イーライ・イーストンさんのレビュー一覧

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

キュートなお話

まず表紙がイイ!犬好きにはたまりません。タイトルの入れ方も可愛いです。

登場人物たちがクイックという特殊な体質のために、元々の犬種の特徴が顕著に表れているのが犬好きには楽しかったです。実際にこんな人たちばかりの街に暮らしてたら、かなりのストレスでしょうが・・・特にランスの母親は強烈すぎて、ちょっと引きました。純粋にランスとティムの仲をとりもってあげよういうのは分かるけど。わんこの思考だからし…

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星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

口では「ノー」心は

大好きな月吠えシリーズ3作目です。買い逃していましたが、新書館のセールで購入しました。60周年おめでとうございます。モノクローム・ロマンス文庫ははずれがない!

シリーズを読み返さず挑みましたが、逆に良かったかも…と思うほどランスとティムが辛い!序盤早々、ティム・ビューフォートと名乗った彼にニッコリとしてしまったのも束の間、悲劇が彼らを襲います。

ジェイソンは心ない人のようで、マイロを引…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬は裏切らない。

クイックと呼ばれる人間に変身できる力を持った犬たちが住む町が舞台。
人間が犬になれるのではなく、犬が人間にもなれるというところがポイントであり、ここがすごく良かった。

というのも人間のランスは堅物で真面目な保安官。
町と群れの仲間達を守るという責任感に満ちていて、仕事が恋人タイプなんですね。

マリファナの匂いをぷんぷんさせた新参者ティムの正体や目的を探るために、犬の姿でティムに近づ…

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ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

長く続いてほしいシリーズだ

「月への吠えかた~」「星に願いを~」と順番逆にしてしまいましたが、ようやく読めました。
人生豊かそうな作者の力でしょうね、似たキャラはおらず魅力的で個性豊かな登場人物たちがどのお話も楽しませてくれます。

純朴なローマンがガッシリとした軍人さんのような見た目に反しとてもチャーミングでギャップにやられました。
人間としての性知識はまだまだ未熟で…ランスに教えを乞いながらも(こっちまで赤面した…

3

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

シリーズが進む毎に面白くなります。

シリーズ最新作です。
ようやく読み終わりました。

このご時世に凄いタイミングの題材だったと思います。
マッドクリークのようにコロナ禍も解決してくれればと思いながら読了しました。

確固とした世界観なのでシリーズが進む度にクイック達の絆と、ちょっと愚かで愛すべき登場人物達が大好きになります。

今回はクイックだけが重症化する未知のウィルスに、人間の番達が恐怖し何とか救おうとする姿に…

3

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ローマンが素敵

「月への吠えかた教えます」でとても気になっていたローマンが番を見つけるお話でした。

前巻ではゴツくてムサくて融通がきかない大男を想像していましたが、全然違って無垢で真っ直ぐで悲しい過去を持っていると知り一気に大好きになりました。

ローマンのハンドラーであるジェイムズが亡くなるシーンでは悲しくて切なくて、ローマンが変化して人間になってからの苦労を知るとマッドクリークに辿り着いたのは奇跡だ…

3

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

クイック達が魅力的

友人からお勧めされてシリーズ3冊購入しました。

翻訳なので独特の文章と、海外らしい表現を楽しみました。
麻々原絵里依先生の挿絵も美しくて、ランスはそのままのイメージでした。

ランスの母親のリリーは登場時のイメージと読了後のイメージでは、自分の中でかなり好印象に変化していました。

対人関係が苦手なティムと頭の硬いランスがお互いに好意を持ちながらも、タイミングの悪さと全てが裏目に出…

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ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

本物の男の生き方

■ローマン(保安官助手)×マット(麻薬取締局員)

「月への〜」で頑強で強面の190cmの男と書かれていたので、海坊主(ファルコン…シティー○ンターの)を想像していたマットが主役です。すっかり脳内は海坊主のイメージで定着していたせいで脱却が大変でした。いや、結局最後まで海坊主の名残が脳内に…

海坊主と悩めるクローゼットゲイの作品と認識したにも関わらず、楽しく読めたと思います!合法的おねシ…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ゴールデン・ベル

■ランス(保安官)×ティム(移住者)
面白かった!勢いでどんどん読めました。
ミステリ要素がある小説で、BL的にはよくてもミステリ部分がどうもな〜って作品が多い中、こちらは楽しく読めて大変嬉しい。

主役2人がどちらも魅力的だったのも大きい!ランスみたいな真面目な男が、恋によって規律を破ってみたり、優先順位を変えたりするのが大好きで。ティムみたいなタイプは自分にとっては好きか嫌いかの瀬戸際…

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星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ねえ、パンプキンちゃん?

シリーズ初クイックとクイックのカップル。
365ページという読み応えたっぷりの厚み、でも中だるみ感なく飽きさせない展開で最後まで楽しく読めました。
ランスとティムの娘(パンプキンちゃん!)の登場・恋愛・クイックの謎・未知のウイルスの発見・罹患者の救助・当て馬の登場、ドキドキとハラハラが詰まってます。
麻々原絵里依先生の描くマイロの儚さ漂う姿も好き。

とにかくマイロが健気で可愛かった。

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