玄上八絹さんのレビュー一覧

パパの彼氏はポリスマン 小説

玄上八絹  陵クミコ 

包容力のある警察官 × 親友の息子を育てる頑張り屋さん


靴屋の契約社員である裕太(受け)は、親友の忘れ形見の竜一を引き取って育てています。年中さんの竜一はまだまだ手がかかり、仕事と家事育児で手一杯の裕太は客として店にやってきた錦(攻め)に食事や飲み、お茶などに誘われますがプライベートが一切ないので良い返事ができません。
また、恋愛することを諦めてしまっている裕太は、未来のある錦を巻き込みたくなくて恋心も受け入れることもできません。
でも、体調を…

1

パパの彼氏はポリスマン 小説

玄上八絹  陵クミコ 

甘々ではないけれど…

甘々さを期待して購入したので、最後の最後まで通じ合う事がなかった2人にヤキモキさせられました(^^;)

受けさんの裕太は、好きだった亡き親友の残した竜一を育てながらシューズショップで働く毎日。
まだ幼稚園児でもある竜一を育てながら働くのは難しく、契約社員として奮闘していました。
そんな時に店先で出会った攻めさんの錦さんを担当し、錦さんはほぼ一目惚れといった感じで結構な頻度でお店に通い、仲…

3

パパの彼氏はポリスマン 小説

玄上八絹  陵クミコ 

結構シリアスな子育てBL

表紙やタイトルからほのぼの子育てものを想像しましたが、結構なシリアス展開です。ほのぼの&甘々系を期待される方は、ご注意下さい。
しかし、読み応えがあり面白かったです。読み終えた後は、胸がジンワリと温かくなりました。

想いを寄せていた親友の忘れ形見・4才の竜一を引き取り育てている裕太(受け)。彼が働くシューズショップに客としてやって来た警察官・錦(攻め)からアプローチされるも、もう恋はしない…

4

21g 小説

玄上八絹 

犬姫過去話(中東編)

「茨姫」本編と深く関わる重要なエピが、
読み応えのある分量で描かれていました。
これが同人誌で発表されるなんて後追いファンにとっては非常に酷です。

表題作は、犬姫と禪の過去話の長編で、
他に「茨姫」本編後の温泉ネタSS(智重×信乃も出演)が収録されてます。

魂の重さは『21g』という説があるそうです。
・・・人工的に作られた『犬』には魂はないのか?
物語の深みを予感させる秀逸…

2

恋はシェリーグラスの中で 小説

玄上八絹  六芦かえで 

カクテルの話題がお洒落

初期はあれほど困らされた玄上さんの独特な文体
こちらの作品では、そんな癖はすっかり無くなってますね。

玄上さんの作品のあちこちで出ているBar Valentineというお店で働く
バーテンダー見習い・隼人のお話です。
お相手は建築士。

内容は定番の流れなんですが、
カクテルに関するミニ知識や、ゲイのカップルが家を建てるなら…など
興味深い話題がぽんぽん入ってきて、読んでいて飽…

3

Bar Valentine 小説

玄上八絹 

案外ビターテイストな番外編です

「恋はシェリーグラスの中で」の番外編同人誌。

商業誌の巻末SSは攻め視点の甘々後日談だったので、
こちらはもっと甘々?と思っていたら、案外ビターテイストで、
可哀想な受けの心情を思って、
読んでいて胸が苦しくなってしまいました。

【Bar Valentine】約3P
隼人視点の掌編。
偶然、常連(新倉、カミカ、京介)がカウンターに並んだ一夜、
隼人から見た、恋人(中谷)と幸…

1

虹の球根 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

心に虹が生まれる素敵なお話

ひとり『玄上八絹』 祭り継続中!
読み始めたら次々読みたくなる不思議な作家さんです。

萌えのベクトルが似ているレビュアーさんがよかったとおっしゃっていたので読んでみました。

不思議な設定のお話でした。
トイチの男のスピンオフだったのを読み始めてから知り、慌てて数年前に読んだ本を再読しました。
本編はトイチの方を読まなくても問題ないですが、それから10数年後のショートストーリーの…

1

ゴールデンハニー 小説

玄上八絹  御景椿 

ベストパートナー

『ゴールデンビッチ』の続編であり犬シリーズ5作目になります。

公安部の第四係所属 灰原と彼が飼い主の犬 クラウディアの愛の軌跡。

灰原は『ゴールデンビッチ』というコードネームが気に入らないんです。恋人としては当然で何としても変えたのにうまくいかないことにイラつく灰原が人間らしくて可愛げがありました。
人生捨ててたような彼がようやくここまでになれたのかと安堵しましたが、壊れかけていた心…

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ゴールデンビッチ 小説

玄上八絹  御景椿 

野良犬の敵討ち

ひとり『玄上八絹』祭中!
『しもべと犬』を読んでファンになりました。
今まであらすじを読んで好みだと思っても「わかりにくい」という評判から、手に取ることがなかった作家さんでしたがシリーズの勢いの乗って読んでみたらツボだったので嬉しい発見です。
確かに文章の読み辛さという点ではハードルが高かったです。
状況が理解できなくて何度か読み直したり勘違いや理解できていない部分があるせいで行きつ戻りつ…

1

千流のねがい 小説

玄上八絹  竹美家らら 

狐になっても人に愛されたい寂しがりやさんでした

もふもふです。
『しもべと犬』を読んですごく面白かったのでシリーズ制覇したくなりました。
けど読み始めたら、巫女さんだった、と思ったらもふもふ話だった。
あれ、刑事もんじゃないし、人造人間じゃなかったの?と一人右往左往しながら読んでいました。

はい、ちゃんと人造人間もののシリーズ第1作で間違いないでした。
あ、でも『人型』じゃなくて特殊な『狐型』だったんですけどね、それもお稲荷さんの…

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