弓月あやさんのレビュー一覧

翡翠の森の眠り姫 小説

弓月あや  幸村佳苗 

寒くって・・・

翠色の素敵な表紙に惹かれて購入。春のような暖かなお話かと思いきや、寒かった・・・他社さんのですが、弓月先生の「うつくしき月」を思い出させるようなお話でした。猛烈に暖かいお話を求めていたことと、寒くてしょぼんとしてしまったので、先生すいません、中立でお願いします。
好みはさておき、萌えたか と言われると、受けの年齢がちょっと守備範囲外で・・・。the王子! という攻めと、健気!!な受けがお好みの方に…

6

純愛クロニクル 小説

弓月あや  小禄 

安心して読める物語

幼いころに1度だけ会い、しかもお互いがずっと13年間想い続けていた純愛です。
エリージャは陸に超優しく甘く陸が大変な時も支えてくれます。外人だからこそ歯の浮くようなセリフでさえも様になっています。

全体的にサラッと読め、甘く幸せな物語という点ては良いのですが、マイナスな部分もいくつかあります。
母親ですが、頼る人もいない中育てるのは大変とはいえちょっと冷たすぎると思います。彼を思っている…

2

純愛クロニクル 小説

弓月あや  小禄 

サラサラ読める薄味な作品

超スタンダードなシンデレラストーリーです。

母親の再婚で、イギリスに来た高校生の陸。そこで、幼い頃にパーティーで出会った子爵家の嫡男・エリージャと再会。「君をずっと忘れられなかった。花嫁になって下さい」と甘く口説かれ-・・・と言った所です。

思った事をそのまま書きます。
もともとこうゆうベタベタな設定が好きなので、それなりに楽しく読めます。ただなんと言うか、サラサラっと読めて終了。特…

4

ビタースイートロリポップ 小説

弓月あや  街子マドカ 

イラストは、すてきなのに…

う~ん。ちょっとしたことで攻が浮気って…もめるたびに浮気されそうで嫌だな。受けももう少し怒るとか追及とかして欲しかったかな。おまけに浮気相手が受けとは正反対のエロエロ歳上美女っぽいし!先が思いやられる。読後感が全然スッキリしない。恋人に浮気を見せつけるような男は、嫌ですね。私には、合いませんでした。ほとんどが甘い恋人同士の話なのに残念です。

0

万華鏡ドロップス 小説

弓月あや  明神翼 

結末が怖かった!

ある程度予想しながら読み進めるのですが、全く予想とは違った怖い展開にビックリで、いい意味で裏切られた感があり楽しませてもらった1冊です。

受けさんの凪の境遇が可哀想すぎて。それでも自分を拾ってくれた主(攻めさん)の為に一生懸命頑張って生きようとする姿が余計に心揺さぶられました。
それでも泣くほど入り込まなかったのは、凪のツンな性格が可愛くもいじらしくも見えて微笑ましさもあったからかもしれま…

2

はつ戀 小説

弓月あや  Ciel 

受けが潔くない…

英国貴族の愛人である受けが、その貴族の息子と出会い、惹かれ合うお話です。

両親を事故で亡くし、3歳の妹は植物状態で病院に何年も入院しています。その医療費を稼ぐために貴族の愛人をしている受け。
ある日公園で溺れそうになっていた子猫を助けた受けは、子猫の飼い主の幼児と、その兄である美麗な青年と知り合いになります。するとその兄弟が、受けが愛人をしている貴族の子息たちだった、という流れ。

大…

1

公爵閣下の真珠姫 小説

弓月あや  葛西リカコ 

ひねりなし王道(ヘタレあり)

リカコ先生が大好きっ!!!
この赤い着物を見ただけで「買いだ・・・」と固く誓った私。
やっと読めました。

なんと弓月先生のデビュー作だったそうで。
10年前の作品を大幅加筆修正されたそうです。
弓月先生何作か読ませていただいていますが
トーンはあまり変わってない気がします。
適度に甘く、適度に辛い目にあい、適度に切なく・・・・
(適度ってのが微妙なケースもある)

想定外だ…

6

はつ戀 小説

弓月あや  Ciel 

良くも悪くも甘々

あらすじ:
世界恐慌後の英国ロンドン。
両親を列車事故で失い、意識不明の妹を抱え貧しい生活を送る凛(受け)は、レヴィ(攻め)という美しい青年と知り合う。
レヴィは、凛が3年前から愛人をしている侯爵の息子で…

不憫受けが王子様攻めに愛されて幸せになるというパターンの話ですが、
受けの不幸な境遇の描写が中途半端で、かつ悪役の退場の仕方もカタルシスに欠けるため、全体としてモヤモヤが残る作品…

5

万華鏡ドロップス 小説

弓月あや  明神翼 

英国の次期伯爵×日本人従僕

1960年代の英国が舞台の、伯爵家の嫡男攻めと、攻めに拾われた孤児の従僕受けのお話です。

受けは9歳のとき、両親が起こした無理心中で生き残った孤児。その無理心中のシーンから作品は始まりますが、次のシーンでは受けは19歳になっていて、寝汚い攻めを起こすほのぼのな場面にホッとします。でも物語の中心は伯爵家のお家騒動に移り、そちらも割と重く痛い展開。受けに残るPTSDも加わって、全体的にシリアスな…

1

三日月姫の婚姻 小説

弓月あや  笠井あゆみ 

勝手な思い込みではありますが

笠井先生おっかけでこの本に到達。
笠井先生、きっと総絞りの振袖などを描くのが好きに違いない!
この緻密な絵ったら、楽しんでお描きになられてるとしか思えない。
美しすぎる・・・

お話の方はちっと足りなかった。
なぜかわからんが 攻めさんが「ふふふ、じつは悪党だぜ、俺は」てな
展開だと思い込んでて、いつ化けるいつ化けると
ドキドキしながら読んでたのに、「げ、終わってもた・・・・どゆこ…

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