金ひかるさんのレビュー一覧

騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ 小説

櫛野ゆい  金ひかる 

すっごい面白いんですけど

櫛野先生作品は人外物が大好きで沢山読んで来ました。

今回は騎士のダグラスと王子の身代わりになった農民のレニの恋物語でした。
文庫本にしては大ボリュームで読み応え充分でした。

頼り甲斐があって優しいダグラスと、重圧に押し潰されそうになりながらも自分を取り戻して必死に大役をやり遂げたレニ。

ダグラスに惹かれながらも嘘を付いていると自責の念に苦しむレニは真面目でとても良い子でした。だ…

6

騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ コミコミスタジオ限定特典小冊子 お兄ちゃんの恋人 グッズ

10年後もラブラブです♡

本品は『騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

レニの妹視点とグダラスの弟視点での10年後のお話です。

レニの妹モニカ視点のお話をご紹介します。

モニカの兄の恋人は元騎士です。
さかも結ばれて10年経った今も
モニカが呆れるくらいに仲が良いのです。

その日、モニカは兄の家にお邪魔して
数日後に催される感謝祭で村のみんなに配る
クッキー…

3

騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ 小説

櫛野ゆい  金ひかる 

貴方だから支えたい

今回は王家の騎士と片田舎に住む農民のお話です。

王子と入れ替わった受様が役目を果たし攻様と結ばれるまで。

受様の村は近隣の村からも離れた辺鄙な場所にあります。

昔からあまり他国の者が訪れる機会が少ない土地柄で
妖精と称されるファーランド人特有の銀の髪と
容姿端麗で華奢な体躯の者が多く、
受様も小柄でスッキリした目鼻立ちの青年です。

ある日受様はキノコ取りで入った森で

3

「愛されうさぎととろけるクリームティー」コミコミスタジオ特典小冊子 グッズ

上手いなあ

本編で他ホテルのアフタヌーンティーに行った時に、大神とノエルが急な発情から助け出したうさぎ獣人の女性がいました。

会場から連れ出して公園のベンチで休ませていた所で、彼女の恋人が現れたので大神とノエルは去っていました。

こちらの小冊子は半年記念の新婚さんの旦那さん目線でしたので、まさかと思ってドキドキしながら読み進めました。

2人は全くの偶然に「プディングの夕べ」に参加したようです…

1

愛されうさぎととろけるクリームティー 小説

高原いちか  金ひかる 

攻めが素敵

初読み作家さまでした。

お話の舞台になっているホテル「ナーサリーライム」と、ノエルが給仕長をしているティールーム「十月のうさぎ」の描写が興味深くて夢中で読みました。

そして反発しあってた2人が思いを通わせ始めた辺りで、攻めの大神のノエルへの溺愛ぶりにキュンキュンしました。

とくにノエルがうさぎ獣人だとバレないように、自らを犠牲にして守る姿と独占欲溢れる言動が普段の大神とギャップが…

2

騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ 小説

櫛野ゆい  金ひかる 

まっすぐ

先生買い。想定通りのまっすぐさんお二人のお話でしたので、萌にしました。実直まっすぐ騎士さんと妖精一般人さんのお話、370Pほど。ちょっと長く感じちゃった・・・

ファーランド王国の片田舎で、両親祖母妹などと共に暮らすレニ。ある日、村にファーランド王国の王子がやってきます。隣国ガルディア王の結婚式に参列するためなのですが、病の王子に代わって瓜二つのレニに隣国に行ってほしいと頼んできて・・・と続き…

5

騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ 小説

櫛野ゆい  金ひかる 

心癒される、ほのぼの優しいストーリー

あらすじと金さんの描かれた可愛らしい表紙につられ購入。

櫛野さんというとファンタジーものを描かれる作家さま、のイメージが個人的に強いのですが、今作品はファンタジー要素はなく、「身代わりモノ」に分類される作品です。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






舞台はファーランド王国。
ファーランド王国の民は銀髪で華奢な体つきをしているという特徴があるが、そのファー…

13

愛されうさぎととろけるクリームティー 小説

高原いちか  金ひかる 

ちょっぴり切なくて、けれど心温まるストーリー

初読みの作家さまでしたが、金さんの描かれた可愛らしい表紙につられて購入。

タイトル、そして金さんの描かれた優しい表紙。
ということでほのぼのなお話をイメージして読み始めましたが、うん。ちょいシリアスベースです。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





人間と獣人がともに住まう世界が舞台。
人と獣人は平等。そう叫ばれてはいるが、けれど人の中に獣人に対する根深い差別が存在…

5

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

虐待犯を成敗してから終わってくれー!

気になっていた小中さん、一番人気?っぽいこちらを初読み。終始読点が丁寧につけられた文章はテンポが悪く単調で味気ない。どんな場面でもスピード感が変わらないのは退屈で、合わない文章だと思った。

主人公の亮平は男っぽさ皆無の謝ってばかりというキャラクター。これがもう無理だった。悪くも無いのに謝って済ませようとする人間は好きになれない。フィクションにおいて、こういう自己肯定感の低い人間が好まれる傾向…

2

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

野良猫も愛を浴びて

「夜明けには好きと言って」のスピンオフ作。
本作の主人公は、あの意地悪ホスト・金崎新二。
時間軸は、「夜明け〜」の後半くらい。

新二はいつも何かに苛立っていて、すぐキレる暴力的な男。
冒頭、酔っ払いと喧嘩して雪のちらつく路上で伸びていたところを一人の男に助けられる場面。
この男性は物静かで、礼儀正しくて、まるで聖人のように新二に接してくる。
新二ははじめ戸惑い、いつものようにイラつ…

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