金ひかるさんのレビュー一覧

蠱蟲の虜 小説

六青みつみ  金ひかる 

読む人を選びますね。

以前からすごく気になっていたお話。
ようやく手に取るに至りました。

完全に読む人を選ぶお話だな、と思いました。
地雷の人も多いのかも?
私は大丈夫だったのですが…。

最初のうちはファンタジーをあまり読まないせいか、世界観に馴染むのに少し時間がかかったようなところもありましたが、徐々にそれに慣れて。

小さな芽生えと、そして別れと。
怒涛のような不幸の連鎖。
その中で5年も…

2

負けるもんか! 小説

榊花月  金ひかる 

自分主人公な受けのちょっとした成長記

主人公の谷中馨(高1)が、山深にある学園寮へ兄の広明(高3)を追って来たところから始まる本作。
馨は自分だけ他人だったと知ってから家族に辛く当たっていた。
そんな馨から広明が離れていった事が悔しくて、時期を待って追って来たのだった。
短気・尊大・暴れん坊・オレ様な馨に、入寮している生徒達が絡んでーの、兄との和解と彼氏ゲットまで。

義兄の広明は、成績優秀で小柄ながら腕っぷしも強くとても優…

1

シークレットでやっちまえ! 小説

砂原糖子  金ひかる 

俺様同士

キャリアなんだけどナンパとサボりまくりの刑事、市居[受]はある事件の発砲現場で飄々とした俺様男の汐見[攻]と出会います。
その後、聞き込みに行った市居は汐見に一杯食わされ探偵仕事の為に利用されちゃって、彼への印象は最悪。
こんな2人が事件を追う内に、市居は次第に汐見の事を色々知って行く。
彼が元刑事である事や、奥さんを殺されてそれ以来暗闇が怖くなっている事等。
市居はナンパ野郎だし部下にも…

0

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

テンポよく読めて面白かった!

始まりは、わりとキッチリした復讐劇とか仕事上のあれこれを絡めた展開になるのかな?と思ってたんですが、そっちは意外とあっさり。
お話の主軸は「復讐のため」という大義名分で繋がる2人の恋愛模様や心の移り変わり、葛藤でした。

となると、普段の私だとつまんなかったっぽくなるんですが、そんなことない!面白かったです。
そんで、さほど「復讐」に重きを置かれてもいなかったのに、受けを陥れた同僚にマジで…

2

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

エロ>復讐

旧版の表紙の方が京一がダサいんですよ、自分的にはこっちの方がキャラのイメージに近いかなあ。
友人と信じていた同僚に裏切られてどん底の気分でふらついていた京一[受]はチョコレート好きな奇妙な男、梶本[攻]から声をかけられます。
酒の酔いと自暴自棄になっていたのも重なって、京一は初対面の梶本に友人の裏切りをぶちまけてしまう。
その後、梶本は京一にお互い協力してそいつに復讐しようと持ちかけるんです…

0

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

好き…

短編集だとは思わず予約購入したので
「あら~」って気持ちはなきにしもあらず(笑)
厳しいご意見にも多々頷ける部分があるものの
自分的には「一本一本の充実度が違うんだよな~~」
っていう、ファンならではな気分が働いてしまい
文句なしの「萌え!」で。

ま、確かに同じような人たちの同じような恋模様なんですが!
月村作品を好きな人のツボはそこにこそあるような気も…
(つまりは超月村ファ…

3

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

編集に問題があるような・・・

短編が5本も入った、まさに短編集。
しかもラストの1本はその中に更に4本の短編。
それが、どれもカラーが似ている話が詰まっているので、主人公の年齢や職業が違うだけで、印象が薄くなってしまっている。
素人の自分ごときが、色々言うのもなんだが、せっかく一冊にまとまっているなら、時に4本目は超短編4本構成であるなら、これはリレー方式みたいな、総ホモでなくていいから、一本の話に出てきた主人公がすれ違…

4

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

さすがにキツイ…。

読み終わった瞬間、最初に頭に浮かんだ感想は「けもけもぱぷさん上手いこと言ったなぁ…」でした。
ホント、金太郎飴みたいな本。というより、月村さんが金太郎飴な作家さんなんですよね。
月村さん、私はなんとか寮のシリーズ以外全部読んでるんですが、そのほとんどが、同じキャラなんですよね。

この本にあるお話も、ご他聞に漏れず。

攻めはカッコよかったり人当たりがよかったり、寡黙だけど嘘がなくて人…

3

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

月村節てんこ盛り

今回の月村さんの新刊は短編集でした。
秋霖の最終巻が出てからエラく短いスパンでの発刊だなと思ってたら、同人誌再録を含むこれまでの単品を集めた作品集だということで納得^^
さぞかし色んなタイプのお話が読めるのかと思いきや、先のレビュアー様も仰ってる通り中身は見事なくらい月村さんのテンプレオンパレードなお話ばかりでちょっと笑ってしまいましたww
ネガティブで自虐的なくせにプライドが高い受けと、何でもソ…

4

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

金太郎飴な短編集

最初に言っておきますが、月村さんは好きな作家さんです。
なんですが、この短編集はいくらなんでもひどいと思いました。

収録されているはなしは、どれもいつもの月村さんで、ひとつひとつを取ってみれば、どれも月村節ともいうべき、いいはなしだと思います。ですが、どれもみんな、同じようなキャラクター、同じような展開、おなじようにキス止まり、朝チュンならぬHもなし。
さすがに食傷気味になりました。

4
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