登田好美さんのレビュー一覧

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

成長の2巻

第2巻嬉しいです。電子で購入。
基本、BLはファンタジーとして読んでいるのですが、こちらはかなり現実的な視点で切り込んだBLだと思います。

高校3年生になり、主人公2人が生徒会長と副会長になった2巻では、自らゲイを公言しいじめを受けている1年生が登場します。
ですが、いじめられている本人は卑屈になったりせずむしろやり返す精神で明るく描かれています。…が、やはり平気ということではなく。

5

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

気持ちは測れないから。信じる勇気がきっと大事。

1巻で感じていた不安は的中する。
何か不穏な空気を1巻でずーっと感じていて。ハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキ、していたのだ。
それは思わぬ方向からやって来る。新見は引っ込み思案そうに見えていたので、次期生徒会長になるとは思っていなかった。新見も成長していたのだ。
ところが思わぬ刺客がやって来る。入学早々カムアウトしている1年生の伏河。
彼は平気そうに強がっているが、実はそのことで学内で執拗ない…

0

学ランの中までさわって欲しい コミック

登田好美 

低体温系男子の澤根にハラハラ。ヒヤヒヤ。ドキドキ。

澤根のクールさに本っ当にハラハラしました。
新見は自分の性癖について、誰にも相談出来なくて悩んでて。だけど恋をしてみたくて。
怖くて。そんな気持ちを、熱を持て余した身体を。丸ごと受け入れてくれたのに。
ノンケの澤根を引き摺り込んだ、という想いが重くのしかかって。素直に好きだと言えない。モダモダ、ジリジリ。
なかなか好きだと言ってくれない、この関係は身体だけ。辛そうに、苦しそうに、そう嘯く

0

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

好きの重さ…

1巻とは違い、2巻はゲイを公言した後輩の登場で、同性カップルならではの付き合いを続ける不安、周りの目等を強く押し出した内容でした。
現実には一部の学生の嫌がらせ……これが普通なのかもしれない。
BLを読む側としては分かっていてもそこは押し出したのはそれほど要とはしない。
でも、この作品はそういうシーンがあったからこそ、主人公の2人がそれぞれ抱える互いを想う好きの重さを認識させてくれて、とても…

3

学ランの中までさわって欲しい コミック

登田好美 

ふたりの成長

2巻が出たので改めて読み直しましたのでレビュー致します。

ゲイを自覚してる受けと同じ生徒会のノンケ攻めのお話。あ、男子校です!!

受けは攻めを好きになってしまうんですけど、ノンケだから好きになってもどうせ無理だし申し訳ない…でも触れたい…!みたいなかんじで受けが攻めのを咥えてしまいます
ここで、ノンケのはずの攻めは拒否したり気持ち悪いとか思わないんですよね
そこまで受け視線での展開…

3

学ランの中までさわって欲しい コミック

登田好美 

同性同士であるということ

1・2巻と続けて読みました。

序盤を読んでいた感想としては、最近あまり見なくなったタイプの話だなと思いました。
セクシャルマイノリティーに対する世間の意識の変化というか、ヘテロ至上主義のようなものがだんだんと薄れてきて、ボーイズラブ作品でもあまり同性同士の葛藤だとか、同性という性別を由来に恋愛を一過性のものだと捉えるような展開はあまり見かけなくなったと個人的には感じていたので、この作品でま…

4

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

彼らの3年間について

澤根圭太という無表情な男の子が好き。
彼は決して多くを語らないけれど、素直で、正直で、真っ直ぐで、言葉にまるで嘘がない。
発する一言に10くらいの想いが詰まっているというか。
だから読者にも新見の心にも真っ直ぐ伝わって来るのかな。

セックスフレンドの関係から始まったはずの2人が、ここまで深く揺るぎない関係になるだなんて。
優しくて、どこまでも真っ直ぐな澤根からの言葉があるからこそ、何…

20

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

大人と子供の狭間で揺れるDKの覚悟と純愛

『学ランの中までさわって欲しい』の続編です。
登田好美先生は絵が綺麗なので読みやすいです。

小学館の週刊デジタル少女まんが誌の「&フラワー」に連載されていた作品。

高校3年生の澤根 圭太と高校3年生に新見 仁司のお話。

前作では、澤根くんを好きだった新見くんから誘ってスタートした「セフレ」の関係でしたが、最後は両想いの恋人同士になりました。
今作は、その続きになります…

13

学ランの中までさわって欲しい コミック

登田好美 

DKの不器用で繊細なラブストーリー

BLアワード2020 BEST次に来るBL部門 16位 受賞作品

初めて読んだ登田好美先生の作品です。
登田好美先生は絵が綺麗なので読みやすいです。

小学館の週刊デジタル少女まんが誌の「&フラワー」に連載されていた作品。

高校1年生の澤根 圭太と高校1年生に新見 仁司のお話。

男子高校に進学した新見くんは生徒会役員に新任されます。
同じ役員のメンバーには自分と同…

10

学ランの中までさわって欲しい (2) コミック

登田好美 

展開がしんどかったけど最後はよかった

前巻で付き合いだして最初は新見が澤根を好きで、澤根は新見に恋愛感情を持てるか知りたいから付き合って、その後好きだと確信が持てたというところまで描かれていましたが、今回の冒頭は、そこからさらに澤根がどんどん新見のこと好きになっていってお互いにしっかり想い合ってるカップルに成長したんだなと思わせるエピソードでした。
そこから時は流れて二人は三年生になって、新見……生徒会長になってる。と、ちょっと感動…

6
PAGE TOP