犬飼ののさんのレビュー一覧

不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

静かなる執着心を秘めた攻め

母親との確執をバネにしてハリウッドで成功を収めて帰国した蒼一は、一時期両親の再婚で一緒に暮らしていた京にずっと想いを寄せていた。

その京は、カリスマホストと讃えられる華やかさと実力を兼ね備えたホスト。
店内の派閥や上下関係を通して義理や筋を通す姿は、普通ならアニキ肌って形容が合うのだが、彼に関しては女王様って言ったほうがピッタリなのかな…。
華奢で華やかな見た目なのに言動が結構男っぽくて…

2

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

世界観は良いですが、あと一歩!!

ブライト・プリズン、暴君竜と好みのお話を書かれていた犬飼ののさんの作品だったので、カナリ期待していたのですが、残念ながらハマりきれませんでした。。
軍事物ファンタジーな世界観は嫌いではなかったのですが、ご都合主義というか、そりゃないだろという突っ込みどころが多いのが気になりました。
ネタバレですが、あの立ち位置にいながら、受けがこれまで純潔守れてたのも無理があるだろうと思いますし、受けの暗殺へ…

5

乱れ咲く薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

一難去ってまた一難。

シリーズ二作目、吸血鬼×淫魔のお話です。

前作、ようやくお互いの意志の疎通ができ円満で終わったハズ。
けれどそのまま二人を幸せにはしませんでした、犬飼先生が。笑

ルイがイタリアに帰国してから三週間。
次に会う約束をしたのは三ヶ月後、狂おしいほど想いを募らせる紲に、蒼真は会いに行けばいいとアッサリ。
蒼真、全体を通していい仕事しますね~。好き!

一週間という期限で会いに行くこ…

3

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

吸血鬼ですよ!

さて、また犬飼ワールドへ突入です。
シリーズ一作目。

今回のお話は悪魔!
吸血鬼×淫魔ですよ。
別れのシーンから始まるという、ビックリ展開。

吸血鬼であるルイに最も嫌う行為である陵辱をされ、愛していると囁かれた口からは殺すと告げられ、ルイの前から去った紲。

もう二度と会うこともないと思っていたのに、蒼真の計らいでやってきたルイと対面してしまう。
紲は自分にしたことを許さな…

5

裏切りの薔薇 小説

犬飼のの  Ciel 

結局は惚れてたっていう。

兄の暗殺未遂で投獄された、第二王子、クリスト。
しかしそれはまったく身に覚えのないものだった。
孤独のなか自分に手を差し伸べてくれたのは、神父であるブラッドレー。
クリストはブラッドレーに傾倒に、いつしか恋愛感情を抱き始める。
けれど、ブラッドレーの正体は…兄王暗殺を企むマフィアのボスだった。


二人の心が通うのは、ほんともう最後の最後です。
クリストは、迷いはあったけれど結局好…

0

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

今回は犬飼さんの作り出す世界観に馴染めず

まず話の舞台となる空想の国名がどこの国を基にしたかすぐに分かるが、大正から昭和初期にかけて影のある時代背景を思い浮かべていたらWIPなる通信機器が出てきたり、物語の設定上必要とはいえ、特権階級が幅を利かせている軍隊が出てきて何だか時代錯誤感が強い。

登場人物の服装も軍服、長袍、藍華ドレスとどれも装飾的色合いが強くて特に軍服は白、黒ときらびやか。
多分制服萌え要素も含まれているのだろうな~と…

7

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

うちの地元で激推し本

こちらの本、うちの地元のとある書店のBL小説の新刊コーナーに異常に高くそびえたつほど積まれていました。
他の新刊が5~6冊程度積んであるのに対し、こちらの作品20冊ぐらい積んでありました。
いや~、表紙の受けさんが乳首ツンの股間があぶない状態のイヤン♡な格好しているし、書店で購入するには結構勇気が要りそうなのに店員さんが強気で推してる所がいいなと思い、迷わず購入しました。

読む前に、犬飼…

10

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

糖度高めの軍国ファンタジー

近隣の帝国に支配される島国大和という
近代パラレルのような設定。
言語や文化などかなり中国や日本に似ていますが
特に政治思想的なテーマはないので
気軽にファンタジーとして楽しめました。

処刑された攘夷党員の遺児で
施設育ちの大和人・蓮(受け)。
優秀な軍人ながら、逆賊遺児であることから
親衛隊隊員(元帥の男妾)の地位に甘んじている。
両親を殺した大和総督を暗殺するため、
そ…

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BL祭り 初回限定小冊子 グッズ

小冊子仕様ではありませんが…

『学園潜入してみました
~フェロモン探偵さらなる受難の日々~』を購入致しましたが
帯に小冊子付きとあったのに「…付いてない!?」と一瞬思ってしまいましたw
ちょっと厚紙の、とは違い
いわゆる広告ペーパーとも思える仕様でしたので驚きました。
でも、描き下ろしではありませんが
各作品のカラー絵も印刷されていますので
ちょっと嬉しかったです♪

『学園潜入してみました』の本編だけ読ませ…

1

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

コンセプトの勝利

表紙の絵の美しさと、童話を使った世界観が魅力的。

前半3つ「胴の足輪」「銀の指輪」「金の腕輪」は、
ヘンゼルとグレーテルをモチーフにした物語。
大きな起伏はない話なのだけれど、懐の大きな青髭もいいし
トントンと短いのを生かした話の進み。
ラブラブのお兄ちゃん達はいいとして、
少し成長した弟が白馬の王子さまに出会う「金の腕輪」、
これ、ここでおしまいですか?
どうもペーパーが(未…

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