あなたは、私の花嫁になるべきだ

純愛クロニクル

junai chronicle

純愛クロニクル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
34
評価数
10
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
弓月あや 

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イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥602(税抜)  
ISBN
9784866570631

あらすじ

気弱な高校生の陸は、母親の再婚を機に義父の母国・イギリスに長期旅行へ。
滞在中、パーティでゴート子爵家の嫡男・エリージャと出会う。
なんと彼は13年前、陸がパーティで母親に叱られた時、慰めてくれた王子様だった。
引き寄せられるように再会した二人だが、再婚したばかりの両親が事故にあったと連絡が入り、状況が大きく変わりはじめ―――。

表題作純愛クロニクル

エリージャ・ヴェレカー,25歳,ゴート子爵嫡男
高樹陸,17歳,内気な高校二年生

その他の収録作品

  • 蜜愛クロニクル
  • あとがき

レビュー投稿数2

サラサラ読める薄味な作品

超スタンダードなシンデレラストーリーです。

母親の再婚で、イギリスに来た高校生の陸。そこで、幼い頃にパーティーで出会った子爵家の嫡男・エリージャと再会。「君をずっと忘れられなかった。花嫁になって下さい」と甘く口説かれ-・・・と言った所です。

思った事をそのまま書きます。
もともとこうゆうベタベタな設定が好きなので、それなりに楽しく読めます。ただなんと言うか、サラサラっと読めて終了。特に心に残るものも無ければ、これと言った感想も持ちません。
分かりやすい悪役が居たり、母の事故死だったりと、それなりに波瀾万丈はあります。ただ、すごく既視感のあるストーリーに、枠からはみ出る事の無い、無難な展開。

特に文句を言ってるワケでは無く、こんな良くも悪くもスタンダードな作品を読みたい時ってあったりしますよね?今日はすごく疲れたから、予想の範疇内で安心して読めるお話を読みたいわ~て時にいい作品。

とりあえず義理のお姉さんが、病んでいるのかってくらい性格が悪いです。でも、これもまたどこかで見たような、ヒステリー系の分かりやすい悪役ですね。
それと、タイトルが「純愛クロニクル」となってますが、「記録」ではないような・・・?広い意味ではクロニクルなんですかね。

どうでもいい話ですが、最近タイトルに「クロニクル」が付く作品を読むのは三回目です。流行ってるのかな。これが一番強い感想かも・・・。

4

安心して読める物語

幼いころに1度だけ会い、しかもお互いがずっと13年間想い続けていた純愛です。
エリージャは陸に超優しく甘く陸が大変な時も支えてくれます。外人だからこそ歯の浮くようなセリフでさえも様になっています。

全体的にサラッと読め、甘く幸せな物語という点ては良いのですが、マイナスな部分もいくつかあります。
母親ですが、頼る人もいない中育てるのは大変とはいえちょっと冷たすぎると思います。彼を思っているのは分かりますが、引っ越しだの転校だのを一方的に決めてしまうのはどうかと思います。
お酒に酔い「小賢しい所が大嫌い」と言ったとあるので、お酒に酔うと本性が出るというのが一般的な中、そんな言葉を聞いてよく陸は素直に育ったなと思います。「何でいつもキツク当たってしまうのだろう」という弱気な言葉ならもう少し母への印象が悪くならなかったと思います。

どうしても女性キャラの印象の悪さが、エリージャとの甘々な時間よりも印象が強いのが残念でした。

帯で”幸薄”とあったので一人になってしまうというのが予想できてしまいました。
また、義姉が義父と血が繋がっているのかというくらい嫌な奴です。もうすぐ20歳というのに言動が子どもっぽいです。
病院送りになりその後どうなったのか分かりませんが、過去の言動を見て仲良くできるのかなとちょっと心配になります。

義父が某キャラクターに例えられているのでイラストはないものの、言動などから優しい人というのが想像できます。母と義父のエピソードも今後の事を考えるとあって良かったと思います。寧ろこれが無いと母親のイメージは悪いままです。

甘やかしてくれる存在と意地悪な存在がいい感じにあるので、安心して読めます。

2

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