夏野寛子さんのレビュー一覧

25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

繊細で透明感のあるストーリー

王道の芸能界ものですが、定番の新人イビリやライバル登場、スキャンダルなどはなく共演者もいい人なので安心して読めました。二人の空気感も甘くてちょっと切なくて読んでて癒されます。その分ハラハラドキドキはないのでちょっと物足りなく感じる人はいそう。

作中ドラマの主人公と受けの気持ちがリンクしていくところの見せ方が上手で、繊細に描かれてます。その辺りのコマ割りとか表情の書き方とかほんとに好き。

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

繊細、綺麗な絵

あらすじは、既にレビューで書かれている方が大勢いらっしゃると思いますので、省略します。
感想だけ。

まず、絵が「繊細」ですね。
超上手い訳ではないけど、繊細で綺麗な絵。
あと他の方も書かれてますが、瞳の描き方が特徴かな。
すごく透き通った濡れたような瞳。
その綺麗なタッチから、自然とコマの隅々まで丁寧に読もうという気になります。

完璧な超人ぽいキャラなのに、意外にフランクで雑…

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

濡れ場の丁寧さは安定

 デビュー作の『冬知らずの恋』で鮮烈な瞳の描写にすっかり魅了されたのも記憶に新しいですが、今作では澄んだ瞳の表現力にますます磨きがかかっていたんじゃないかと思います。本当に吸い込まれそうなほど、煌めきのある双眸ですよね。そして、間の取り方も絶妙というか、とても心地の良いテンポだと感じました。この夏野先生らしい描き方を、是非今後も最大限活かして素敵な作品を生み出していって欲しいと思います。

 …

4

25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

白崎の迫真の演技に読者もドキリ

とにかく絵がめちゃめちゃ綺麗!
夏野先生の作品は前作も読みましたが、やっぱりこの綺麗な絵を眺めるためだけでも買った価値があるな…と個人的には思います。
特に白崎の迫真な演技シーンは本当に美しく、心を掴まれます。
漫画内に出てきた世の女性が彼を見つけたように、私も胸を射抜かれました…

内容的にはいわゆる王道芸能界モノ。
演技のために体を重ねる二人。
無理矢理感は有りませんが、最初にキ…

6

25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

美しい画面!艶やかなエロ!

芸能界もの、とりわけ俳優ものというのはイケメン揃いで画面がキレイなものだけど、夏野先生の絵は輝いてるのに繊細で、本当に美しかったです。
全体的に詩的で、エロは艶やか。

売れっ子イケメン俳優の羽山×新人俳優の白崎。
同性愛を描いたドラマで共演することになった2人が "芝居のために" 体を重ねる。
この設定には一見無理がありそうですが、大学時代に映研にてお互いに鮮烈な印…

7

25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

安心して読みたい人向け

初読みの作家さんでした。あらすじの精緻な美貌は大げさだったかも…そうは見えなかったです。
まあ、お話の進め方は上手かったです。ドラマでの白崎の表情とかにはハッとすることがありました。
目が常にウルウルしていたのは白崎の方だったと思います。
無名俳優から人気俳優へと変化していくのも面白かったです。
芸能界物にありがちなドロドロやハラハラは無かったと思います。ちょっとしたすれ違い程度かなって感…

7

25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

もっとドロドロでもよかったのに

詳しいレビューが上がっていますので、感想だけ。
まず絵柄がきれい+かわいい。
元々先輩と後輩の間柄の、人気イケメン俳優と劇団系無名俳優という設定で、しかも「同性愛ドラマ」の恋人同士役共演で。
撮影しているドラマと、現実世界が重なっていく流れ。
私は個人的にはもっとスリリングな展開の方が好みではありますけれど、現実の白崎が意外とワチャワチャとどこか抜けてるところもあって、繊細で恋心がドキドキ…

6

冬知らずの恋 コミック

夏野寛子 

淡くて。直ぐに消えてしまいそうな想い。

番外編が出ていて。自分が本作を持っていた事を思い出す。そして、内容をさっぱり覚えていない事に自分で驚く。ものすごく驚く。
再読して、なるほど思い出せなかったわけだ、と確認する。読みながらも結末を思い出せなくて、「どうなるんだろう?」などとドキドキした。こんなに心に残らない作品もあるだろうかと驚かされる。
本編自体がまるで、ショートストーリーのようなのだ。
片想いは劣情を伴って、胸苦しく夏の夜…

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冬知らずの恋 番外編 コミック

夏野寛子 

愁ちゃん見てると優しくしたいなって思うよ。千紘の方がきっと、夢中。

そもそも、1巻がショートストーリーの様なので。番外編と聞いて、何を補足してくれるのか?と、思っていたけれど。そういう事でも無く。
あの蒸し暑かった夏が過ぎ。千紘は別れた彼女(マキちゃん)と委員会で居残りしている。
彼女はもう次の彼氏がいるみたいだけど。ちょっぴり未練もある模様。もちろん千紘は揺るがない。
『愁ちゃんと抱き合うのが気持ちいい』などと考えている。
二人はもう迷うことなく抱き合う…

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

まっすぐな王道芸能界モノ

まず、帯とタイトルに魅かれました。
この帯がなかったら買わなかったかなっていうぐらい気に入っています。
この作家さんはとても繊細でしっとりした作品を描かれるので、
ちょっと業界モノにしては地味かな~と感じてしまいました。

ストーリー的には王道。
主人公・白崎由岐は26歳になっても芽が出ず、バイトの合間にエキストラをするぐらいしか仕事のない無名の俳優。
ところがかつて同じ大学で映研に…

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