月村奎さんのレビュー一覧

おとなり 小説

月村奎  陵クミコ 

イジワル(オレ様?)攻めに、腹が立ってしまった

まず、いつもの月村さんの作風とは違って感じました。繊細な心理描写などあまりないカンジ。家族のドタバタが描かれていたり、どこか「マンガの原作みたい」と思いました。

和菓子屋の久保田家と、会計事務所で、母親がシュミで喫茶店もしている芳野家。
両方の父親の過去の行き違いから反目しあっっているお隣同士だ。
博紀(攻め)は勉強ができる優等生だが、和菓子屋の息子なのにアンコが苦手。親に内緒で「おとな…

3

家賃 小説

月村奎  松本花 

センセと卒業生

帯『もう払ってもらっただろ。しかも一生分。』

教師遼[攻]の家へ、素行不良でアイドルを首になった元生徒の和哉[受]が押し掛けてきちゃう。
お人好しでちと流され気味な遼は、なんだかんだで和哉を居候させます。
和哉は家賃を自分の身体で払う的な事をほのめかしますが、生真面目な遼はそんな事はせずに和哉に時折説教しつつもそのまま住まわせちゃうんですね。

最初の方はともかく和哉が可愛くないガキ…

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恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

好き…

短編集だとは思わず予約購入したので
「あら~」って気持ちはなきにしもあらず(笑)
厳しいご意見にも多々頷ける部分があるものの
自分的には「一本一本の充実度が違うんだよな~~」
っていう、ファンならではな気分が働いてしまい
文句なしの「萌え!」で。

ま、確かに同じような人たちの同じような恋模様なんですが!
月村作品を好きな人のツボはそこにこそあるような気も…
(つまりは超月村ファ…

3

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

編集に問題があるような・・・

短編が5本も入った、まさに短編集。
しかもラストの1本はその中に更に4本の短編。
それが、どれもカラーが似ている話が詰まっているので、主人公の年齢や職業が違うだけで、印象が薄くなってしまっている。
素人の自分ごときが、色々言うのもなんだが、せっかく一冊にまとまっているなら、時に4本目は超短編4本構成であるなら、これはリレー方式みたいな、総ホモでなくていいから、一本の話に出てきた主人公がすれ違…

4

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

さすがにキツイ…。

読み終わった瞬間、最初に頭に浮かんだ感想は「けもけもぱぷさん上手いこと言ったなぁ…」でした。
ホント、金太郎飴みたいな本。というより、月村さんが金太郎飴な作家さんなんですよね。
月村さん、私はなんとか寮のシリーズ以外全部読んでるんですが、そのほとんどが、同じキャラなんですよね。

この本にあるお話も、ご他聞に漏れず。

攻めはカッコよかったり人当たりがよかったり、寡黙だけど嘘がなくて人…

3

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

月村節てんこ盛り

今回の月村さんの新刊は短編集でした。
秋霖の最終巻が出てからエラく短いスパンでの発刊だなと思ってたら、同人誌再録を含むこれまでの単品を集めた作品集だということで納得^^
さぞかし色んなタイプのお話が読めるのかと思いきや、先のレビュアー様も仰ってる通り中身は見事なくらい月村さんのテンプレオンパレードなお話ばかりでちょっと笑ってしまいましたww
ネガティブで自虐的なくせにプライドが高い受けと、何でもソ…

4

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

金太郎飴な短編集

最初に言っておきますが、月村さんは好きな作家さんです。
なんですが、この短編集はいくらなんでもひどいと思いました。

収録されているはなしは、どれもいつもの月村さんで、ひとつひとつを取ってみれば、どれも月村節ともいうべき、いいはなしだと思います。ですが、どれもみんな、同じようなキャラクター、同じような展開、おなじようにキス止まり、朝チュンならぬHもなし。
さすがに食傷気味になりました。

4

きみの処方箋 小説

月村奎  鈴木有布子 

コンプレックス

たった一人の家族だった母親を亡くした智朗は、引き取られた伯父の家で暮らしている。
身体の弱い二つ年上の従兄弟、克巳は屈託なく彼に懐いてくるが、智朗はこの明るくて誰からも愛される従兄弟がどちらかというと苦手だった。
けれど、そんな彼には秘密があって・・・・・・

両親を亡くして叔父の家に引き取られた智朗。
誰に対しても頑なな智朗に病弱な従兄弟の克巳は臆面もなく好きだと言う。
病弱で色々事…

8

レジーデージー 小説

月村奎  依田沙江美 

俳優×作家in田舎町

人気ミステリ作家ユニットの片割れ、一夜は自分に自信が持てないくせに見栄っ張り。
相方への意地で田舎に引っ越してきた彼が出会った隣人、大志は今をときめく人気俳優だった。
ひとなつっこい大志は何かと一夜を町の行事に誘ってくるが、人間嫌いの彼はそれをことごとく無視していた。
それでもなついてくる大志に次第に心を開かされていく一夜だったが……

俳優×作家。
自分に自信が持てないくせに見栄っ張…

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もうひとつのドア 小説

月村奎  黒江ノリコ 

ドアは開くのか開かれるのか

月村さんの書く健気少年はむっちゃツボです。
自分はどうも昔っからいい子な少年にもっそい弱い。
それは子供の頃に読んだケストナーやリンドグレーンの児童書だったり○○名作アニメ劇場シリーズであったりその頃からともかく健気でいい子な少年が好きだったので、三つ子の魂何とやらは本当だなーとしみじみしてみたり。
そしてそういういい子な少年には幸せになってもらいたいし、いい子な少年は相手も幸せにしてくれる…

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