三田六十さんのレビュー一覧

俺はニーチャ コミック

三田六十 

にいちゃんだって甘えたい

年上攻めは紳士に限る、というモットーを個人的に持っていたので、風俗店店長か…うーむ、って感じだったのですが、ちょい悪風も悪くなかったです。
っていうか、かなり良かった。

家事育児に大忙しで、自分の時間ナシ。
名前も呼んでもらえず、な高校生の希。
こういう設定の学生さん、漫画で結構見かけるけど実際にはあまり居て欲しくはないな…。
そんな希の前に現れたヒーロー。
店長の好みの身体になり…

0

俺はニーチャ コミック

三田六十 

主人公が受け入れられるか紙一重

何度もトライしてやっと最後まで読みました。
絵がいいですね!主人公も弟妹も店長や店員さんも。

6人兄弟の長男、父は単身赴任で母は働きに出てて。
弟妹の世話、幼稚園のお迎え、お弁当作りに買い物などなど大忙しで放課後も遊びにいけません。

家族からも友達からもお兄ちゃんと呼ばれ、俺の名前は誰も呼んでくれない、俺って一体…。
疲れ果ててますね。高校生にこれは可哀想です。家族計画ちゃんとし…

1

紅椿 コミック

三田六十 

言葉は分かりあえなくても

人外モノは積極的には読まないのですが、高評価やあらすじに惹かれて読んだ作品です。
今まで読んだ人外、鬼とか吸血鬼とか狼男などは普通に人間の言葉を話し理解していたので、言葉が通じないという設定に今更ながら目から鱗でした。

村から疎外され1人孤立して暮らす佐吉が鬼の赤子を拾い、アカと名づけ育てていくのですが、いつまでも人間の言葉を理解することなく、やがて鬼の本能を見せ始めたアカを山に放す。

2

紅椿 コミック

三田六十 

ああ、美しい

人外BLは数あれど、人間の言葉がわからず
意志疎通できないというお話は珍しいなと思いました。
そんな中で育まれる愛情や絆は
佐吉からの一方通行ではなかったと
最後の最後でわかったときの感動…!
アカを想い続けたからこそ
実現したことなのかもしれませんね。

全体を通してわりと悲しいお話で
佐吉の境遇や過去もやるせない。
アカのことも愛しく守るべき存在なのに
「普通」にしてあげ…

1

俺はニーチャ コミック

三田六十 

頑張り屋さん

すごく良い作品でした~!
希がめちゃくちゃ頑張り屋さん。
毎日兄弟たちの面倒みて自分のことは二の次。
文句も言わずにえらすぎます。
でも、張りつめた糸は必ず切れるもの。
「毎日こんなに頑張っているのに。
我慢ばっかりして、名前すら誰も呼んでくれない」
感情を押し殺して安達からの仕打ちに堪えている場面、ちょっと切なかった。
だから、「オナホくん」なんて呼ばれて爆発してくれてほっとしま…

1

紅椿 コミック

三田六十 

人外(鬼)

叙情的な作品でした。

いわれのないそしりを受けて、一人山奥で暮らす主人公。
ある日椿林の中で鬼の赤子を見つけます。言葉が通じない中、悩みながらもその子をかわいく思い、育てますが、やはり成長してくるにつれ鬼として人間生活とは相容れない部分が大きくなり、ついにその子を自由にしてやります。

この養育編は、鬼の子が逃げないように縄をつけたりと、動物的な扱いをしていてちょっと心が痛みます。

2

紅椿 コミック

三田六十 

切なくて美しい鬼との恋

評価がすごく高くて、発売日当日に購入したにも関わらず、本日まで読まなかった…読めなかったのを後悔した。
人間と鬼。通じ合うことのない魂が救われる…悲恋を想定していたので、この結末にはしてやれた…という感じだった。嬉しい誤算というか。

容姿の違いで里から追いやられ、ひとり孤独に暮らしていた男佐吉が、山で産み落とされたばかりの鬼の赤ん坊を拾ってトコロから物語は始まる。
名前を紅(アカ)と名付…

1

紅椿 コミック

三田六十 

人外の世界観に没入。

人外BLは好きで、絵もとても綺麗で、紙版を購入しました!買って良かった~(*≧∀≦)

捨て子の赤ちゃんが、めちゃくちゃ可愛くてのっけから心拍数上昇!辛い人生を歩んできたであろう佐吉が、アカを育てる覚悟をしてくれて、その心の優しさや戸惑い、強さが全ページを通して魅力的。

鬼の子であるがゆえに成長しても人の言葉が話せないアカ…会話が通じないアカ…。この本の最もダークな要素でありながら、そこ…

2

野干~お狐さまの言うとおり~ コミック

三田六十 

独特の世界観に引き込まれる

狐につままれたような不思議なお話です。
こちら、読み切りなのでしょうか?
もう二年も前の作品なので、きっとそうなのでしょうね……


振られて酔っ払った客の相手をするバーの店員・凛。
客は凛に面白い話をせがみ、
仕方なく凛が始めた話は〝獣姦の話〟でーー…⁉︎

この突拍子もない展開^^;
方言を話す可愛らしい姿をした凛は、
けっこうなビッチです。
以下は、凛の語りでストーリ…

1

俺はニーチャ コミック

三田六十 

風俗店が舞台のピュアBLに、キュン泣きしました。

アワード2020締切間近に慌ててノミネート作品を読んでいる私です。評価入れるのが精一杯でレビュー書く時間は全然取れないでいたんだけど、この一冊について、どーしても、無性に書きたくなってしまった。

6人兄妹の長男として、働く母親代わりに弟妹を見ながら家事をこなす希。
家族からも友達からも“ニーチャ”と呼ばれ慕われてはいるけれど、ときには一人の高校生になって「希」と名前を呼ばれたい。
そんな…

5
PAGE TOP