犬飼ののさんのレビュー一覧

燃えてプニ子!! 小説

犬飼のの  サガミワカ 

性格付けがブレないのが素晴らしい

受け一人称という、今では珍しいタイプです。しかしこの作品ではそれが成功しています。
犬飼さんがうまいのか、一人称にありがちの『日記風』にもなっておりません。
しかもプニ子です。そうです、おデブちゃんです。作為おデブ化です。
犬飼さんのコメディって初読みでしたが、重いのよりも好きかもしれん!読後が気持ち良い!もっと書いて欲しいー、なんて思っちゃいました。
声を出して笑うというのとは違うのです…

3

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

続きが気になります!

刀ネタに遊郭、これは読まねば!と購入しました。
受けがタチ専門の太夫というのが斬新でした。
ああ、そうか。客が受けの男なら、その可能性もあるんですよね。今まで読んできた遊郭ネタが全部ネコ専門の遊女(?)だったので、失念しておりました。
これはいい!
ただ、何故タチ専門なのかも理由があるので、ただ性癖的にタチという訳ではないのですね。
なんか色々もやもやするところはあれど、忍が色々哀れです…

1

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

健気受けが好きな人に推したい

表紙も設定もエロも凄くイイ!!私は大好きです!!

まず、「妓楼の軍人」というタイトルから…
同人3大パロは軍パロ・遊郭パロ・学パロと言いますが(多分)
そのうち2つが入っています。
軍人でありながら、特殊任務で男娼になる。
はあ。なんと美味しい設定でしょうか?!

時代設定は電子機器から察するに現代とさほど変わらないと思いますが、
どことなく高貴な時代物のような雰囲気があります…

8

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

表紙萌えだけど中身は普通

まず例によって笠井先生の気合いの入ったすばらしい表紙。そしてレビューの高さ。期待感満載で読みましたが、中身は現実世界の国際情勢をモチーフにしながら、骨子は割とよくある純愛ストーリーでした。

健気で芯も強い受け、そして高貴で武術にも長け、人格者で美丈夫のスーパー攻め様。受けの月里は別の権力者の愛妾(ただし未通)のため、このカップルは許されない関係だが、純潔を貫きつつも惹かれ合う気持ちは止められ…

3

華族花嫁の正しい飼い方 小説

犬飼のの  つくだ仁南 

SMモノ

 傲慢でドSな攻め×健気で素直なMの受け です。

 攻めと婚約していたはずの姉が、その腹違いの弟である楓の子を身ごもってしまったため、弟である桜海は姉の代わりに、攻めの「話し相手」として攻めの屋敷に住むことになります。しかし、話し相手とは名ばかりで、実際は姉の身代わりの色子としての同棲。桜海は、傷ついているはずの篁を癒そうと、姉の代わりにせいいっぱい尽くそうとします。初夜では、篁が望むままの…

3

狼憑きと夜の帝王 小説

犬飼のの  山田シロ 

狼憑きと

攻の絶倫っぷりに感服( *´艸`)もっとやれっ!

さて、狗神家の一族に生まれた受。
昔ながらの風習がいまだ色濃く残る田舎の一族。
狗の呪いで母も死に、それに苦しんで父も死に。
種として後世に一族を残すことを迫られた受は逃げ続けている。
そんなさなか、普通の人間には見えないはずの狼が見える男があらわれて・・・・から始まるお話ですね。

身体を霊体に憑依され、自由を奪われる。
でも…

1

翼竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 2 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

今度の対戦相手は父親と義弟(?)

どんな状況になってもあきらめない潤。
追い詰められても深刻にならない。
理屈が通じない相手を必死に説得したり、話してどうにかなるとも思えないのに声を枯らして語りかける潤のまっすぐで一生懸命なところがいい。

潤の心の広さに感動。
過去のカイと生餌たちとの関係やお世話する時の触れ合いについて許しちゃったり、まいいかと受け入れられる度量。

繁殖を強制されるカイに誰かとの繁殖行為か身内と…

5

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

切ない、エロい、キモイ で神萌え

犬飼ののさんてすごいなあ。
まさか恐竜が戦う姿に萌えがあるとは想像したこともありません。
樋口さんの虫にもあり得ないと思っていたけれど、恐竜に萌える日が来ようとは…

動物の感情がわかってしまうために食すことができずベジタリアンな潤。
ある日偶然な出会いから恐竜の血を受け継ぐそれも王者の風格を纏う同じ年の高校生カイに見初められる。
見初められるといってもラブとは程遠い生餌として気に入ら…

6

ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄 小説

犬飼のの   

独特の耽美世界

表紙の美しいイラストに惹かれて購入。
犬飼ののさんの作品を読むのはこれが初めてですが、まず独特の世界観に引き込まれました。
俗世間から隔絶された箱庭学園というのはBLではよくある設定ですが、細かい背景や関係性が作品の中にこれでもかというほどびっちり詰まっていて読みごたえがありました。複雑な設定や用語が多いですが楽しく読めました。
気楽に読むというよりはたっぷり時間をかけて気合いを入れて読んで…

3

翼竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 2 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

翼竜王を飼いならせては…ないかな。

前作で無事暴君竜を飼いならした(?)潤ですが
今作では翼竜王を!ってことですかね。
結論から言うと飼いならしてはないですね。
それは可畏パパに任せたってことで。
そっちはそっちで まぁうまいことやってください。

前作よりも、可畏(攻)が丸くなってます。性格がね。
家族に恵まれてない可哀想な子で、潤(受)と出会ってなかったら
本当に孤独な暴君だったろうに…まったく大人になって…(ホ…

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