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10/11(合計:103件)
阿賀直己 お吉川京子
ののみ
ネタバレ
上巻では青鬼の内面を見抜き、飄々と快楽のみを楽しんでいた天獄。 下巻では、何を考えているのかわからなかった天獄の気持ちが明らかになってきます。 一緒に食事に出かけた時、犬が嫌いだと言う天獄。 子供の頃祖父母の家で飼っていた犬の鎖を外してあげたら、居なくなってしまったから。 帰りの車で「本当は犬が居なくなって傷ついたんだろ」と言う青鬼にキスして、「あなたを見てると鎖で繋いでおきたくなる」…
いやー、こういうタイプの変態キャラいいですよねぇ。 ギャグ漫画だと吹っ切れ過ぎてリアリティがなかったり、もっと個性の強いキャラの影に霞んだりするんですが、あくまで学校を舞台にした日常的なお話なので、本当に居そうないい感じの変態なんですよねぇ、天獄先生。 主人公・青鬼篤郎はやる気のないくたびれた感じの高校教師。 クラスに様子がおかしな生徒がいて、保健室に入り浸っていることを先輩教師にせっつ…
Sakura0904
上巻は、親から受けた抑圧や日々の仕事に囚われている冴えない教師の青鬼に、保険医の天獄が性的行為を強要してその心を解放していくストーリーでした。天獄って名前、いいですね。青鬼にとって彼から与えられる快楽は、天国にもなりうるし、地獄にもなりうる。毎回抵抗する青鬼のその時々の心情やコンプレックスを正確に読み取った上で、巧みに利用して快楽に堕とす天獄の手腕がお見事でした。 ただ、この上巻ではまだ…
上巻では常に一枚上手で青鬼を翻弄し続けた天獄ですが、下巻ではそんな彼が戸惑ったり感情を露わにしたりするシーンが多く見られ、印象の変わる巻となっていました。天獄は快楽によって他人をコントロールすることには長けているけれど、他人の機微を読み取る力や自分の感情を客観的に認識する力に関しては、かなり未熟です。一方の青鬼は流されやすくて快楽にも弱いけれど、天獄が持ち合わせていない繊細な共感能力や心情を察す…
東雲月虹
『きみの好きなところ』というタイトルです。 天獄「腸骨!」 青鬼「ちょ…?どこ…?」骨? 腸骨とは腰骨の上部分、腸を支えている骨だそうです。 さすがマニアック。 天獄(青鬼先生を見ながら)「顔も好きです」 青鬼「…どーも」ちょっとうれしいのに顔に出しません。 天獄「僕は?僕のは?」 青鬼「……。ちょっと、待って……」 思い出すのは今までされた 後ろから腕掴まれたり押し倒され…
『共通点皆無』というタイトルです。 ◆インドア?アウトドア? 青鬼は「超イン」(ナタデココヨーグルトを飲みながらww) 天獄は子供の頃よくキャンプに行ったそうです。 「へー、ボーイスカウトとか?」と意外そうな青鬼に 「いえ、牧場を持ってるので長期休暇はそこに」 淡々と答えてますけど結構凄い! 「へー……。……え?」 何言ってんだコイツ、みたいな気持ちがじわじわ来たのかもしれませんw…
やることやっておいてもまだ心が追いついてない関係性って もどかしいんだけど楽しいですよね!! でももう青鬼先生は気づいてしまった…。 天獄先生の前では自分を偽る必要のない心地よさ、 そのままの自分を認めてくれているようで 誰にも感じられなかった恋心がぐんぐんと芽生えてきたのに 相変わらず天獄先生は天獄先生のままなのが面白いww 好意を寄せてくれていそうで、温度差がある二人にじわじわし…
コメディ色が強いのかなとの予測を大幅に裏切ってくれる序盤、 青鬼先生の幼少期が辛い……。 本当に“子育てってのは一種の刷り込みだ”なんですよね。 小さい頃は自分の家の事しかわからないので これが普通なんだと思うわけですから可哀想でなりません。 母に厳しく躾けられた(というていの虐待)後、 抱きしめられた記憶はきっと死ぬまで消えないことでしょう。 余談ですが、私の知人にも下の名前で呼ば…
Chikaharu
上下読んでからのレビューです。皆さん、作品のあらすじには触れておられるので、そこは割愛します。凄い期待以上でした。本当良かった! 直ぐに読み返したいです。 ページをめくる毎にストーリーが厚みを持ち、画力が増し、作者様達がいい具合にタッグを組めてるんだなぁと読み終わってから、満足感でいっぱいの中感じました。 とにかく表情の描き方が半端なくお上手です!! ストーリーもありがちなんだけど、いい意味で…
ぷわっちょ
下巻では、攻・天獄の過去が描かれ、そこに青鬼も関わっていきます。 過去が描かれることによって、今まで宇宙人みたいだった天獄にも人間味が。 そして今までずっと受け身で天獄に振り回されてばかりだった青鬼が、少し強くなって天獄に噛み付いたり。 青鬼が強くなった理由は、やはり天獄への恋からでしょう。 そして天獄が人間臭くなったのも、やはり青鬼への恋から。 扉絵で赤い糸みたいな描写がありますが、こ…