月村奎さんのレビュー一覧

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

ツンツンツンデレ

ツンデレ攻めが大好物な身としては盛大に萌えさせて頂きました。
ツンデレといってもツン度がかなり高めのツンツンツンデレぐらい。
受けが嫌われてると勘違いするのも無理ないくらいの塩対応。
でも本人はそれでデレてるつもりなのが面白い。笑
「えんちゃん」と呼ばれることにあれだけ抵抗してた理由が分かった時はまさかすぎて笑っちゃいました。
飛躍しすぎてる!笑

受けの昂大視点なので、報われないと…

4

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

ロマンチストで繊細な三十路受けが可愛い!

以前はモテるノンケ攻めが苦手で、さら〜っと読み流してしまったこの作品。
時間を置いて読み返してみたらめちゃくちゃ面白かった…!

受けの拓海が愛しい。
会社では「偏屈王」と呼ばれる、クールでとっつきにくいキャラだけど、実は運命の恋を夢見るロマンチスト。
(意外性がたまらん)
とても純情な受け様なのです。

すぐ泣いたり、やや消極的なところは好みが別れるかもしれませんが…
細谷との…

1

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

萌と中立の間くらいでしょうか…

帯にある「このBLがやばい2019年度版 BL小説ランキング2位」をみて、期待して読みました。
たしかに、瑠可(攻)がつくる美味しそうな料理、ビストロの優しいスタッフ、葉(受)に対して優しく接する瑠可など、気持ちがあたたかくなる部分もたくさんあり、最後はハッピーエンドでホッとしましたが…。

しかしながら、それ以上に、天涯孤独で貧乏で、それなのにあるトラブルでバイトをクビになってしまい、あま…

0

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

涙、涙、涙

今回は、精神的に追い詰められる主人公が、神がかり的に素敵な攻めに、救われるお話です。

安西は、高校時代に学校の先生から性的悪戯をされ、なんとその場を、想いを寄せていた奥村に見られ助けられました。若かった2人は何も出来ず離れ離れに。 

数年後、偶然再会した時の奥村は成長し、またしても会社でいじめられている安西を、さっさと辞めさせ、鮮やかな手際で救っていきます。
奥村は、どこまでも安西の…

2

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

ムッツリ攻め✕性癖こじらせ王子!

お道具モノですが、月村先生らしいピュアさが感じられて好きなお話でした。電子版もあとがき&挿絵あり。

玩具を使って1人プレイをするのが好きな受けが、寮で同室の攻めにその場面を見られてしまう…というのが物語の発端なので、共感性羞恥の方はご注意を。

そのシーンを見た攻めが気持ち悪がるわけでもなく、「これからは俺がいる時にしろよ」なんて言っちゃうので、読者的には、受けに惹かれてることはバレバレ…

2

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

エロ多めだけど、続編は純愛感あり

想定していた以上にエロ要素多めでしたが、書いているタッチが軽めでテンポもよく、読みやすかったです。テーマは割とハードめなのに、攻めの包容力が高くて嗜虐的に感じませんでした。キャラクターは高身長のキラキラ王子様受けというのが何ともツボでよかったです。後半には続編というかスピンオフが収録されていて、そこでは純粋にデートを楽しむ二人が読めます。エロと純愛のバランスが1冊通すと取れていて、そこが結構好印象…

1

エンドレス・ゲーム 小説

月村奎  金ひかる 

ドキドキしました。

 佐伯さんのスパダリも良いのですが、誓史くんの未熟な若さに魅力を感じました。意思が強く頭脳明晰な彼をしても、佐伯さんを思う恋心は、隠しきれなかった。
 4年もの間辛かったよね。よく頑張ったね。

 また、スピンオフの櫻井先生と紺野くんのお話しも、とても良かった。短編にしてしまうのは、惜しい作品です。
 守先生のトラウマを、達也くんに払拭してもらうところまで、読んでみたかったです。

1

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

えーっと……

琳央と一緒に悩めばよいのか、恥ずかしがればよいのか、恋の成就に喜べばよいのか……シーンごとに自分がどう対応するのか惑っているうちにお話が終わってしまいまって、困っています。

月村さんが書く『性癖に悩む受け様』。
一体どんなキャラクターなのかワクワクして読みましたとも。
琳央は『淫靡な欲望を持つ自分を隠していること』に罪悪感を感じているんですけれど、その罪悪感の感じ方自体が、なんちゅうか、…

4

WISH 小説

月村奎  橋本あおい 

月村先生、大好きです。

胸を抉られるようなツラさの後の幸福感。尚也くんが幸せを、日常の人々との関わりの中から自ら探り出し、成長してゆく過程が自然でした。BLジャンルには珍しく、女性(響子さん)が、一際輝く道標。『大人の幸せは自分への義務』って言葉に心動かされました。ありがとうございました。

0

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

何度も読み返している一冊

月村せんせーの名作の1つ、やはり問答無用でめちゃくちゃ良い!
ゲイに偏見のない青年と、恋愛を諦めているゲイの青年の心温まる物語で、落ち込んだ時や疲れた時に読み返す1冊です(*´ω`*)

派手さはないし、ストーリーだって珍しい訳ではないですが、この空気感・雰囲気がたまらなく好きです。

篤史はゲイであることが原因で、中学時代にはいじめにあって、家族と疎遠になり疎まれているのですが
その…

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