motitakaho
第2巻嬉しいです。電子で購入。
基本、BLはファンタジーとして読んでいるのですが、こちらはかなり現実的な視点で切り込んだBLだと思います。
高校3年生になり、主人公2人が生徒会長と副会長になった2巻では、自らゲイを公言しいじめを受けている1年生が登場します。
ですが、いじめられている本人は卑屈になったりせずむしろやり返す精神で明るく描かれています。…が、やはり平気ということではなく。
…
1巻で感じていた不安は的中する。
何か不穏な空気を1巻でずーっと感じていて。ハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキ、していたのだ。
それは思わぬ方向からやって来る。新見は引っ込み思案そうに見えていたので、次期生徒会長になるとは思っていなかった。新見も成長していたのだ。
ところが思わぬ刺客がやって来る。入学早々カムアウトしている1年生の伏河。
彼は平気そうに強がっているが、実はそのことで学内で執拗ない…
澤根のクールさに本っ当にハラハラしました。
新見は自分の性癖について、誰にも相談出来なくて悩んでて。だけど恋をしてみたくて。
怖くて。そんな気持ちを、熱を持て余した身体を。丸ごと受け入れてくれたのに。
ノンケの澤根を引き摺り込んだ、という想いが重くのしかかって。素直に好きだと言えない。モダモダ、ジリジリ。
なかなか好きだと言ってくれない、この関係は身体だけ。辛そうに、苦しそうに、そう嘯く
…