金ひかるさんのレビュー一覧

愛の一筆書き 小説

名倉和希  金ひかる 

年上感ゼロの年上ヘタレわんこ攻め

祝・電子化。
以前から読んでみたかったので電子化されて嬉しいです。

書道の才能があって、容貌もストイックな美形なのに、中身は残念……という攻め。
受けへの愛が原動力のすべて!みたいな男でしたね。
「すべては佳文が基準になっている男、三十五歳の高秋だった」というところ、大いに笑わせてもらいました。
三十五歳だけど、中身は永遠の中学生なので年上感はゼロ。

「佳くん」「佳くん」「佳く…

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彼と彼との家族のカタチ 小説

火崎勇  金ひかる 

受けの過去が過酷。

受けの過去が予想以上にキツかったわ……。

攻めは当初、受けを引き取ってもらった祖母に「プロポーズしてくる男」という謎の登場の仕方なんですね。
超熟女好きなのか?と思いきや、そこには予想外の想いがあって……。

家族に恵まれていなかった人たちが集まって、「家族」となるというお話で、読後感は良かったです。

あらすじにもある「一瞬でもいい「特別」でいたい」と願う受けの条の気持ちが切なく…

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嘘つきなドルチェ 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

もう少し甘さが必要です

攻め 商社勤務のエリートサラリーマン。
受け 有名イタリアンの副料理長。

前半「お料理はお好きですか?」で、受け 佐紀の可愛さに頭を抱え、ケナゲさに身悶えしました。
その対比で、攻め 康平の鈍さに何度顔を掻き毟ってやろうと思ったことか。


高校からの同級生で、27歳の社会人になっても付き合いのある友人同士。
モテる康平は、彼女と別れるたびに佐紀宅を訪れて慰めてもらいます。
美…

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チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

王道

ザ・王道ですね。
同僚に裏切られた受けを助ける攻め。
そして育て上げ…

受けはちょっと悲観すぎ、後ろ向きすぎ、な感じであんまり好きになれない感じなのですが、少しづつ攻めによって育てられるトコロは読んでて清々しい。

最後は。あ、やっぱそこ?
ですけど、ちらほら出てくるアニメエピソードとか、飽きないストーリー運びであっという間にエンディングに。
こちらは新装版とSSの内容が違うので…

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神官騎士は黒翼の忌み子を寵愛する 小説

杉原朱紀  金ひかる 

面白いけど、気になる所もちょこちょこ…

すごく読み応えのあるストーリーでした。
作者さんが、魔法や魔術が好きだとあとがきで言及している理由が分かります。登場人物も物語の作り込みも濃い〜〜。

異世界転生もので、神獣やら魔術やら魔獣やらetc.ファンタジー要素が強いです。登場人物が多いので、登場人物の相関図と舞台説明が欲しかったかな。私は異世界ものをあまり読み慣れていないので、ちょっと苦戦してしまいました。


タイトルに「忌…

4

神官騎士は黒翼の忌み子を寵愛する 小説

杉原朱紀  金ひかる 

何から何まで最高過ぎて悶絶。

杉原さんの新刊は、もう杉原先生と言ったらコレ!と言える薄幸・健気受けさんのお話。その健気受けちゃんを金さんが描かれているとか。もう買うしかないよね、ということでお買い上げ。

魔獣とか魔術とか、前世の記憶、と言ったファンタジー要素がたっぷり詰まった作品なのですが、そのファンタジー要素を詰め込みつつ、そこに薄幸受けさんという個人的萌えツボまで盛り込ませた、読みごたえのある作品でした。ネタバレ含ん…

6

宵山に啼く恋し鳥 小説

絢谷りつこ  金ひかる 

難しい

題材は悪くないし、ストーリーも大枠は良いと思うんですが、、、、
萌どころがないというか、受けの芳彦(ホントは敦彦)のことを今ひとつ好きになれなかったからかも知れません。

悪者の坪倉も、実際のところは敦彦の父親に思いを寄せていたらしいエピソードも浮いちゃっていて。逮捕された後に自白したのは、想い人の息子達への謝罪だった、という方向なのかもしれないけれど。

昭和初期のの時代設定で、外国帰…

0

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

MVPは富蔵さん

読了感はいいんですけど、もうちょっと説明ほしかったな〜という物足りなさが若干残りました。

チャラく見えることで損ばかりしてた受と、不器用ゆえに損してた攻が徐々に心を通わせて信頼関係を築くラブストーリーなんですが、ここにワンニャンが大きな役割を果たします。心無い人間によって虐待されていた二匹が、心優しい二人に拾われて人間ともども幸せになるんですよね。だからこそ、、、なんかこの二匹を虐待した人間…

1

年の差溺愛 初恋の人に一つ屋根の下で熱愛されています 小説

名倉和希  金ひかる 

名倉さんらしい

作家さん買い。
タイトル通りの中身でした。

お金持ってる年上攻めがお金に困ってる男の子と出会って、庇護欲そそられまくりでおまけに下半身も目覚めちゃうみたいなやつで、いつもの名倉さんって感じで安心安定して読めるところは◯。
でも、なんかインパクト薄いなぁ……と思いました。ごめんなさい。

「糸」はこれからどんな詩を書くのか、そこに興味があります。

愛に不安を覚えるひまもないくらい…

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こんこんキツネのお嫁入り 小説

安曇ひかる  金ひかる 

健気なもふもふキツネくん

受けの子がケモミミもの(できればイヌ科の)が読みたくて、電子書籍で購入。
かわいくて、甘々で、ほのぼので、ちょっと泣ける展開もありますが、全体的に穏やかなテイストのお話でした。

半妖キツネの温くんがただひたすら健気かわいい。
無邪気で、一緒懸命で、一見あほの子っぽいけど世間知らずなだけで、それを自分でも理解しつつ、自分なりに色々と努力しているところに好感が持てます。
返事がたまに「あい…

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