犬飼ののさんのレビュー一覧

眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

深い愛情に萌えが滾る

作家買い。

犬飼さんの描く官能童話シリーズの最新刊です。「人魚姫の弟」→「白雪姫の息子」→「シンデレラ王」→「赤ずきん王子」に続く第5作目。「人魚姫の弟」はフルール文庫から出版されているので公式には4作目、ということになるのかな?でもKADOKAWAさんから出版されているので第5弾ということで良いかなと思います。

童話をベースに犬飼さんらしいエッセンスとエロスをぶっ込んだ今シリーズは笠…

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眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

大人のダメさに悶えた

『官能童話シリーズ』って、私とっても好きだわ。
「恋って楽しいだけじゃなくて、ものすごーく複雑なものなんですよ」っていうことが書かれているから、すごく惹かれるんだと思う。
シリーズが『若い人向け』ルビー文庫(偏見?)というのがちょっとした違和感を感じて来たんですけれども、今回解ったんですよ。これ、教養小説なのね。
年寄りのあたしはフィセの言動に共感しちゃう部分が多いんですけれども、年若く純粋…

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眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

一途な攻めがとことん素敵

人間の王子と妖精の王が、自分たちの手で未来を切り開き、
真実の愛を見つける物語です。 
ただ、マッチポンプな印象を受けしまい萌えきれなかったのも事実で……


美しい薔薇の王・フィセは愛する騎士・スペンサーとの愛を育んでいました。
薔薇王が人間を愛し、真実の愛で満たされた時、
永遠の命・若さ・輝きを与える金色の「悠久の薔薇」が咲くと言われています。
しかし、いくら愛し合っても一向に…

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眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

ボロボロ泣いてしまった

官能童話シリーズ第5弾で「眠りの森の美女」がモチーフとなります。
今作だけで問題なく読めます。

で、このシリーズ、甘く切なく官能的、そして何より美しくと、個人的に大好きだったりするんですね。
ちょっぴり(結構?)残酷な所まで含めて。
それが今回、これまでの世界観はそのままに、テーマは「真実の愛」になります。
や、これまでですけど、儚いと言った印象だったりほの暗いと言った印象なんかを受…

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皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

伏線にハラハラしつつ、次巻が待ち遠しい!

電子でセット購入。
これは一気に読めて良かったです(涙)
紙でドキドキしつつ次巻を待つのも、
また楽しそうではありますが!

さて、お話は、
ここ暫く子育てラブラブが続いていましたが、
今回はいろんな意味で犬飼さんの本領発揮な感じが!

ストーリーの盛り上げ方が上手すぎて、
紙だと身悶えて次巻が待ち遠しかっただろうなと!

青春学園生活あり、ほのぼの子育てあり、
頑張って…

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えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

寅神様の可愛げと本気

ソムリエさんから。初犬飼先生。
百艶様がナチュラルに自敬語的な殿上人なのが(自敬語までは使ってませんが心がそう)
瞬の惣菜屋さんや一般家屋の中で微笑ましさを増し、親近感を醸し出します。お昼寝とかで気が緩むと虎姿になっちゃうのもめちゃくちゃ可愛いですね。ヒト姿でも尻尾が雄弁なのも可愛い〜!
そして瞬がわりとどんなときも、恋に落ちてても迫られてても現実的というか、庶民感覚を忘れないというか…

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赤ずきん王子 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

本物の狼王は?

犬飼先生と笠井先生のタッグは最強だと思っています。詳しいストーリーは他の方にまかせて感想です。

てっきり贄に選ばれてしまったリルの元に現れるのはクラウスだとばかり思っていました。慈悲深そうに見えた女王の正体とクラウスによる屠られ方に、犬飼先生はやっぱり上手いと思ってしまいました。

クラウスとリルが結ばれた場面は一度きりしかありませんでしたが、王となったリルの後日譚のクラウスとの会話から…

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不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

これは良い執着

ハリウッドスター×No.1ホストでございますよ!
おまけにホストの京は来月初めには独立して自分の店を持つ予定の、写真集も出しているし『アイドル本』の様な本も出している超売れっ子……と来れば当然の如くお金が舞い飛ぶ世界になる訳でございまして。
京の為に舞い散るお金も100万なんて言う単位じゃないの。千万が最小単位。億だよ、億!
何という景気の良い話ではございませんか。
「今から8年前ならもう…

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皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

攻め視点が嬉しい

長く続いている作品では定番の記憶喪失モノの亜種って感じでした。

前巻から一転してサクサク読み進められました。苦手としている潤視点が少なめで、可畏視点が多く、ツァーリ視点もあったことと、好きな恐竜化&戦闘がしっかり書かれていたからかと!

ガイ(ツァーリ)が潤と出会って2週間後のガイ目線が、まるで可畏のようで、少々愛しい。潤以外見えなくなって全てが二の次になる男たち…潤、恐るべし。…

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皇帝竜を飼いならせI 暴君竜を飼いならせ 7 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

電子書籍の統合版で購入

1,2巻統合版を電子書籍で購入しました。
小説には苦しさと痛さを求めているところがあり、1巻がピークで面白いと感じ次点で双竜王、前巻の甘さが辛かった人でなしです。申し訳ない。幼生竜で読むのを止めるべきなのかもしれませんが、1巻の興奮が忘れられなくて読んでしまう。

以下、直接的ネタバレ

終盤、潤が拐われてから途端に読むペースがはやくなったので、自分の分かりやすさに笑ってしまいます。暴力…

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