金ひかるさんのレビュー一覧

宵山に啼く恋し鳥 小説

絢谷りつこ  金ひかる 

すべてにおいてチグハグ

いろいろ無理がある設定、展開に最後まで乗り切れなかった。

もっと、こうだったら、ああだったら、と言ったらきりがないし、この作家さんの淡々とした中に、ひんやりした毒を感じる雰囲気は嫌いじゃないので、ほんとうに残念。

双子の入れ替わり、父親と金貸しの関係とか、そういった濃い愛憎物と、京都を舞台にした、ほのぼのとした再会物といった展開が、うまく噛み合ってないような?

あと、イラストも合…

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捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

ワンコ×ツンデレの王道ですね

先月読んだ「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ作品です。
ちょっとだけ小説家の“不破”という単語は登場しますが、主人公は編集長の沖屋なので、基本前作とは関係ありません。

というわけで、エロ小説雑誌の編集長・沖屋と、アルバイト学生・隆之のお話です。
廃刊寸前だった雑誌の編集長に20代でなり、見事立ち直らせたというやり手の沖屋には、ワケアリの過去が・・・
その沖屋にほぼ一目ぼれの隆之は、ある…

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捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

もう私が君達のものになる…! ←

年下ってすばらしい。
大人相手にも余裕綽々な子というのもいとをかしですが、大人の余裕に翻弄されっぱなしで悶々するのはさらなり!大学生の隆之の、年下ゆえの必死さにはほんとうにドキドキさせられたし、社会人の沖屋の、年上の余裕ぶりとその裏の弱さなんかにもときめきっぱなしでした。
隆之のキャラに、とにかく萌え萌えしましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
要領が良くてイケメンでとにかく優しくて、モテ要素に…

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捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

まだまだ続きそうなワンコ攻めブーム

官能小説を出版する出版社編集部でアルバイトする水梨(攻)がバイト先の美人編集長 沖屋(受)に恋するお話。

バイト先でやり手編集長の沖屋がゲイである事、そしてセフレも沢山いる噂を聞いた水梨。綺麗でクール、毒舌で奔放な沖屋に好奇心を誘われ、酔った勢いと拙い口説き文句で沖屋を誘う水梨はまさに典型的なワンコ攻め。いつも皮肉な笑みを口元に浮かべる沖屋に惹かれ、好きになるのに時間はかかりません。あくまで…

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捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

全然「置屋のヤリ手婆ぁ」なんかじゃなかった!

『犬と小説家と妄想癖』のスピンオフ新装版で、一編、旧版に載っていない話が挿入されています。
本編で、不破に恋する鮎川の気持ちを乱すような意味深の行動をとっていたイケスカナイ編集者・沖屋の物語です。
そもそも沖屋の名前が「置屋のヤリ手婆ぁ」なんていうから、どんな狡猾な人物なんだろうと思っていましたら、意外や意外!
すごく素敵な人物で、とっても好きになっちゃいました。

お話は、沖屋が編集長…

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征服者は貴公子に跪く 小説

いつき朔夜  金ひかる 

すてき~

面白かったです!

相手役が外国人っていう設定はありがちですが、主人公が外国人っていう今回みたいなケースは珍しいような気がします.

舞台がドイツhCcの田舎の冬ってことで、出てくる料理は美味しそうだし、森の中を歩いたりと、田舎ならではの自然溢れる風景が目に浮かんで素敵でしたhLhLĂn[g

最初、パウルが住む古城を買い取った牟田が
「あなたも込みで買ったのですよ」
って言った時はBLでお決まりの権力のある攻めが...

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犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

超絶我慢強い官能小説家先生でした

官能小説家の不破と高校の数学教師・鮎川は、大学時代からの親友です。
鮎川の不注意で不破が怪我をしてしまったものだから、小説の口述筆記を引き受けることになったのですが・・・

どう考えても不破はずーっと鮎川に片思いをしているわけですが、とにかく、鮎川が天然記念物並みに純情無垢で、不破の気持ちに気付かないどころか、自分の中にある微妙な恋心にも最初から否定で立ち向かってしまうくらいです。
押して…

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小説リンクス7周年記念プレシャスBOOK グッズ

1枚の絵から妄想してみよう!

2009年の小説リンクスを彩ったイラストに小説家さんがオリジナルストーリーを付けるこの小冊子。
短いけれどなかなかステキでしたvv

「ピストルオペラ」篠崎一夜×香坂透
任侠道で敵対する組織の2人。
攻は受に盃を受けて欲しいが、受は組織を裏切るような真似は出来ない、と。
受の方がキレイな顔して言葉に訛り?があります。

「運命の刻を分かつ者」秀香穂里×陸裕千景子
大尉×少尉
自…

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小説リンクス7周年記念プレシャスBOOK グッズ

応募が毎年恒例!

我が家にも一昨日、届いたばかりの小冊子です。
昨年よりも、ややページ増しした140ペーシ。
作家陣も豪華ですが、イラストレ-タ-陣も至って豪華な顔ぶれで、内容のショートショートも意外と読みごたえがあって、応募したことを悔やませない貴重な一冊だと想います。

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犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

題名も内容もとてもわかりやすいものでした

04年のビブロス版に書き下ろしを1本入れた新装文庫版。
登場人物達が不器用で(特に受け)、その描写が動きになって頭にとても浮かんでくる、本当はシリアスなのに、とてもコミカルに読みやすい作品で、一気に読めてしまいます。

人見知りで奥手の鮎川は親友の不破と大学時代一度だけニアミスがあり、ずっと友達でいたかった為に、それをなかったことにしてきた鮎川と不破ですが、不破が手を骨折し、職業である作家業…

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