total review:274745today:29
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/1(合計:7件)
雪舟えま 紀伊カンナ
みぃりぃ
ネタバレ
あらすじを読んだときは、2人の男子高校生のピュアな恋物語なのだろうと思っていました。 でも、物語は『緑』の家族の複雑さと掴みどころがない不思議な『楯』が…あるキッカケから距離をどんどん縮めていく「高校三年生」での『恋』❤︎ 学校での2人の距離と楯の家での2人の距離がとても『特別感』があって、そして2人しか知らないお互いのことを共有しているのがイイ感じでした♪ 緑の家族の複雑さにはとても胸…
fandesu
『緑と盾 ハイスクール・デイズ』に引き続き、こちらも読ませていただきました。 違った大学に進学していわゆる遠恋になった2人ですが、前作のラストで緑が盾の手帳に書き込んだように、夏休みに盾が緑のいる京都に遊びに来る3泊4日のお話です。 相変わらず緑は盾が好きすぎて自分を見失っています。 でも、高校時代とは異なり大学生としての暮らしは充実していて、側に盾がいない以外は上手く行っている感じなん…
最初の一文の中にある『~、生徒をしたの名前で呼ぶ主義の担任に、~』という部分を読んだ時に「?」と思ったんです。その後も『おまえいじょうに』とか『すすんだんだろうね』とか連続して違和感のあるひらがな表記が出て来る、出て来る。 そのくせ文章はお上手なのですよ。 比喩とかとてもしっくりくる。 で、思ったんです。「純文くさいなー」って。 ……初出が小説すばるでした。 いいえ、ピュアな文学が嫌…
kaya。
BL小説ではないけど、ぜひ推したい! そんな二人を描いた『緑と楯』の続編です。 本書は雑誌『小説すばる』での掲載以来書籍化もされていなかったので、 電子専売といえど、こうして読めるだけでもう歓びしかありません… 集英社さんGJです。 読み終えた今、私の胸は「みどたて」の愛で ほっこほこで、いとおしい気持ちでいっぱいです。 いま、私めちゃくちゃ満たされてる… 前作で、兼古緑は…
物語の舞台は少し先の2055年の未来東京で 今よりも色んなものが少し発展していたり、 変わり映えのない景色が残っていたり… 本書はそんな未来の男子高校生・緑と楯の恋物語です。 秀才で友達のいない緑とクラスの人気者の楯、と正反対な二人。 ある日、緑はひょんなことから楯と言葉を交わしたのをきっかけに 楯が苦手だったにもかかわらず、あっという間に恋に落ちてしまう… と、あらすじを文…
えすむら
とあるアンソロジーに入っていた短編から、雪舟さんの作品を知り辿り着きました。 表紙は紀伊先生だけど、普通に集英社だし…とBLの期待値低めで読み始めたら……、めっちゃBLでした(笑)そしてめっちゃ好きでした! 2055年の未来浅草高校に通うDKのラブストーリー。 ぼっちスタンダードな優等生・緑と常に周りは人だかりな人気者・楯。 なんの接点もなかった二人、むしろ自分と真逆な立ち位置の楯に対…
雪舟えま ヤマシタトモコ
本書はあの有名な「竹取物語」と「伊勢物語」2つの古典のBL訳である。 【竹取物語】 主人公は絶世の美女のかぐや姫ならぬ、絶世の美男のかぐや彦(♂)。 彼は竹取の翁(♂)と爺(♂)に拾われた後、蝶よ花よと大事に育てられ、 長じた暁にはその美しさゆえに5人の貴公子たちから求婚を受けることとなる。 しかし、翁と爺との3人での暮らしに幸せを見出し、 結婚願望の欠片もないかぐや彦はそれぞ…