月村奎さんのレビュー一覧

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

甘くて切ない

タイトル通り、「甘くて切ない」お話だと、おもいました。
家庭的に恵まれない人物を登場させる頻度がたかい作家さんだとおもっていますが、この作品でも、そういう人がでてきます。
不遇な境遇で育っても、幸せになれるということがしっかりと描かれていて、読んでいて、幸せな気持ちになりました。
いわゆる「毒親」というひとが登場しますが、そういう登場人物がでてくるからこそ、物語に、ふかみがましているような気…

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ブレッド・ウィナー 小説

月村奎  木下けい子 

パン

パン職人さんと、パン屋の店主さんとのお話です。適当にパン屋を経営する子持ちの「受」は、いろいろと訳ありな様子。そのパン屋に、パン職人の「攻」がやってくるというお話で、先の見える展開ではありますが、好きな設定でもあるので、たのしくよむことができました。
投げやりに見える「受」が、人間的にも成長していく様子がしっかりと描かれていて、おもしろいとおもいました。どうして、「投げやり」になってしまったのか…

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ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

せつない

イケメンシェフと、天涯孤独のフリーターとのお話です。
天涯孤独の葉が、人生のおわりにおいしいものを食べようとして訪れたお店で、バイトをすることになてしまい、いつしか、葉はシェフに惹かれるようになっていくというストーリーです。
BLの王道のようなお話ですが、ストーリー設定やキャラ設定がしっかりされているので、たのしくよむことができました。
不遇な「受」が、幸せになっていく様子が描かれていて、よ…

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エンドレス・ゲーム 小説

月村奎  金ひかる 

エンドレス

十四歳の中学生と、弁護士とのお話です。中学生といっても、官能的なシーンがほとんどないので、背徳感をかんじずによむことができる作品だとおもいます。
身内がいない「受」を、やさしくうけとめる「攻」という設定は、この作家さんでよくみられるお話だとおもいますが、マンネリ化することなく、おもしろい作品になっているとおもいました。
メインのキャラの他に、もう一組のお話もあって、そちらのほうが好きでした。せ…

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偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

受けの片想いはBL界の宝

 推しポイント、年上×年下。ゲイ×ゲイ。

 誰にも心を預けられず、顔色を窺い、人に気を遣って生きてきたリオンが、出会ったばかりの年上の大我に砕けた口調で接する自分に驚きながらも、過度に期待しないように戒める姿が可愛い。
 大我の行動をポジティブに捉えては、いやそんな訳ない、期待しない甘えない信じない……と抑え込むのが涙。
 兎のお手製ぬいぐるみをきっかけに、大我のことが好きだと自覚してか…

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不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

若いねぇ(*´ω`)ウンウン

ちょっと恋愛に振り回され過ぎじゃね?と感じてしまいました(^_^;)
若者の特権かしら。
私がおばちゃんになったって事ですかねぇ。


受様の諒矢と攻様の颯の二人は幼なじみ。
いつも一緒ないて、言葉にしなくても颯の事はわかると思っていた諒矢は、密かに両想いであると思っていて。
母親が亡くなり、颯はスカウトされた事務所を頼って上京することになり、颯を支えたい、一緒にいたい、とついて行っ…

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甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

この結末はちょっと無理すぎた……

始まりは甘すぎる夢のような展開。推しが目の前に現れて、仲良くなろうとぐいぐいくる。が、それら全てがただの妄想だったと思わせるかのように、毎回母親が不快感とともに襲来する。この繰り返しで話が進み、最後に律が進むと決めた道は(私にとって)耐え難いものだった。

律は大人になった今では、親の言動がおかしいことを理解しており、内側には反発心も生まれている。だが何を言われてもすぐに謝ってしまうので、さら…

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隣人は恋人のはじまり 小説

月村奎  木下けい子 

隣人

「眠り王子にキスを」とリンクしている作品です。この作品だけでも、話がわからなくなるということはないとおもいますが、「眠り王子にキスを」を読んだほうが、よりたのしめるとおもいました。

マンションの上階に住む歯科医師と、会計係をしている男性とのお話です。月村さんの小説によく登場するスパダリで、包容力のある「攻」が好きなこともあって、たのしくよむことができました。

2人のやりとりが、ほほえま…

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きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

秘密

大企業の御曹司と天涯孤独な居候という組み合わせです。スパダリの「攻」と、めぐまれない境遇の「受」という設定は、月村さんの作品でありがちですが、マンネリ化することなく、いつもおもしろい作品を生み出しているとおもいます。

切ないシーンもおおくありますが、基本的に、相思相愛なふたりのお話で、あまくて、ほのぼのとしていて、読んでいて、ほっこりしました。

「攻」はかっこよく、「受」はかわいいとい…

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きみはまだ恋を知らない 小説

月村奎  志水ゆき 

月村さんの作品のファンなので、よみました。システムコンサルタント会社経営の30代の「攻」と売れない絵本作家の20代前半の「受」という年齢差のあるお話で、月村さんの作品で、多いパターンな気がします。

仕事ができて、お金があって、包容力のある「スパダリ」の「攻」と、年下で、お金がなくて、健気な「受」という組み合わせを描くのが上手な作家さんだとおもいます。全体的に、ほのぼのとしていて、ほっこりする…

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