苑生さんのレビュー一覧

兎の森 (2) コミック

苑生 

『この空間気持ち悪い』素直な心の感じる闇は。

私の予想は的中して。後半にはとても悲しいエピソードが待っている。
台詞の無い空間に、環。独り。じっとりとまとわり付いて、離すまいとする腕。
そんな場所に環を置いておけない。志井が戻って来て、一時的に避難させる事になる。
そこでやっと私は一息つけるのだ。問題はまだ何も解決していない。

環の抱えていた闇はそのまま。母親の闇。幼ない環の居る狭い部屋で、平気で男をあげてセックスに興じていた母親…

9

兎の森 (2) コミック

苑生 

1巻で物足りなかった人は是非2巻を

2巻!絡み増えてきます!3巻以降の絡みに期待です!

この少しずつ絡みが増えていく感じが、とても丁寧に描かれているので、2人のエッチ描写が増えるほど興奮が増します。

受けは完全にストレートなので、実際ストレートの人が迫られたらこうだろうなぁリアルだなぁと思いながら見ていました。

BL漫画はストレートの割にはあっさり受け入れちゃうのもよく見るけど、この位段階を踏んでいかないも中々難し…

11

兎の森 (2) コミック

苑生 

続きが気になる

2巻発売日に思い立って購入した為、1巻が手に入らず苦労しました。
先に2巻読んじゃったんですが、1巻が届いてからもう一度読みました。

凄くリアルで気持ち悪い環と母親の関係性が、環を歪めてしまったんだろうと思うと辛いですね。子どもに性的な部分を出してしまうのって虐待ですよね。
高校生なら普通にあるであろう性欲を、これだけ毛嫌いしてしまうのは大変だろうと思います。

ダークな話に笑いを提…

9

兎の森 (1) コミック

苑生 

言葉に出来ない思春期の全てが詰まっている

『被写界深度』に続いて読んだ苑生先生の作品です。

高校1年生 志井 洵太と高校2年生 弓永 環のお話。

一歳違いの幼なじみの志井と環。
2人は小学校から中学校までは学年が違っても一緒に遊ぶほど仲良しでした。
しかし、その関係も環が中学を卒業すると疎遠になります。
なぜなら、志井はずっと昔から環が好きだったから…。

異彩を放った苑生先生のデビューコミックスと変わらず、今作も丁…

3

兎の森 (2) コミック

苑生 

そんなルール、どんどん突き破ってしまえばいい

新たな真実が明かされ、さらに環の抱えるトラウマの重みは増し、
それを共有することで志井と環、二人の関係性も深まってゆく2巻でした。

勝負の末、1年間の期限付きで環と付き合えることになった志井。
手を繋ぎ、ハグをして、キスをして、進展したようで縮まらない二人の距離。

そこにはやはり環のトラウマが障害として立ちはだかります。
想像以上に深かった環の闇。
人懐い笑顔の裏に抱えていたも…

7

兎の森 (1) コミック

苑生 

変化してゆく気持ちと変われない心

登場人物たちの変化してゆく心情、変われない心、
その一つ一つがどれも繊細で、リアリティを感じる作風でした。

志井は一つ年上の幼馴染・環を物心ついた頃から意識するようになり、
気がつけばそれは恋愛の〝好き〟になっていました。

高校生になった志井は環に幼い頃から秘めてきた気持ちを告げてしまいます。
けれど、あっさりフラれてしまい…

そりゃそうだ、それが真っ当な反応だ。
環は志…

1

兎の森 (2) コミック

苑生 

本当に神

1巻で魅了され、迷わずポチッと購入しました。作家様は相変わらず絵柄がきれいでコマ割りも上手く読みやすいし、何より受けを思う攻めが可愛くずっと見ていれます。環はトラウマな過去あり、と重くなりそうな内容ですが、コメディの部分もあり(環のTシャツのチョイスなど、笑)心地よく読めました。毎回、志井の環を思う気持ちがあるコマはなんとも苦しくドキドキします。続きが早く読みたいです!そしてタクミさんの生活も気に…

8

兎の森 (1) コミック

苑生 

表紙買いしてよかった

表情がとても美しかったので電子書籍で購入しました。絵柄も好みすぎるし、内容も期待を遥かに上回りました。志井(攻め)が環(受け)を思う気持ちがなんとも切なくかわいらしい。今後の展開が気になります!あと、作家買い決定です!

1

兎の森 (2) コミック

苑生 

1巻よりも更にレベルアップ

2巻!ずーっと心待ちにしていました。
電子版なのでようやく読めました。

1巻では描かれきれなかった環のトラウマを更に深く描いていて、切なく辛く感じるところもありますが、苑生先生の言葉に「志井なりの攻め方を楽しんで」とあるように、志井頑張ってる!!攻めてる!
恋愛的な関係を進めることに躊躇している環と、次に進みたいけど頑なに変化しない環にどうしたら好きになってくれる…?ともだもだする志井。…

12

兎の森 (2) コミック

苑生 

どちらの立場もツラい

変わらずコミカルさはあるんだけど、コミカルな部分がないと切なすぎるお話です。
志井のおバカさが程よい癒しになっています。
きっと環にとっても志井はそういう存在なんでしょう。

1年間という期限付きだと言えば、環は仕方なくキスも受け入れてくれるけどおざなりで友達感覚な対応を志井は不満に思っている。
志井の事が分からなくて、グイグイくるのにちょっと困っている環。
というとても複雑な関係性が…

8
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