月村奎さんのレビュー一覧

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

プライド高いツンデレが最後の最後の最後で……

ふゅーじょんぷろだくとから出ている「BL作家の心に残る一冊」で羽純ハナ先生が推していたのかこちらの一冊。
(先生は読み返しすぎてボロボロになってるそう)
で、買ったはいいけどしばらく放置してて、何がオススメポイントなのか綺麗さっぱり忘れて読んでみたところ……。


主人公の直輝(受け)のツン具合というか性格が悪くてびっくりした。

直輝はスポーツ万能・成績優秀・家柄も良く顔も抜群と非…

4

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

肉親ゆえに

ささやかな幸せ探しで健気に生きてきた子が、優しい年上の人と出会って、親との共依存から抜け出す一歩を踏み出すお話。
肉親だからこその、色々な葛藤やすれ違い。
律と両親とくに母親の関係は読んでいても辛いし、倫太朗と健児の関係は切ない。
そして律と倫太朗の関係は、もう最初から見え見えの甘々。
律は倫太朗に出会って、愛されることで、これからはもっと自分に自信を持てるようになるだろう。
甘いかもし…

4

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

切ないというより、痛々しい

作家買いをしてますが、好きな作品もあれば、読後に嫌悪してしまうような作品もあります。
これは中立。
主人公が痛々しくてかわいそう。切ないというより、痛々しい。
攻めや、攻めの弟とかかわるうちに、それまでの自分から踏み出すことができるという成長がありますが、その攻めや攻めの弟がご都合主義で醒める部分があって、わたしは乗り切れず。ただ、主人公が母親への葛藤に一区切りをつける流れは、強さを感じられ…

4

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

主人公元気ないなぁ…

素敵な装丁、カバーの紙質、木下先生のイラスト!
表紙買いは避けられないと感じるほど、好みの本でした。
木下先生と月村先生の雰囲気は、はちみつとレモン、あるいはキャラメルとカスタードのように、よく馴染むので本当に好きです。
お2人のタッグの作品は、本を閉じると甘い後味が残りますよね…!

個人的にはお2人の既刊『cherry』が好きで、そちらは楽しく、ニヤニヤと読み進めることが出来たのです…

2

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

読後感が爽やかではない

母親のセリフ全部がまともではない。私にはとても耐えられなくて痛かったです。一番多いのは「生まなきゃよかった」、子供(律くん)に会う度に投げかけました。律くんは毎月仕送りしても感謝ではなく不満ばかり言っています。就職のために母元から離れて暮らして、よかったと思います。そこから律くんの「生まれて初めての.......」を始まります。好きな作家に出会って、恋をして、自分のことも好きになって成長していく姿…

4

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

yoco先生の絵柄がぴったり!

スマートな人気作家×健気なメガネ店員。
yoco先生の絵柄がまさしく物語の雰囲気を語っているような、
優しく心がじんわりほどけるようなお話でした。
タイトルともぴったり。

受けはネグレクトや両親の不仲の影響で
恋愛感情に疎く、トラウマも持ち合わせているのですが
鬱々としすぎず、日々をきちんと生きている素朴で純粋な青年です。
あざとく、健気すぎると若干引いてしまうこともあるのですが…

3

甘くて切ない 書き下ろしSSペーパー 甘くて甘い グッズ

かき氷よりも甘いモノ

本品は『甘くて切ない』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
3人でかき氷を食べに行くお話です。

移転したかき氷の名店安井商店は
今日も行列ができる賑わいです。

律はきなこと黒蜜、
健児は練乳ショコラ、
倫太郎は練乳イチゴを注文し

ひとくち食べた律は
その美味しさに目を丸くします。

かき氷は冷たくて1人では
なかなか全部食べきれない律は
滅多…

1

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

変えられない繋がりと変えられる関わり

今回は純文学でデビューした人気作家と
メガネチェーン店の店員のお話です。

家族関係に悩みを持つ受様が
攻様との出会いによって
新しい家族の形を見出すまで。

受様の両親は諍いがなえず
父親が家庭によりつかないために
母親は受様をストレスのはけ口として
罵詈雑言を浴びせられて育ちます。

姑の死で両親は離婚し
受様は母親に引き取られますが
益々受様への当たり散らすように…

2

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

互いに助け合う、優しい話

両親を亡くし弟との仲に悩む攻 倫太郎 × 毒親に苦しめられる受 律 の話。律ばかりが助けられるのではなく、律も倫太郎の救いになっているところが高感度大でした。


眼鏡屋で働く律。ある日来店した倫太郎に、少し変わった接客をします。再び再開した時、律が読んでいた本から、倫太郎自身がその本の作家(大人気作家!)だった事がわかり、それをきっかけに2人の距離は縮まっていきます。

律は、母親が離…

3

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

合いませんでした

すいません。辛めの評価です。
題材は、すごくよかったと思います。
ただ登場しただけでイライラしてしまうくらい性格が悪い母親に対してざまあ的な展開がなく、息子に金持ちの彼氏ができたことでむしろ母親が金をゲットできる未来が待ち受けていそうだなと想像してしまいました。
攻めが何であの母親に親切にするのかあまり理解できませんでした。弟の態度は、見ていて気持ちよかったです。むしろ弟が攻めの方がよかった…

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