金ひかるさんのレビュー一覧

スプラッシュ・ホーリー 小説

神谷凪  金ひかる 

微妙かな

高校生同士のひと夏の恋の物語です。

主人公は、学校でたったひとりのプール部員。
ある朝プールで泳いでいたときに、美貌な少年と出会う。彼は季節はずれの転校生だった。
主人公と主人公の親友は、その転校生と仲良くなり、主人公も親友も、その転校生のことを好きになる。
転校生は主人公を選び、身体を重ね、夏がすぎてゆき、いろんな秘密が明らかになってくる。

さくさく読めたんだけど、全体的に書き込み不足な感じ…

2

ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

主役変われば、見方も変わる

作家買いしている六青さん。
これを読んだときに脇カプに覚えがあり、「あぁ以前読んだな」と思いました。
何というタイトルか思い出せなくて、六青さんの商業誌を検索しまくったのですが出てこない……なんで?
間違いなく読んだよ~~と悶えること半日。
やっと気づいた、これ同人誌で読んだんだったorz

めったに同人誌には手を出さないので忘れてました。
ただその話は凄く面白そうだったので、特別に…

7

ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

相変わらずの切なさ

相も変わらず、受けちゃんが非常に悲惨な目に遭ってます。この受け悲惨設定は、六青さんではデフォルトです。今回は、強姦だけでは終わらず、わかっていて大好きな人・ライオネルのために自ら陵辱されに赴くんです。
わかってやっていることとは言え、かなり破壊的な行為です。カレスにとって自分より大事なライオネルですが、ライオネルはその想いに応えることは絶対にありません。ホント、バカだよ……。ってか、ライオネル鈍…

5

ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

ボディーブローのようにじわじわと…

痛いほど切なかったです。
ずっと側にいたのに…「好き」という気持ちに気付いた時、その人は別の男の子を好きになっていたなんて。
カレスが好きになった人は、幼い頃からずっとそばにいた人で、次期領主。
彼の役に立つ仕事をして側に居続けたい…たとえ叶わぬ恋でも、彼の為なら自分だって犠牲になれる。
彼が選んだ恋人が、自分のせいで治らぬ病に陥ってしまったのなら、自分も同じように傷付こう。

そんな…

9

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

sexの前に受けのボディピアスを1つ1つはずす攻め

「夜明けには好きと言って」のスピンオフ作品。
どーしょーもないドチンピラホスト金崎新二を主人公に据えて
どうして新二がこんなにドチンピラなのかが綴られてます。
喧嘩で倒れている新二に手を差し伸べたゲイの津久井康文との
痛々しくってせつない愛のお話。

毒づきまくって、相当ムカつく男が受けなんだけどね
ボディピアスで身体中自分を痛めつけている受けのピアスを
sexの前に攻めが1つ1つ…

3

WEED 小説

木原音瀬  金ひかる 

WEED

木原節全開です。
痛いけど、癒される感じ?

2

ディープブリージング―深呼吸 小説

神谷凪  金ひかる 

キューン

中学生攻めで高校生受けです。
中学生が出てくる小説っていまいち好きじゃなくて、しかも最初は年齢にそぐわない大人っぽさで『げっ』と思ったんだけど、読みすすむうちに『やっぱりガキやん』と思わせてくれて、それが良かったw

主人公は高校三年生です。
攻めは弟の友達で、中学二年生。
不器用で経験の少ない高校生は、大人っぽいその中学生に引きずられるようにして、体を重ね、付き合いはじめる。
ここで夢物語みたい…

1

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

関西弁が生きてます

漫才コンビでヤオイな妄想した方、いますか。
そういや私も昔、ダウンタウンで軽く妄想したなァ…なんてことを思い出しつつ読みました。BLにハマる素質は、その頃からあったんだな。

主役は、明日のお笑いスターを目指しつつも、相方と決別したばかりで落ち込んでる売れない芸人です。相方はいない、金はない、未来に希望もない。
そんな彼が偶然出会ったのが、同じく相方と決別したばかりの男。
二人はコンビ解消のショッ…

2

海に還ろう 小説

剛しいら  金ひかる 

海辺の町で生まれた恋

その海辺の町に青海が越してきたのは4歳の時だ。
漁業を主立った産業にした小さな町は、古くからの祭が残る。
ひっそりとした町もその時は観光客が来て賑やかになる。
都会から町に越してきて初めて出来た友達の勇作は、青海からみると野生児みたいな男の子だった。
時間は二人の関係をかけがえのないものに育てていく。
そして事件が起こったのは二人が中学生になった時、青海が祭の稚児に選ばれた時だった……

2

シークレットでやっちまえ! 小説

砂原糖子  金ひかる 

砂原糖子さんの刑事モノ

砂原糖子さんの作品、語れるほどは読んできたかなァと思います。
私のBL読書ライフに欠くべからざる作家さんになりました。
ただ、めちゃくちゃ好きな作家さんというわけではないんです。
正直にいうと、常にぬるさを感じつつ読んでます。
この作品もしかりでした。
あと一歩踏み込んでほしいというか。
ただ、その『ぬるさ』が好きなんですよね。ぬるいというのは安心できるということでもある。作者である砂原糖子さんの…

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