いおかいつきさんのレビュー一覧

真昼の月(3) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

何より秀一さんのキャラクターに惹かれました!

全て読み終えて、やはり最後はこの評価にするしかないでしょう!
最後まで秀一さんは秀一さんでありました!
そして、辰巳も(秀一さん以外には)他人に興味のない、
自分本位のヤクザでありました。

結局、そこを嫌いつつもありのままを受け入れ、
更に自分の思うところも通してしまった秀一さんなのでありました。

もう引き返せない。
もう帰るところはここしかないと、
今回の事件が決定的にな…

3

真昼の月(2) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

女子供にデレ優しいのに、辰巳には塩対応は相変わらずです!

ホント、このシリーズ面白いです!
何度も版を重ね、新装版が出るのもよく分かります!

ありがちな、ヤクザ×堅気(元)刑事なんですが、
この二人、甘い所が殆ど無い!
いや、秀一に対しては、辰巳は相当甘いのかもですが、
秀一の辰巳に対する塩対応が相当しょっぱい!

今回も甘い所は欠片も見せない秀一さんですが、
最後の最後に動いちゃいましたね。

二人の恋の行方がどうこうというより…

3

真昼の月(1) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

男臭いハードボイルド、でもしっかりBL!

いつもの私の評価からするとこの作品、
ちょっと……いや多大にらぶらぶ不足なんですが、
それを差し置いてものこの評価。

なかなかハードボイルドなお話で、
何より主人公の秀一がかなりクール。
BLの受け様にしては珍しいタイプかと。
攻め様の辰巳にいきなり拘束されてイタされちゃっても、
悲壮感の欠片もない。
更に自ら囮になって、裏ビデオのモデルになったりと、
多少自暴自棄にもなって…

4

ラブ&ジャム 小説

いおかいつき  國沢智 

フランスに来てまでも!?相変わらずな面々

リロードシリーズ、14巻目。
今回の舞台は何とフランス!!
フランスで親戚の結婚式に参加した神宮が、宿泊先のホテルでまたしても殺人事件に遭遇する。
日本の警視庁に入った要請を受け、急遽神宮の元へと飛び立ったのは、一馬と警視庁捜査一課の本条&吉見コンビ。
吉見ってば一馬と共に過去のリロードシリーズ出張編の京都、沖縄、北海道とすべてコンプしているんだなってのに気が付いたが、元は叔父である副総監…

1

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

前半の爽やかムードから一変・・

ライトなミステリー小説のBL版です。続きが気になり一気に読み進めました。読みやすい文章なので、サクッと読めます。矛盾点や引っかかる所も特に無かったです。事件の進行に重点が置かれています。

高校の部活仲間の十年ぶりの同窓会を兼ねたお泊まり会を舞台に事件が起こります。部活が部活だけに仲間達も一変の闇も無く清爽なメンバー達と思っていると、意外にドロドロしてた・・・という感じでした。事件…

4

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

冷やかし禁止の同窓会事件

高校時代のバスケ部員が集まっての同窓会は単に昔を懐かしむものではなく、意図的に集められた顔ぶれから、とある真相を探る為のものだった。

最初はいおか版サスペンス劇場かと思っていたら、いざ読みだすと真面目なミステリー仕立てとして舞台の状況説明がじっくりと書かれていたのには内心頭を抱えてしまい、この部分を読むのに難儀した。
実はミステリーものでも主人公や登場人物の心情を追って読むタイプで、建物・屋敷と…

3

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

ふたを開けてみれば…

とても悲しいお話でした。
なんとなく不穏な空気感が漂う麻々原さんのクールなカバーイラスト。直感そのままのイメージどおり、甘々やほのぼのとはほど遠い、ミステリー要素の強いストーリーです。

はじまりは同窓会の通知。
高校時代バスケ部主将だった最上佑は地元の千葉を離れ、京都にある大学で日本史学の第一人者に師事し助手として働いている。

同じバスケ部同期だった橋爪も佑と同じ大学に進学し、卒業…

4

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

シリアスー&めちゃ戸惑い

麻々原先生の挿絵が見たくて購入。初めましての先生でした。殺人事件もので、色っぽいお話は最後の方のみです。シリアスなお話がお好きな方には良いのかも。攻め受けとも、単品では好ましい方々なんですが、カプとして見た時に今一つ個人的萌え上がりに欠けてしまったので、中立です。先生ごめんなさいー。本編210Pほど+先生のあとがき です。

お話は、佑(たすく)が京都の大学からの帰り道、今朝受け取った同窓会の案内…

4

真昼の月 下 小説

いおかいつき  海老原由里 

終わっちゃうのは淋しい……

わりと気軽に読めた上巻と比べて
中巻では血腥さが増し、
さらに秀一自身が酷い目に遭うのがこの下巻。

あらすじにあるように、薬を使われ監禁され
おまけに……、という状況にあっても秀一が「らしさ」を失わないのが本当に好き。

裏切られた過去や今置かれている状況にうちひしがれ
ただ助けを待つのではなく。
例えば、敵を全て一人で倒して監禁場所から脱出してくるというような
「そんな無茶…

3

真昼の月〈上〉 小説

いおかいつき  海老原由里 

一番の魅力は……

ドラマCD →原作。

この作品の何が好きかと言うと、キャラクターが魅力的だということ。

特に好きなのは、なんたって秀一。
いわゆる「男前受け」と言えばこの人!
だと思っている。

言うこと・やることを見れば「可愛げ」とはかけ離れた辰巳も
こと秀一に関してだけは可愛く見えてくる。

メインカップルの二人だけでなく周囲の人たちも楽しいというのがまた良し。

メイン二人の肩…

4
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