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10/12(合計:120件)
こふで
まるごと
ネタバレ
絵は間違いなく安定していて、安心して読むことができます。 一巻で終息出来なかったメインカプの安息と、昔のしがらみを一冊で纏めて下さっています。 痛い、辛い、な、お話を読み返すには、途中(100p前後)でどこまで噛み締められるか、だと個人的に思っていますが、この作品は通じて一回読めば良いかな、とも思いました。 一巻の吸引力で二巻も購入させて頂きましたが、先生がお話の風呂敷を綺麗に包…
はるつき
めでたしめでたし、と締めくくられたその先を見れるとは! 前巻のラストで、ふたりで生きていくと決めた壱とべな。 その後も定吉夫婦に支えられつつ穏やかに暮らしているのですが、べなは内心、またいつか自分が角を出して暴れたりしないか不安を抱いていました。 それも、大切なものを守る為なら平気で自分を犠牲にしてしまう壱だからなお一層、自分が壱を傷つけないか心配になってしまい… 大事な人を大事に…
アキタ
鬼であるべなの自身の存在への不安。 壱のべなと二三への気持ち。 ダンゾウの心の在り方。 1巻でもある程度落ち着いていたかに見えたそれぞれの問題。 ですが、その未だ囚われ縛られているひとつひとつの事柄がさらに掘り下げられ解かれていきます。 壱の自分を二の次にしてしまう性格と壱には自分を大事にしてほしいべなと。 想い合っているふたりなんですけど、根底の部分ですれ違っていて… その…
kurinn
とても読み応えのある一冊になっていると思います。 イラスト其の壱はクスッと笑ってしまい、描き下ろし漫画はほのぼのとしながらも壱の色気のある表情にドキドキしました。 そしてイラスト其の弍では貴重な双子の2ショットが美麗です。 秘蔵資料にはべな、壱、ダンゾウ、それぞれにコメントがあり成る程と思いました。 イラストラフ&ボツ集にも一つ一つに解説(コメント)がありとても興味深い…
本編ではべなが意外に字が上手な事が判明していましたが、本を読む事も大好きなようです。 雨の降る中縁側で怪談を読むべなを壱が背後から何気なく覗いていましたが、べなの集中力は凄くて全然気が付いていません。www 遠くからはカミナリが近付いて来る音と、小さくべなを呼ぶ声も聞こえて来て… カミナリが一際大きく鳴って光ったときに、べなは障子越しの壱の影に耳があるのを目撃してしまいます。 …
一読しただけでは上手く伝える事が出来ないくらいに、色々な思いが溢れている作品だと思いました。 べなの抱える不安も壱のべなに対する気持ちも分かるし、それが他人にはどうしようも出来ない事なんです。 それがとてもまどろっこしいんですが、2人が江戸を出て駿河の府中まで旅をする中で、お互いの齟齬に気付いて気持ちが近付いて行くんです。 結局はお互いに大事で一緒に居たいから、気持ちは最初から同じな…
東雲月虹
ふー……。読後は余韻が残りまくって溜息しか出てきません(勿論良い意味で!) 1巻で既に最高!!となった『べな』ですが 続きが読めて心からありがとうございますと言いたい気持ちです。 べなを全部受け入れてあげたい壱と 壱も他の誰も二度と傷つけたくないべなが お奈緒さんの使いで旅する間に更に絆を深めていました。 こうしてあげたい、と思うのは愛ゆえのエゴも多少あるのかもしれませんが やっ…
ポッチ
「人外」というジャンルを取り扱うマージナルコミックス。 マージナルコミックスって個人的にハズレがないレーベルでいつも刊行を楽しみにしているのですが、特に今作品は『べな』の続編ということで発売日を心待ちにしていました。 もうね、表紙からすごく素敵です。 紙質も良いし、色遣いも良い。 こふで先生の描かれたイラストももちろん良き。 何より、江戸という時代背景がそこかしこから匂い立つ感じがな…
ぷれぱーる
『べな』の続編です。 前作に比べて読みやすくなっていると感じました。 そして何より内容が素晴らしく、言葉が発達したせいか、べなの心理描写が丁寧で読み応えがありました! 見世物小屋から逃げ出し、長屋で暮らし始めた壱とべなのその後です。 平穏な日々をおくる中、べなは自分の中の「鬼」が再び暴走する事を恐れるようになります。 そんな時、お使いで二人旅に出ることになるのですが、べなには他に…
まぎぃ
べな、とは鬼の名前。 舞台は江戸時代。見世物小屋にいた双子の兄弟、壱と二三。お互いだけを頼りにしているが、体の弱い二三はなくなってしまう。残された壱は、人ならぬ気配のべなの世話係となる。 壱は、二三の代わりに、小屋の先輩ダンゾウに抱かれている。しかし、壱もべなも耐えきれず逃げ出し、髪結の長屋で世話になることに。 壱に言葉を伝えたいばかりに手習に勤しむべな。べなを独り立ちさせようと思う…