金ひかるさんのレビュー一覧

鬼の子いとしや桃の恋 小説

野原滋  金ひかる 

切なさと愛しさで胸いっぱい

とても胸打たれる素敵な作品でした。
『泣いた赤鬼』を思い出しながら読んでいたのですが、
あとがきを読んで、やっぱりなという気持ちになりました^^
鬼が悪者じゃなく誰にも退治されない、愛しくて慈しむべき存在として描かれています。


昔、鬼を退治し栄えたとされる西園家。
その本家で成人した男子に行われる秘伝の儀式「鬼鎮め」
儀式を行った光洋は、選ばれし者として一人きりで「鬼住み島」へ…

6

鬼の子いとしや桃の恋 小説

野原滋  金ひかる 

鬼ちゃんの可愛さが切ない

うわ~~(;///;)
鬼と人間のすれ違いが切なくて泣く…。

あらすじを読んだだけでは情報が少なすぎて迷ったけれど、作者さんがTwitterで「切ない恋」と説明されていたので期待して読んで正解でした。可愛くてほのぼのしちゃう場面もありつつ、すれ違いの痛みが切なくて萌えます(;///;)すっごい良かった。

1点だけ。本文で鬼ちゃんの容姿を「恐ろしいほどの美貌」「皆が振り返るほどの美貌」…

4

鬼の子いとしや桃の恋 小説

野原滋  金ひかる 

世界はこんなにも、綺麗なもので溢れてる

こちら、大学生の主人公と鬼による、純愛ものになります。

表紙やあらすじから可愛いお話を想像してたんですけど、実際コミカルでクスッとさせてくれるんですけど、とても切なく、また哀しいお話でもあるんですよね。
ボロボロ泣きましたよ!
純粋で健気すぎる鬼の姿に。
ラストの幸せな二人の姿には、もう胸がいっぱいですよ!
めちゃくちゃ感動的ないいお話だと思う。


ザックリした内容です。

9

スイート×リスイート 小説

栗城偲  金ひかる 

甘いものとコーヒーを片手に読みたい

栗城先生の既刊作品を少しずつ追いかけています。
自分よりも大柄な男性と甘いものが苦手な主人公・瑞希は、ある日友人に連れられて行ったパティスリーで初恋の相手で幼馴染の「ごうくん」と再会して…と続きます。
あらすじの通り、幼馴染同士の再会ものです。
以下、ネタバレありの感想となります。



大柄な男性に限定しての男性恐怖症+当時のトラウマにより甘いもの全般に拒否反応が出てしまう瑞希。

2

御曹司シェフと甘やかし同居生活 小説

松幸かほ  金ひかる 

良くも悪くもタイトルまんま!

「ボンボン育ちの攻めがあれこれお世話して受けの胃袋掴む」系の甘〜いお話なんだろうなと思って、疲れた時に読もうとストックしてた本。

読んでみたら、まさにその通り、「苦労人の受けに同居を持ちかけ、溺愛スパダリ攻めがせっせとお世話する」というやつでした。
変な当て馬も登場しないのでイライラもせず甘さに浸って読むことができてなかなか良かったです。
ノーストレスで読める。

でも読み終わって数…

3

社長と元ヤンの幸せ子連れ生活 小説

小中大豆  金ひかる 

龍基と昂成が幸せならば、それでいい

私の購入基準の、金ひかるイラスト作品は問答無用で内容ノーチェック購入した本。
もう、このカバーイラストの、精悍でガタイのいい攻めに、攻めよりはずっと小柄だけど別に女っぽくはない普通容姿の受けってところからツボです。
って所までがいつものお約束のマクラですが、購入して、そのまま積み本になっていたのを発掘。
急に保育園児の甥っ子を一人で預かることになってしまった龍基。
育児に苦労していた龍基の…

0

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

こう見えてネコなんです

小中先生はチェックしてるはずなのになぜか漏れていたみたい。
読めて良かったです。

攻めっぽく見られてネコばかり寄ってくる控えめな受けと、心にキズを抱えている年上攻めとの同居モダモダがとても良かった。

電子限定SSは猫の富蔵さんからの視点で10年後のお話。
ほのぼのとしていて愛しい短編でした。
満足!

2

再会したセフレは他人の愛人になってました 小説

愁堂れな  金ひかる 

全然、嬉しくない

え?なにこれ?
ごめんなさい……これ、素直な感想。

元警察官で現探偵の響一と、ヤクザの若頭で幼なじみの甲斐が登場するところから始まるお話です。
てっきり、響一と甲斐のラブストーリーだと思い込んでしまったわけですが、タイトル通り、昔のセフレが登場。
で、実は甲斐が当て馬だったという、嘘でしょ〜という展開に納得できないまま読了しました。
もちろん、私の思い込みなのですが、いやでもこれ………

9

溺愛貴族の許嫁 小説

妃川螢  金ひかる 

モフモフパラダイスが羨ましい(*´ω`*)

2017年刊。
これまでのBL読書歴を振り返ると、どうも自分は攻め受けどちらかが獣医という設定が好きらしい。
タイトルに”溺愛"と付くし、年上ジェントルマン攻めならば大いに好みだろうと思って読んでみた次第だ。

仕事に挫折してしまった新米獣医・祐季の元に送られてきたドイツ行きの航空券。
気分転換になればと訪れた祐季を「我がフィアンセ殿」と出迎えたのは、ドイツ貴族・リンザー家当主…

1

執事と画学生、ときどき令嬢 小説

小林典雅  金ひかる 

受けの心の声は面白かった

面白かったけど、ちょっとパンチが弱いというか、「駆け落ちして消息不明になってしまった華族の令嬢に瓜二つな画学生が、女装をして身代わりをする羽目になる」という設定以上の面白さがなかったように思えます。

渋々、女装させられてる受けの心の声みたいなのは面白かったんだけど。

これ最近電子化されたばかりなので、買った次第なんだけど、2012年の作品なんですね。
ちるちる見るまで気づきませんでし…

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