total review:280974today:33
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
108/123(合計:1225件)
池戸裕子 金ひかる
ミュウ
劇団生でも人気の攻めと、ただの一般人の受け。 側で支えたくても支える事が出来ない立場の違いや、無力さに苦しくなります。 乗り越えるまでの苦難が激しいだけに、山を乗り越えた瞬間の充実感が格別でした。 有名劇団の研究生・宗馬達之(27)コンプレックス傲慢不器用攻め×大学生・清水七生(19)素直健気受け 病気で亡くなった幼馴染の静の墓の前で、通夜にも葬式の時にも見かけなかった男が立っていた…
かわい有美子 金ひかる
ハイ爺
BLとしてはわたしには、タイトル↑につきます。 友人である3人がいて、花房(攻め)×仁科(受け)+黒木(仁科は黒木は花房が好きだと思っており、花房は黒木は仁科を好きだとおもっている)---という構図です。 花房は友人である黒木を裏切っていると罪悪感に悩むのですが、頭であれやこれや観念的に悩むだけで、黒木が恋を阻むようなエピソ-ドも特になく、うしろめたい気持ちのまま関係を持ち、結ばれます。お話が…
渡海奈穂 金ひかる
かにゃこ
ネタバレ
渡海奈穂さんは印刷所のバイトをしてたらしく 小さい印刷所の仕事については現実的なんですけど 人物の設定は、受けが魔性という非現実的な感じで 誰もが、受けの外見に惑わされ内面とのギャップに去っていく中 突然現れた営業マンの攻めは、内面ともに受けに一途に惚れてくれたから 受けもほだされた?と、いった感じでした。 受けがバツイチ設定じゃないほうが個人的にはよかったな。 元妻がキチガイな…
いつき朔夜 金ひかる
ともふみ
デビュー作だけあって現在と比べるとやや荒削りな印象ですが、いつき作品の中でかなり好きな話です。 家族愛っていうのがツボどストライクだったっていうのもありますが、本を閉じた後の心がポカポカと暖まるような読後感がとにかく大好きで、その幸福感に思わず神評価を捧げちゃうほど。時々発作のように引っぱりだしてしまいます。 ゲーム会社社長・藤堂×嫁に子供を置いて逃げられ無職になった青年・絢人の、愛人契約…
久我有加 金ひかる
雀影
「月も星もない」の続編です。 パイロットランプは、全漫優勝後売れっ子になり、深夜TVでやっていたネタ番組もゴールデンに移動となり、張り切ってネタ作り、収録をしている最中に… 芸人の浮き沈み、それをも凌駕する、漫才ブームそのものの終焉、と 先行きに対するお互いの意見の食い違いから、すれ違いはじめる二人。 互いに別の人間に癒しを求めて、恋人としての別れを決心するのですが、 前作という…
お笑い界を舞台にした作品です。 「なんでやねん!」の「バンデージ」の二人は34歳、売れっ子漫才師の地位を確立しています。 この作品の主人公・城坂は、そんなバンデージに憧れている24歳。 高校時代からの相方・棚瀬にいきなりコンビ解消、というか、漫才をやめると一方的に告げられて…というところから、物語は始まります。 表題作は、コンビ解消を告げられ傷心の城坂と、同じように相方と別れたばかりの秀永…
昭和初期の時代背景を活かした、ちょっとレトロな言葉遣いが、耽美小説を髣髴とさせるこの本。 ストーリーは、猟奇な推理小説のスパイスをちょっと加えた、 ひどくまじめな青春小説でした。 お話は、仁科視点と花房視点で語られる部分が入り交じっています。 それぞれの思いは、フラットで、並列的に描かれている感じ。 そのため、読んでいても、作品世界に深く入り込むというよりは、複雑なのに平面的な、こっ…
久江羽
昭和初期(作者談)、一高~帝大時代の同級生、人外のモノが見える小説家の仁科と医者の花房、そして検事の黒木の、それぞれがそれぞれに抱く庇護欲やプラトニックな恋愛感情と情欲が、今と学生時代を行き来しながら語られます。 現在恋人関係にある仁科と花房の目線で語られるので、彼らの微妙に食い違いながらもお互いを必要としている様はよくわかるのですが、何かにつけ引っかかってくる黒木の存在が気になる状況で1話…
砂原糖子 金ひかる
仮穂
砂原さんの描く、一筋縄では口説き落とせない受けがすきです。 弟分の怪我に代わり、出張ホストの代役を引き受けてしまった外村。てっきり女性の相手かと思えば、訪ねた部屋にいたのは容姿端麗な男性・碓井。 美人なのに無愛想、年上なのに手のかかる碓井。男娼と客という関係ではなく世話を焼き始めた外村が、少しずつ碓井に惹かれていき、碓井も徐々に気になり始めていく……というお話。 碓井は温度も抑揚もな…
茶鬼
不思議な感覚の本でした。 「人でなしの恋」あとがきで作者が”ロクデナシ感満載の題名”と言っておりますが、ロクデナシではないですね。 ”人でなし”とは”人に非ず”の人でなしなのかしら?とも思い、、 そう、恋愛も入っていますが、主人公に霊感があり、そんなものも含めた話になっているのですよ。 作品のカラーは淡々としたセピアなくすんだ色彩。 さわやかでもなく、イライラでもなく、ぼんやりと綿をつか…