暴かれた際には萌えましたし、絵のタッチも含め綺麗にまとまっている作品だったと思います。二宮が本の主人公である蛍に自らを似せていた頃と、本来の彼の姿があまりにも違い過ぎて、よく蛍になりきれたなぁと感心すると共に、それだけの覚悟と熱を持って浅田に近い存在になりたかったんだなと思いました。読む前に想像していたより切な過ぎることもなく、すっき…
とても美しくて、ある種耽美派には嬉しい物語。少し何かに似ているかもしれないけれど。
私達は 息を詰めて、時が醸成されて行くのを見つめるしか無い。
モチーフになっている 浅田のお気に入りの小説は、確かに何かを彷彿とさせるんだけれども架空の物語に違いない。(あれだよね、きっと。)だいぶ官能的な描写があるというそれを親が買い与えたというのも解せないが、浅田はそれに夢中になっていく。
「蛍」を描いた…