金ひかるさんのレビュー一覧

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

表紙が買いにくいシリーズ

裸ん坊3部作の中で、このWEEDが一番好きです。
傍若無人でプライドはエベレスト級。
嫌なことがあればすぐに人に当たり散らし、後輩相手に嫌味をたれる、超我儘男、若宮。
人としてどうかと思うような、兎に角いちいち腹の立つ男なんですが、こいつが何だか憎めない……。
注いでも注いでも満杯にならないコップみたいな若宮相手に、岡田は本当に懸命に愛を注ぎます。
でも、岡田も若宮と一緒で、やっぱり愛に…

7

俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

さらりと読めるおはなし

兄弟のように仲良く育った二人が、すれ違いもあったけど、お互いへの思いを再認識するという王道ストーリですね。
冒頭はどんな展開なんだろうとちょっと期待していたのですが、特に驚く展開もなくさらっと終わってしまいました。

攻めも受けも、基本、純粋で真面目な青年なのですが、受けが少々鈍いところがあります。
悪気はないのはよくわかるんだけど、その言動だと攻めがかわいそうって感じる場面がちょいちょい…

1

愛の一筆書き 小説

名倉和希  金ひかる 

読んで題名に納得

表題作、続編、SSの3作品が収録されています。


「愛の一筆書き」
高秋(攻め)が主人公です。
高校1年の高秋が、小学5年生の佳文(受け)に一目惚れして、14年後に両思いになり、現在は同居中。佳文がいれば幸せいっぱい、仕事もはかどる毎日。ところが、佳文が会社の後輩と浮気している?!

「愛は永遠」
高秋が主人公。会社を辞めて高秋のマネージメントに専任することにした佳文。佳文が会社…

1

恋するソラマメ 小説

久我有加  金ひかる 

ソラマメは自分

シリーズ未読ですが、支障ありませんでした。
翔大の兄とか、この二人が主役の話があるんだろうな、と思う場面はありますが、もったいぶった書きぶりでなかったのでイラつかなかったです。

中編2作品が収録されています。

「恋するソラマメ」
表題作。翔大(受け)の視点で進みます。恋人同士になるまでです。芸能人の自分と付き合うと迷惑をかけてしまうからと及び腰になる百瀬(攻め)の不安をどんと払拭さ…

1

俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

萌えない展開からキュンへの力技

実家である地方都市の土産物屋で働く集(受け)。高齢の祖父との二人暮らしで、観光客もどんどん減って、先行きの不透明さと田舎の閉塞感に息がつまる思いでいる。そんなある日、兄弟同然のように育ったお隣の幼なじみ・佑弥(攻め)が転勤で帰ってきた。大学卒業と同時に家を離れ、東京で就職した佑弥は2年間まったく集に連絡も取らず、今回戻ってくることさえ集は知らされていなかった。しかも帰ってきた佑弥は、チャラい格好で…

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探偵の処女処方箋 書き下ろしペーパー グッズ

108本って、煩悩かよっ

大伴が高嶺宅に薔薇を抱えてプロポーズに行く前、その薔薇を買った花屋でのお話です。
ネット注文した薔薇の花束を受け取るために訪れた花屋で、応対に出てきたのはどこかで見覚えのある男。
司法修士生の同期で裁判官になったはずの海棠が、まさかこんな所で花屋に転身とは!
この海棠という男、どうやら「恋の花ひらくとき」という作品の登場キャラのようです。
おまけペーパーならではのサプライズ出演ってとこでし…

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探偵の処女処方箋 書き下ろしショートストリー小冊子 グッズ

キッチンは燃えているか

コミコミスタジオの特典小冊子。
本文がA5サイズ2段組で7P、それにカバーイラストをカラーコピー舌表紙がつきます。
内容は他の方が詳しく紹介されているので、後半部分の感想を。

せっかくパスタがゆだったのに、ノースリーブのランニングシャツからちらちら見える高嶺の乳首に我慢しきれず大伴は、、、
ようやく包帯がとれて、念願の両手で乳首こりこりを堪能する大伴。
高嶺の方も、キッチン、パスタの…

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探偵の処女処方箋 小説

鳥谷しず  金ひかる 

妖精王子と野獣

「イラスト・金ひかる」作品は作者不問で購入の1冊。
なかなか楽しかった。
そして思いのほかエロかった。
個人的な印象ですが、金先生の挿絵としては脱衣率がかなり高いかも。
そして、このスピン元「スリーピング・クール・ビューティ」多分読んだことある、はず…、レビューしてないけど。
Sっけのあるオレ様系の攻めが苦手なので「スリーピング~」の方は記憶から抹消したのかも知れない。
こちらの作品の…

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俺のこと好きなくせに ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

2人の出発点

本品は『俺のこと好きなくせに』の
フェア書店限定配布の特典ペーパーになります。

本編は受様視点ですが
本作は攻様視点での本編後日談となります。

さすがの佑弥でも
集とであった時の事は覚えていませんが
一番古い記憶は今でも鮮明です。

母親に抱かれた赤ん坊の
手編みの靴下が片方だけ脱げていて

部屋の隅に落ちていた靴下を
佑弥が履かせてあげてあやそうとすると
嬉…

1

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

少しちぐはぐ…。

もう少し整形の下りがうまくいかなかったかなぁと思いました。
もともと自分の顔を醜いと思っていた一葉ですが、整形して別人のようになったはじめの設定から、後半、雰囲気は変わったけどわからないほどではないという設定になってしまったのは残念。
また、黒石の寡黙だけど抜きん出た接客でNo. 1なのは良いとして、そんなキャラの黒石が一葉に振られて雨の中泣いたりするのはマンガチックではあるけど、どうもチグハ…

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