月村奎さんのレビュー一覧

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

ついていけない

読む人を選ぶと思います。
私は全くダメでした。
BLとしてこれはどうなんでしょう?
本編は悪くないんです。一般的なBLのお話です。
問題は2話目から…いきなりの女目線、自分勝手な悩みにぐだぐだしている卑屈で偏屈な女(攻め受けの同級生)を中心に話が展開するんです。
BL小説の中で、当て馬的な展開とかではない、女性のベッドシーンを読んだのは初めてです。それだけでもうけつけないのに、挙句にはで…

27

teenage blue 小説

月村奎  宝井理人 

胸キュンな青春の1ページ

複雑な家庭環境の中で居場所が見つけられずいつもイライラしながらもいい子を装うことに疲れた高校1年生が主人公。
父親の若い再婚相手の存在に複雑な思いを感じどう付き合っていいかわからない。
無理して家事をしていた頃、無口な父は何一つ言ってもくれなかったのに新しい妻の手料理は褒めちぎる。
自分とは滅多に口もきかないのに、部下の若い女を口説く。
好かれたくて無理している継母。
そんないたたまれな…

3

50番目のファーストラブ(表題作 純情サノバビッチ) 小説

月村奎  高久尚子 

天然のフリした策士×クールなふりしたロマンチスト

だいぶ前にこの作家さんの本を読んだ時には可もなし不可もなしだと思っていたのですが、数年後再読したらとっても気に入りました。
きっかけは『片思いアライアンス』だったのですが、それ以来注目しています。
登場人物の心の声が面白くて「わかる、わかる」とうなづいてみたり、読書中で吹き出しそうになったりします。
こんなカッコよくてお金も持ってる俺様を振る女などないとか、勝手の違う健の言動に突っ込んだり反…

2

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

両片想いの初恋の成就

読み始めてすぐに、わずか6歳にして恋など幻想だと理解した芙蓉に幸せな恋の出会いがあるようにと願わずにいられませんでした。

貧しくネグレストされていた芙蓉にとって果物が貴重な品なのに「苦手だからあげる」と言ってあげたのは、貴重だからこそ大切なものを感謝の印に差し出した子供だった芙蓉と、竜田揚げ1個の贔屓をする大きくなった芙蓉の健気さに涙が滲みました。

風呂に入れてもらえなかったトラウマか…

4

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

オーソドックスな美談

松尾マアタさんの表紙イラストに心奪われ、発売を楽しみにしていた本作品。
97年の作品の新装版です。
話自体は、月村さんお得意の男前攻×ネガティブ受という組み合わせで、同級生の再会物でした。

社会人1年目の安西(受け・23歳)は、地元での同窓会で、中学時代の同級生・奥村(攻め)に再会。
奥村は中学時代、セクハラ教師から安西を救ってくれた恩人でした。
営業の仕事に限界を感じていた安西は、…

13

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

何事も目に映った通りのことが本質ではない

表紙がいつもの月村さんでなかったので、もしかして今回は!?エロス?なんて思ってましたが、いつもの月村さんでした(苦笑
本編は受け一人称で、本自体の厚みが薄いのに三本もお話が入っております。
そしてこちら新装版で新作ではないとのこと。
あとがきに20世紀の遺物とあります(苦笑
なんと、’97の新装版なのです。
そうかだから受け一人称なのかと妙に納得です。
でも本来受け一人称って苦手なので…

20

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

可愛いなー

何か可愛い物が読みたいな〜と思うと、
必ずと言っていい程木下けい子さんを選びます。
外れがない。
今回は、中学時代に先輩後輩だったカップルのお話。
ひなちゃん、可愛いですね〜。
先輩は初恋の相手で、今でも好きなんですけど、
自分の仕事に引け目を感じてて、先輩に強い事が言えない。
先輩に色々とキャンペーンを勧誘されて、そのままそれをお願いしちゃう。
へたへたと床に座り込んじゃったりし…

2

ビター・スイート・レシピ 小説

月村奎  佐倉ハイジ 

ほのぼのが心地よい

表題作と続編の2作品が収録されています。長さは半分ずつくらいです。
どちらも健太(受け)の視点で進んで行きます。

「ビター・スイート・レシピ」は、引きこもりの健太が住む家に、宇佐美(攻め)が店舗として貸して欲しいとやってきます。服、髪型、兄との関係…宇佐美の手助けにより、徐々に良いほうへ変わっていく健太。趣味のレース編みも役立つものに。そして恋人同士になっていく二人でした。

「セミ・…

2

家族になろうよ 小説

月村奎  宮城とおこ 

家族愛って本当にズルい! 涙がウルっと・・・。

月村奎さんの作品は大好きで、以前の本で家族愛が出てきたときも
涙腺が緩みました。
ああ、家族愛って本当にイイ!
そして、こんな気持ちにさせるなんて、ズルい!

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

《CP》
洋食店を経営する隼人 × 就活生・空

両親を早くに亡くした空(受け)は、大学3年生の就活生となって
内定を取れずに焦っていました。
そこに洋食屋勤務の隼人(攻め)と出会い…

6

teenage blue 小説

月村奎  宝井理人 

月村先生、好きだなぁ。

宝井理人先生のコミックは、ものっそい好きというわけではないんですけど、小説×宝井先生の組み合わせには毎度持って行かれます。今作の挿絵もむちゃくちゃ可愛くて、作品にとってもマッチしていました♡

高校の入学式で新入生と案内係役の先輩として出会った二人の物語。凛太と継母の秀美が入学式に向うすがら、すっ転んでしまった秀美をスマートに助けてくれたのが梶先輩。凛太は入学後も何かと自分のことを構ってくれる…

2
PAGE TOP