月村奎さんのレビュー一覧

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

お互いの(特に攻め)の気持ちを知れてからがすっきり

 詳細で攻めのキャラ属性に俺様ってあるけど、ちょっと違うと思った。
 不器用とか……素直じゃない……って言う方があってる。

 攻めの幼馴染(女)が出てきます。最初はうわーいらねえ……って思ってたんですが、当て馬でもなく悪女でもなく、いい感じの立ち位置でした。後半は私がすずを好きになってた。嫁にきてくれ。
 前半の受けのノリが苦手で読みきれるか不安だったけど、攻めと結ばれてからは、おちゃら…

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もうひとつのドア 小説

月村奎  黒江ノリコ 

健気不憫が二人…

自分ごときに人を傷つけられるはずがないと、自虐的に思っていたが、それは自虐でも謙遜でもなく、倣慢だった。


月村さんのお話は健気不憫受の心理観察がやはり素晴らしいです。生まれてからの境遇から生じた性格の捩れ、諦めが前提で良き物事があっても正常に消化出来ない気持ち。恋を自覚して自己完結的な気持ちからの移り変わりが、側から見ると見事な空回りなのに共感させられるし、目が覚めた上記の言葉には背筋を…

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王子禁制(アイドルキンセイ) コミック

麻生海  月村奎 

タッグ成功例

月村さん原作作品ではありますが、麻生さんらしさが凄く感じられまして、そういう意味では連名の作品として成功してると思います。

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眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

幸せになるキスを。

納得の不朽の名作ですね。
温かい幸せな読後感です。


受け様は1人でデリと料理教室を切り盛りする料理人の堀。
最近、デリの惣菜を買いに訪れる1人のお客とささやかな会話ができるのを密かな楽しみにしていた。
そのお客こそ攻め様の宮村。

堀は、最近一人暮らしを始めた料理初心者の宮村に、料理を教えることになる。
友達と称して、ぐいぐい距離をつめてくる宮村に、堀は戸惑いながらも少しずつ…

1

片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

めんどくさいけど、そこがいい。

読んでいて、なんだこのこじれためんどくさい受け様は…、と何度思った事か(• ▽ •;)
世慣れてない若さってことかしらね。


受け様は大学生の悠馬。
家柄がよくてルックスも完璧な王子様。
だけど付き合ってみると意外とつまらない、とフラれ続けてきて、見掛け倒しの自分にコンプレックスを抱いていた。

そんな悠馬が最近憧れているのが、バイト先のカフェの店長である久保寺。

優しく安…

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「ツァイガルニクの恋の沼」出版社ペーパー「どんぐり勘定の蜜夜」 グッズ

こんな溺愛カレシ様、羨ましいわ~

航輝と同棲を始めて1ヶ月の春音視点のお話。

春音が仕事から帰ると、美味しい食事やお風呂がが用意されている居心地のいい家。
いたれりつくせりカレシからの甘やかされ生活。

自分も航輝に何かしてあげたい、とマッサージを試みようと航輝のセーターをめくると…。

疎遠になるきっかけとなった尚輝へのセーター。
しっかり航輝はしまい込んでたんですねぇ。

航輝、付き合いだしたら態度だけじ…

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恋愛☆コンプレックス 小説

月村奎  陵クミコ 

キレッキレのラブコメ☆

安定安心の月村印♪と思って読み始めたら…予想を上回る肌色成分と面白さで、永遠に読める感じだったので”神”評価にしました。受の自虐思考にぐふぐふ笑えるというのは定番ですが、本作は他の追随を許さないかも!?というくらい月村先生のコメディセンスがキレッキレで…とにかく楽しかったです。

ゲイばれした心の傷を抱えて漫画を描いてひっそりと暮らしている受(朋樹)と、その隣人のイケメン大学生・攻(玲央)のひ…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

両片思いの幼馴染の再会もの

恋人がいるのでは?
やっぱり嫌われているのでは?と両片思いのすれ違いや、
攻めが間男(誤解)に嫉妬したりなど私の大好きな展開モリモリ。
攻めが甲斐甲斐しく受けの家に通って手料理を差し入れたり尽くしてアプローチしてるんだけど、受けは一体どういうつもりなんだ??と訝しんだりしてて気づいてないのが面白い。
そして引っ付いてから急激に甘くなるもの萌える。
攻めよ、その激甘な態度をもっと最初から発…

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片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

大人に優しく愛される高校生に萌え

眼鏡キャラが大好き。
受けも攻めもおいしいけど、作品に出てくるのは優しい大人の攻めキャラ。だけど時々ちょっとずるい大人で、それもおいしい。

本作は、顔が良くて女の子にモテるけど、付き合ってもすぐに振られてしまう受けの広瀬が、バイト先の店長の久保寺と付き合い、愛される描写がたまらなく幸せで萌えポイントです。
優しくて時々ずるい?大人に愛されるってなんて幸せ!
ベッドシーンも愛情で満たされ…

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いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

どSっぷりが絶妙

木下先生作品久々ですが、毎作どうしてこうさらり〜と流れるように読めちゃうんでしょうね。
コマが大きめだからかもだけど、それだけではないはず。
無駄がない、リズムがいい…等、いろいろ理由がありそうです。

本作は、再会両片思いストーリーの王道で、先が読める展開ではあるけれども、コメディとしておもしろく楽しめました。

なんてったって佐原のどSっぷりがいい。
ハウスキーパーとしての顔と、…

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