たろまろさんのレビュー一覧

八月三日 小説

たろまろ  苑生 

タイムスリップ SF要素入りBL

2009年8月3日に起きた事故。
タイムワープして、白崎君を事故から救う主人公。
白崎君に起きた事故、事故で負った怪我を何とか軽くしてあげたい
という祈りが、奇跡を起こす。

実際にそういうことが起きるのかと言えば、無理だと思うけど、
もしあの日、あの時のアレが少し違っていたら・・とやり直したい事は誰にでもあると思う。
この物語は、そんな小さな奇跡を書いた物語。

白崎和人:26…

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八月三日 小説

たろまろ  苑生 

BLっぽくはない

正月から切なくて辛くて可哀想なお話読んでしまいました。冒頭部分いきなりタイムスリップのような状況から物語がはじまり、だんだんその理由がわかっていくというスタイルです。

交通事故で記憶障害を起こし、毎日14時間分しか新しい記憶を上書きすることができず(事故前の事は憶えている)日々絶望を繰り返している患者と患者に誠意を込めて寄り添う介護士のお話。この中盤の病院での部分がリアリティがあって丁寧に描…

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八月三日 小説

たろまろ  苑生 

丁寧に描かれた優しい世界

この物語は「一ノ瀬優」と「白崎和人」の物語で、そこに男だからとか女だからというものはありません。たまたま二人の性別が男だっただけの、人が人を懸命に真っすぐに想い愛する物語です。劇中に「男同士なんだからそんな意識しなくても」的な描写はありますが、BLによくある「男同士故の葛藤」はないです。この物語でいうBLのLはそういうときめきやヤキモチやドキドキという恋ではなく『人が人を想う愛』の物語だと思いまし…

5

八月三日 小説

たろまろ  苑生 

問題作ですが、結末が残念…

WEB小説とBL出版社が組んだ新人小説家の発掘プロジェクトの受賞作です。
終盤までリアリティーに溢れる素晴らしい内容だったのですが、最後にまさかのファンタジー展開に力が抜けました…。何故ああいう結末にしたのか、非常に残念です。
ただ終盤までは非常に読み応えがあります。考えさせられる事が多い作品です。

すごい題材を取り扱った作品だなーと思いました。こういう障害があるんですね。。

7

八月三日 小説

たろまろ  苑生 

めっちゃよかった!!

BL好きの腐男子です
今回読ませていただいて、率直に思ったのは「BLに初めて触れるにはこれがいい!」です。
というか、作品の内容についての感想は他の方が話しているのでそちらを参考にしてください。
BL自体に興味はある…もしくはアニメなどの二次創作でBLに触れた事がある方で、こういった小説を読んでみたいと思う方はぜひおすすめしたいです。

ドロ甘な絡みの性描写などはありませんが、純愛で心理…

7

八月三日 小説

たろまろ  苑生 

もやもや

『エブリスタ天下分け目のBL合戦』受賞作です。
とても読みごたえがあるお話だと思います。
高次脳機能障害の患者さんを介護する主人公、一ノ瀬の優しさや頑張りにとても共感出来ましたし、患者を支える施設職員の温かさもうるうる来ました。

また、なんと言っても短期記憶障害を持つ白崎の描写が圧巻です。
彼は朝起きる度に、昨日の記憶が消えてしまうのですね。
事故に遭った20歳の時までの記憶しか保っ…

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八月三日 小説

たろまろ  苑生 

こんなの待ってた

完結まで読み、最初の一ページを読み返すと熱い涙が溢れてきます。

こういうの読みたかった。読むまでわかりませんでした。純愛ものより、どちらかというとドロドロエロエロが好きなので、お涙頂戴的な話は興味なかったんです。でも、これ良いです。
泣けるのですが、可哀想だから泣くのではない。一ノ瀬さんに感情移入してしまうからでしょうか。一ノ瀬さんが泣き虫なので(笑)一ノ瀬さんが泣くと一緒に泣けてしまう。…

14

八月三日 小説

たろまろ  苑生 

完全に予想外でボロボロ泣かされました

交通事故に遭い、記憶障害を負ってしまった青年ー。
そんな彼を救おうと、事故の前の彼に会いに行き・・・と言うタイムスリップものになります。

あのですね、いい意味で予想を裏切ってくれるんですよ。
過去改変がメインと思いきや、記憶障害を負った受けと介護士である主人公の、切なくも優しい交流がしっかり綴られていて。
タイムスリップものでこの切り口って、斬新だなぁと。

毎朝目覚めるたび、「は…

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