後藤星さんのレビュー一覧

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 第五の運命 小説

秋月こお  後藤星 

高嶺編です

シリーズ本編が一応の終結を向かえたあとも、ぽつぽつと続いている外伝シーリーズの3冊目。
今回の主役は、生島高嶺。
ニューヨークから日本に訪れた高嶺ファミリー。
マムや妹たちは日本観光、高嶺と空也は富士見ホールでのコンサート。
美しく大きく育った空也、しかし高嶺の間には微妙な空気が、、、。
前半「サプライズの行方」で空也に高嶺との関係修復を託された悠季。
自分の芸術と恋愛という問題を、互…

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水槽の中、熱帯魚は恋をする 小説

うえだ真由  後藤星 

アロワナ。

アロワナです。

読みながらも読み終わってからも、いちばん印象が強いのはアロワナでした。

もちろん、キャラクターやその関係性をアロワナに投影しているというのはわかった上で、だから何!?としか。

う~ん、どうにもキャラクターが好みじゃないんです。

特に桂真(攻)が、あまりにも掴み所がなさ過ぎるというのか、まあハッキリ言うとまったく魅力を感じませんでした。

もっと言うな…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 ビオラを買いに 小説

秋月こお  後藤星 

本編の最後の方より、面白い!

昨年完結した大長編「富士見二丁目管弦楽団」の番外編第二弾。
「ビオラを買いに」「通奏低音」の二編が収録されている。

ビオラを買いに行った先は、なんとクレモナだったりするんですよねー。
さすが桐ノ院圭。
ま、それはともかくとして……


表題作は、桐ノ院視点。
本編50巻近く、終始私は悠希が苦手で好きじゃなかったので、
こうして視点が桐ノ院だと、読みやすさと好感度が全然違う。

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 ビオラを買いに 小説

秋月こお  後藤星 

桐ノ院 圭は理屈っぽい

先頃完結した富士見シリーズの外伝(作者様曰く『アンコールシリーズ』)その2.
表題作は圭視点。
なので、非常に理詰めで、くどくどしい語り口。
でも、そのくどくどした言葉で語られるのは、、、。
悠季のカルテットの練習を「手伝ってあげる」つもりで圭はビオラを始めようとしましたが、いかに自分が思い上がっていたか、悠季の本気の指導に思い上がりを打ち砕かれてしまいます。
悠季の人間的成長が伺える作…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 檻の中 小説

秋月こお  後藤星 

結局、外伝として続くわけ?

書き残し外伝集ということで、多方面のお話が読めました(笑)
最終話の種明かし的お話はもちろんありましたが、主役のふたりではなく、ああ、あの人はこういう人だったんだ~という新しい発見とか、彼らに愛されたふたりというのがよくわかる1冊になりました。
悠季の師匠、福山先生とM響のドタバタが面白かった。
またの外伝集という作者さまの言葉もあり、期待して良いのでしょうか?

そんなこんなで今月また…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 富士見二丁目交響楽団(下) 小説

秋月こお  後藤星 

完結おめでとうございます

富士見二丁目交響楽団完結おめでとうございます♪
シリーズ最後のとんでもない事件もあっさり解決、念願のフジミ音楽ホールの完成という素敵なフィナーレでした。
このシリーズは雑誌掲載時から読ませて頂きましたが、途中、中抜けしました(笑)
敢えてその中抜けを補填しないで読み続けました。
シリーズを書き続けた秋月さん、20年間一度も休まずこのシリーズを応援した方にブラボーとアンコールの拍手を送りたい…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 富士見二丁目交響楽団(上) 小説

秋月こお  後藤星 

なんかラストが不安になってきた

長かったシリーズもラストスパートですね。
悠季ってバイオリンの腕は上がったみたいだけど、世間一般的な部分ではまったく成長していない、もしかしたら後退しているのでは?と思わせる内容。
圭やまわりが「悠季はバイオリンだけ弾いていればいいんだよ~」と甘やかしたツケでしょうか。
いや前作「冬の旅」の最後を読んだときにこうなりそうと予想はついていたけど・・・冷静さを欠いた悠季の行動に呆れました。
最…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 冬の旅 小説

秋月こお  後藤星 

長寿シリーズ、ゴールが近づいてきました

ブランクがあって途中がごっそり抜けていますが最後は読まなくちゃ(笑)
コンクールで優勝した悠季が凱旋帰国です。
あちこちから引っ張りだこで祝福の嵐。
有名になって色々と大変なこともありますが圭から指輪をもらったりして相変わらず幸せなふたり(笑)
変わったことは悠季に女性のマネージャーがついたことくらい?
そして、最後に大変な事件が勃発。
巻き込まれた圭は落ち着いているようですが悠季はお…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 檻の中 小説

秋月こお  後藤星 

大変面白かったのだが…

最初に、この本は全くBLとは言えないということをお断りしておきます。
萌えは皆無ですし、個人的に気にくわない思いもあり評価は「中立」としましたが、
非常に面白かったです。

富士見は桐ノ院と悠希の二人の物語ですが、彼らを結びつけ彼らが愛する市民オケをはじめ
彼らを取り巻く人々の群像劇という側面があります。
今回のこの外伝では、二人の関係に関しては殆ど取り上げられていないのですが
周囲…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 檻の中 小説

秋月こお  後藤星 

富士見ファンへの

お楽しみ感謝本。

長かった、富士見二丁目シリーズ本編が、最後にあんなエピソードで、怒濤のような展開で終わりを迎えたので、
確かに、アレはアレで、ずっと書き続けられた二人の物語を一段落させ、一応の終わり迎えるのに必要なピークではあったと、得心はしているのだが、
でも、やっぱり、このまま終わりって、
それって、
それって、、、、、、、

という気分を払拭したい、的な、
本編シリーズ…

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