月村奎さんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

幸せ気分になれます

木下さんのイラストがあるからこその、この感動。
登場人物への思い入れに、イラストってすごーく重要なんですね。って、改めて感じた作品です。
頭の中に物語の進行に合わせて、シーンが勝手に浮かんじゃう。キャラとイラストがぴったり!
月村さんと木下さんのコラボって、大好き。

ゲイゆえに家族と疎遠になり、誰にも迷惑をかけないように一人で生きていくと決めてる篤史(受)を
宮村(攻)は、自分の母親…

3

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

俺様王子のピュアピュア

みなさんのレビューを読んでいると、受の直希の性格がわがまますぎて好きになれないという方が結構いたので、どうかな〜と思っていたのですが、私は全然問題ありませんでした。
攻の阿倍が直希のことをかわいいな〜と言う気持ちがすごく良くわかる!
ナルで自分勝手な俺様王子がはじめて恋愛したら、、、素直になれずに悪態ついちゃって、ぐるぐる悩んじゃって。でも大人な攻に全部バレバレで、甘やかされちゃって。
タイ…

6

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

愛してるまで言える仲とは思えず…

月村作品では人気があると思われるCHERRYですが、受けがツンツンだということで手に取るのがかなり遅れました。
確かにツンです。
というか、若い子の意地っ張りを通り越して可愛げがあまりないなあ。

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受けの直希は誰もが認める美形で、20歳のチェリーボーイ。
法学部の学生で重度のナルシスト&外面大王のため、童貞だということもコソ勉も周囲…

1

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

幸せになる権利

評価が分かれていたので期待せずに読んだのですが、個人的には好きでした。

過去のトラウマを引きずって恋愛も仕事もうまくいかない安西が、中学の同級生奥村と再会し、表面上は脅しに屈した形で奥村のお店で働きはじめます。
安西の過去と奥村との関係、そこに秘められた思いが意外と深かった。

過去のトラウマに対し被害者意識ではなく、自分自身に隙があったと自分を責め続けていた安西葛藤がせつなかったです…

3

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

ラベルと中身が違っていたような印象

月村奎さんは最近立て続けに読みその良さを知った作家さんです。
神かそれに近い萌えを提供してくださる大好きな方なのですが今回は好みとは違っていました。

他の方のレビューにもあったのですが、女性が前に出過ぎて楽しめませんでした。
他のジャンルの小説だったら楽しめたのかもしれませんが、BLを読みたいと思って手に取るには向かなと思います。
主人公の身近な女性がいい仕事してくれることはたまにある…

7

50番目のファーストラブ(表題作 純情サノバビッチ) 小説

月村奎  高久尚子 

めがねリーマン大好き

攻の健がとにかく男前。すっごくタイプです。一見すると仕事ができて普通っぽいサラリーマン最高!長身でめがねって、さらに最高!
この本を読んでからしばらくは、あ、あの人、健っぽいな〜なんて、電車の中でサラリーマンをチラ見するあやしいばばあになってました。いかんいかん。
受のジャニーズ系大学生は金持ちでヤリチン。さらに愛情に飢えてて性格がひねくれてる設定。受攻ともに二人ともノンケなのに、どうやって展…

1

すき 小説

月村奎  麻々原絵里依 

受けに共感できれば

表題作と続編の2作品が収録されています。どちらも瑛斗(受け)の視点で進んで行きます。

「すき」で二人は恋人同士になり、「だいすき」の短めの続編で、二人の関係が萌々香(井上の娘)にバレます。

とにかく期待をしないようにと考える瑛斗が切ないのですが、その分、両思いになった後の甘い雰囲気は楽しいです。

ただ、過去が辛いといっても義兄に失恋しただけではあるので、「すみません」が口癖の瑛斗…

3

アプローチ 小説

月村奎  夏乃あゆみ 

過去作品なので今の月村さんとは違う

月村さんの2001年の作品。
今では高校生という設定は通らないことが多いと聞きますが、このくらいの年代だとまだいけたようです。
個人的には寮物の上級生×下級生という設定はものすっごく好みなので、今回のこの評価にはわたし自身もガックリきております。
設定自体、キャラ自体(攻めの)も好みなのに…

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受けの智里は教育実習生からの強姦未遂により、父…

5

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

小さな幸せ

冒頭に金子みすゞの詩が出てくるのが、印象的ですね。
草花の様に純粋な芙蓉が、小学6年生のときに恋した相手は正義感の強い優等生西澤。母親のネグレクトにより、地元を離れることになった芙蓉は、西澤から借りたままの植物図鑑を枕元にまで置いて寝るほど大切にしていた。
初恋が叶うはずない、それどころかもう二度と西澤に会えないから、思い出と植物図鑑だけを宝物にしてひたむきに生き、祖母を手伝う姿に、わりと序盤…

3

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

ごめんなさい…

作家買いです。内容についてはすでに書いてくださっているので感想を。

月村さんの描かれる、トラウマを抱えるネガティブな受けさんと、そんな受けを大きな懐で受け止める攻めさん、というCPは大好きなのですが、この作品はいまいちツボに入りませんでした。

ごめんなさい、辛口の評価です。お嫌な方はスルーしてください。



視点は受けである安西視点で進んでいきます。
彼の過去に「何か」があ…

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