月村奎さんのレビュー一覧

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

さちこな睦月はバナナが半分しか食べられません

「恋は甘くない?」と「恋は苦くない?」の2編です。
どちらも受け視点です。

「恋は甘くない?」
「NO」と言えない小嶋睦月(受け)は大学に入学早々クラスの女子に頼まれてついていったスイーツ同好会に流されるまま入会してしまいます。同じく新入会員の川久保(攻め)は睦月と違ってはっきりした性格でした。はっきりと意思表示する川久保が羨ましい睦月は川久保と親友になりたいと思います。「(親友になりた…

4

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

月村先生らしいお話

月村先生らしい、自己完結、すれ違い、勘違いの三拍子揃ったドタバタ(?)なお話でした。
月村先生の受けらしい自己評価の低い受けの子と、寡黙でキッパリした性格の攻めのすれ違いに悶絶します。
両想いなのは見てとれるので、安心してすれ違いを楽しむことができます。

2

すき 小説

月村奎  麻々原絵里依 

編集者コブ付紳士イケメン×一生懸命ネガティブ可愛い系小説家受け

確か答姐で紹介しておられるのを見て、読んでみようと手にとったはず。
麻々原先生の挿絵の受けとお子ちゃまの可愛らしさが、とっても嬉しく、
また今ちょうどこのような糖分度合のものを求めている時期だった模様で、
好きでした。ほんのり幸せ、桜色気分。
ご紹介いただいた方、有難うございました!

担当編集者さんがとても熱心に世話してくれるので、
好きになってしまった駆け出し小説家(もともとゲイ…

1

小説Dear+ Paper Collection vol.42 月村奎 グッズ

いつまでも忘れられない思いを抱いて

本品は雑誌「小説Dear+2017年フユ号」の
読者プレゼントペーパーで
雑誌掲載「ボナペティ」と文庫既刊「すみれびより」の
コラボ番外編となっています。

「ボナペティびより」

芙蓉は祖母の営む下宿に居する
元同級生の西澤と恋人同士です。

初恋の君の西澤と再会したのは
去年の春ですがそれから一年半、
今では揺るぎない関係を築けています。

今日は祖母のお使いで

3

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

プッと笑えるラブコメディです!

かなりコメディ寄りの、勘違いからくるすれ違いっぷりが面白い作品です。ほんのちょっとだけシリアス展開もありますが、それも安心して見守れる程度。終始、プッと笑いながら楽しく読ましてもらいました。

揉め事が苦手でノーと言えない大学生・睦月(受け)は、スイーツ研究会で一緒の、はっきりした同級生・川久保と親しくなります。
そんなある日、「(親友になりたいので)友達から!」とこれからも仲良くしてもらえ…

9

小説Dear+ Paper Collection vol.42 月村奎 グッズ

幸せを召し上がれ♪

雑誌「小説Dear+ 2017 フユ号」の掲載作『ポナペティ!』と、既刊『すみれびより』のコラボ番外編『ボナペティびより』が収録された読者プレゼントペーパーです。

『ボナペティ!』の葉と瑠可が食材の買い出しへ出掛け 観覧車に乗った後辺りのお話が、『すみれびより』の芙蓉視点で書かれています。
大まかな内容を・・・

~ボナペティびより~
とある秋の日の平日の午後、郊外のショッピングモー…

5

隣人は恋人のはじまり 小説

月村奎  木下けい子 

この歯医者、腹黒だと思う~

眠り王子にキスもよかったけど どちらかと言えばこっちの方が好き。
前作は 受けさん周囲の環境が厳しすぎて読んでて痛かった。
こっちは、腹黒っぽい歯医者と 転がされる 意固地 純情さんとの掛け合いが面白くて(そう、他人事だから安心してげらげら笑える)萌2.
無責任な親が出てくるので ちょっとムカってするけど、
全然まだまだ許容範囲。
無責任親がダメ という方は ちょっと嫌だなって思うかも。…

2

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

足湯に使っているような幸せな気分になれました

朝電車に乗って読み始め、降りる時にうっかり落涙しそうになりました。はや。
うそ、もう落涙?と焦ってしまいましたが、3編はいっていて1篇目が90P。
1篇目の山場ということで落涙ポイントに間違いなかったようです(笑)
本当にしょっぱなからキュン死にしそうになりました。
そして幸せーな気分で終われました。ので神。
ネグレクトがダメな方は、ちょっと考えた方がいいかもしれないです。
悲惨な記述…

5

隣人は恋人のはじまり 小説

月村奎  木下けい子 

恋愛なんてクソだと思っていても、淋しくなることはあるもので

サラリーマンの蛍は人間関係を良好に保ちたいという感覚が希薄で、偏狭で意固地。
変化の無い日々と、一人の時間を愛しており、恋愛、ましてや結婚なんてわずらわしいと思ってます。
同期の宮村も自分と同じで一人を楽しんでいるから、モテるのに一人身なのだと思っていたら、実はそんな宮村にも恋人がいる、と知ります。
周りがみんな恋だの愛だのに浮かれているのに、自分だけ取り残されたようで淋しくなってしまった蛍…

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眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

恋に落ちる、それだけなのに!

デリと料理教室を切り盛りする篤史は、度々店に来るサラリーマン・宮村にほのかな好意を抱いています。
しかし、ゲイであることに強い罪悪感を持っている篤史は、一生恋愛をしないと決めており、宮村への想いも秘めたままでいるつもりでした。
けれど、宮村が料理教室へやってくるようになり、客と店員、生徒と先生、そして友人へと関係が親しくなるにつれて、元々人付き合いが得意ではなかった篤史は、宮村との距離感が分か…

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