金ひかるさんのレビュー一覧

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

痛みを抱えた2人(と2匹)のハートフルBL

中身はオトメンなのに外見がチャラく、ろくでなしに見えるせいで色々と誤解を受けがちな亮平(受け)。トラブルに巻き込まれることも多く、身に覚えのないことで大家に睨まれ、怪我をした犬猫を拾ったことが決定打となりアパートを追い出されるが、そこを助けてくれたのは以前誤解で殴られた相手・正治(攻め)だった。
友人に頼まれて彼氏のふりをした際、その友人に付きまとって捨てられた男が正治だった。騙したことで良心が…

13

おまえは、愛を食う獣。 小説

神奈木智  金ひかる 

実は将来神カップルになる2人なのかな?…っと思いました

シリーズ第2弾。
時間の流れとしては前作「やさしく殺して〜」のその後で、
メインは次期一ノ瀬組組長の響と、
モグリの医者で室生と旧友の仲の優哉という歳の差カップルでした。
あまり歳の差は感じなかったですけど。
それにしても響と優哉はちょっと面倒くさい2人でしたねー。
響は題名の如く獣のような奴で、
優哉は性にも恋愛にも自分にも割り切ったタイプ。
それでもって6年間セフレという関係で…

1

初恋の神様 小説

海野幸  金ひかる 

禁断かとおもいきや・・・

海野先生の本は幼なじみ物がツボで、ちょこちょこ読んでいます。

さて、今作・・・神主と神父の恋・・・だなんて、なんだか禁断そうな香りが漂いますが、実際には結構ほのぼのした、ちょっぴりファンタジックな雰囲気の初々しくてかわいらしいお話でした。

神父の正体(?)というか本当の姿みたいのも、割と最初の方で私も気が付いてしまいましたし、「禁断」「禁忌をおかす」・・・みたいなハラハラ度はありません…

2

やさしく殺して、僕の心を。 小説

神奈木智  金ひかる 

最後、逆の展開が読みたかったな

前に「有名な作家さんなので、何か読んでみたい」っと読んだのが合わなくて。
でも前にこの作品の3作目のおすすめレビューを読んで、せっかくならと読んでみました。
面白かったです。

今回は天涯孤独で生きる術として恋愛を利用してた菜央と、暴力団幹部室生のお話。
ヤクザが絡むお話ではありますが、暗さはないです。
受けの菜央は補導歴たくさん、今は人を騙して生活してるという人ではありますが、
実…

1

たった一人の男 小説

水原とほる  金ひかる 

消せない気持ち

情報処理会社“シロテック情報システム”は
社長の城山基弘が36歳で独立して立ち上げた城山商事の小会社です。
城山商事から引き抜いた人材のうちの一人、
石川暁生が元恋人で現社長秘書。
城山はバイで、現在付き合っている女性と上手くいっていない様子を
暁生に言い当てられ機嫌を悪くするなど
子どものような面もありながら
仕事に関しては攻めの姿勢を崩さないやり手社長。
そんな彼をサポートする…

4

ディープブリージング―深呼吸 小説

神谷凪  金ひかる 

古臭くない青臭い話(良い意味で)

初読時あまり良いイメージは無かったのですが、数年ぶりに読み返してみると、この二人まるっきり彰と歴也じゃないですかーッ!?本当に(ry。何にせよ、この作者の書くこの手のカップリングが大好きな私は埃まみれの物置の中からお宝を見つけ出したかのような気持ちになりました。でもやっぱり私にとってこの作品はほぼキャラ萌えなんですよね。この作家の書くこの手のキャラクター(主に攻)の言動が滅茶苦茶好きなので読んでい…

1

青くて、甘い 小説

ひのもとうみ  金ひかる 

攻めがちょっとヒドイ

表題作と続編ショートが収録されており、どちらも充彦(受け)の視点で進みます。

表題作で両想いになるまでがじれったかった分、続編ショート「甘くて、熱い」が、二人の初エッチがほとんどで、タイトル通り甘い雰囲気で終わってニヤけてしまっていたのですが。
改めて表題作「青くて、甘い」を読み返すと、あれ、神田(攻め)って結構ヒドクない…?って気が付いてしまいました。

それまではピュアな充彦が好き…

2

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

また会えて良かったね

罰ゲームから検索しました。
義理の母に虐められたんやろなぁと思いツキンと涙ぐみそうになるものの、ホストというのにあまりピンとこず。けど最後はハッピーでニンマリ。

0

手をのばせばそこに 小説

早瀬亮  金ひかる 

無口無表情を装う受け

1冊すべて表題作です。冬(受け)の視点でストーリーは進みます。

冬は21歳で既にひとりで生き、ひっそりと人生を終えると決め、意図的に無口で無表情を装って暮らしています。そんな中、大吾(攻め)が隣に越してきて…という話です。

序盤で冬がどうしてそのような現状に至ったのかの経緯が説明されているのですが、そこで冬の思考に納得できるかがポイントだと思います。

そこを受け入れられると、大吾…

2

山神様のお嫁さま 小説

久我有加  金ひかる 

山神様と気立ての良い大学生の婚姻譚

久しぶりに亡き祖父母の家のある山を訪れた穂高(受け)は、山の祠で弱っていた大きな狼を助けた。その夜、穂高の元を長身の和服の男が訪ねてくる。お腹がすいているようだったので、食べさせてあげようと米を炊いていたら、目を離した隙に男の頭には獣耳が生えていた。まさか本物だとは思わずいたずら心で触ってみたら、その男・颯(攻め)は狼姿で助けてもらった山神で、耳を触られたからには自分と婚姻を結ばなければならないと…

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