雪舟えまさんのレビュー一覧

緑と楯 ハイスクール・デイズ 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

愛されたい愛したい相手に出会える奇跡

あらすじを読んだときは、2人の男子高校生のピュアな恋物語なのだろうと思っていました。
でも、物語は『緑』の家族の複雑さと掴みどころがない不思議な『楯』が…あるキッカケから距離をどんどん縮めていく「高校三年生」での『恋』❤︎
学校での2人の距離と楯の家での2人の距離がとても『特別感』があって、そして2人しか知らないお互いのことを共有しているのがイイ感じでした♪

緑の家族の複雑さにはとても胸…

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【電子オリジナル】うずたか氷(苺)を君と 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

あああああ、苦手な要素が入って来ちゃった

『緑と盾 ハイスクール・デイズ』に引き続き、こちらも読ませていただきました。
違った大学に進学していわゆる遠恋になった2人ですが、前作のラストで緑が盾の手帳に書き込んだように、夏休みに盾が緑のいる京都に遊びに来る3泊4日のお話です。

相変わらず緑は盾が好きすぎて自分を見失っています。
でも、高校時代とは異なり大学生としての暮らしは充実していて、側に盾がいない以外は上手く行っている感じなん…

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緑と楯 ハイスクール・デイズ 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

概念としての『少年』

最初の一文の中にある『~、生徒をしたの名前で呼ぶ主義の担任に、~』という部分を読んだ時に「?」と思ったんです。その後も『おまえいじょうに』とか『すすんだんだろうね』とか連続して違和感のあるひらがな表記が出て来る、出て来る。
そのくせ文章はお上手なのですよ。
比喩とかとてもしっくりくる。
で、思ったんです。「純文くさいなー」って。
……初出が小説すばるでした。

いいえ、ピュアな文学が嫌…

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【電子オリジナル】うずたか氷(苺)を君と 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

布教したくなる二人

BL小説ではないけど、ぜひ推したい!
そんな二人を描いた『緑と楯』の続編です。
本書は雑誌『小説すばる』での掲載以来書籍化もされていなかったので、
電子専売といえど、こうして読めるだけでもう歓びしかありません…
集英社さんGJです。

読み終えた今、私の胸は「みどたて」の愛で
ほっこほこで、いとおしい気持ちでいっぱいです。
いま、私めちゃくちゃ満たされてる…

前作で、兼古緑は…

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緑と楯 ハイスクール・デイズ 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

暴走する恋心がいとおしい

物語の舞台は少し先の2055年の未来東京で
今よりも色んなものが少し発展していたり、
変わり映えのない景色が残っていたり…

本書はそんな未来の男子高校生・緑と楯の恋物語です。
秀才で友達のいない緑とクラスの人気者の楯、と正反対な二人。

ある日、緑はひょんなことから楯と言葉を交わしたのをきっかけに
楯が苦手だったにもかかわらず、あっという間に恋に落ちてしまう…
と、あらすじを文…

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緑と楯 ハイスクール・デイズ 小説

雪舟えま  紀伊カンナ 

新鮮!キュート!ファイン!

とあるアンソロジーに入っていた短編から、雪舟さんの作品を知り辿り着きました。
表紙は紀伊先生だけど、普通に集英社だし…とBLの期待値低めで読み始めたら……、めっちゃBLでした(笑)そしてめっちゃ好きでした!

2055年の未来浅草高校に通うDKのラブストーリー。
ぼっちスタンダードな優等生・緑と常に周りは人だかりな人気者・楯。
なんの接点もなかった二人、むしろ自分と真逆な立ち位置の楯に対…

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BL古典セレクション1 竹取物語 伊勢物語 小説

雪舟えま  ヤマシタトモコ 

男、男、男・・・どこをみても男しかいない!

本書はあの有名な「竹取物語」と「伊勢物語」2つの古典のBL訳である。

【竹取物語】
主人公は絶世の美女のかぐや姫ならぬ、絶世の美男のかぐや彦(♂)。
彼は竹取の翁(♂)と爺(♂)に拾われた後、蝶よ花よと大事に育てられ、
長じた暁にはその美しさゆえに5人の貴公子たちから求婚を受けることとなる。

しかし、翁と爺との3人での暮らしに幸せを見出し、
結婚願望の欠片もないかぐや彦はそれぞ…

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