久能千明さんのレビュー一覧

カデンツァ(3) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

Duet ー 不協和音

「青の軌跡」番外編、三四郎編カイ編に続く第三弾。

前二作には、それぞれ「三四郎 tempo rubato」「カイ accelerando」と
タイトルをつけてレビューを書いた。
今回は読む前表紙を眺めて「tutti」(全員で)とタイトルをつけようと
思いながら読みはじめたのだが……

確かに、ジュール・ヴェルヌ号の仲間だったサンドラとロードも登場し
メンツは揃った感はあるのだが、…

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カデンツァ(2) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

続きが出るだけで嬉しい!

お待たせしました。ジュール=ヴェルヌを降りた後のカイさんその後。
彼は思い出いっぱいの地に振り回されながら、何とか過去の自分と折り合いを付けようと必死でした。
そこに現れたのが、近衛凱。
ジュール=ヴェルヌでカイとバディを勤めた男・三四郎の双子の弟だった。
彼は、月の行政官であるアドミラル・ドレイクと再会するために、自分がドレイクに持つ複雑な想いにケリを付けるべく帰って来たのだった。
と…

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カデンツァ(1) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

ずっと続きを待ってました!

読むのもったいない気しかしなくて、なかなか読めなかった本をようやく読みました。
この本は「青の軌跡」というシリーズの番外編。個人的には、今まで読んだBLの中で一、二を争う名作だと思っていたので、シリーズが終わってしまった時には本当に悲しかったし、これ以上続きが読めないんだって思うとものすごく悲しかった上に、ちょっと消化不良のところもあったので、続き読みたさに、作者さんに凸しようかと思うくらいモヤ…

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青の軌跡〈下〉 小説

久能千明  沖麻実也 

こちらも新装版

このシリーズは発売されて日をおかずにリアルタイムで購入していたので初読みは桜桃書房の「エクリプスロマンス」です。
カバーが描きかえられていてとても美しい~♪
こちらも新装版に掲載された「インターミッション」のために新装版上巻と同時購入。
三四郎とカイの心の声・・・闘うふたり、良いコンビ(バディ)だと思います(笑)
たぶん、新装版を購入するのは「青の軌跡 上・下」だけかな~。
ちゃんと調べ…

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青の軌跡〈上〉 小説

久能千明  沖麻実也 

新装版

本編の感想は旧版のほうで書きましたので新装版で変わったところについて・・・。
まず、カバーを沖さんが書き直したそうです。
あ~美しい♪
そして、旧版?には掲載されていない「それさえもおそらくは平穏な日々」
三四郎がいたずらする話ですね。
アルコールに関わるいたずらは、ロードとサンドラには歓迎されましたが・・・カイには(笑)
だいたい、三四郎はアルコールにあまり強くないはずなんです。

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青の軌跡 下 小説

久能千明  沖麻実也 

謎はとてもロマンチックでした

上巻でもドタバタしていましたが下巻はもっと・・・。
サンドラとロードのバディには問題がありませんが、三四郎とカイは、バディと言っても男性同士(だってBLだもの・笑)
その上、三四郎は士官ではなく傭兵あがり、カイは月生まれの純粋な月人(ルナン)
カイがバイザーで隠している瞳はカレードスコープアイ(万華鏡の瞳)
手当たり次第に相手を誘惑してしまうという優れものです。
しかし、三四郎には効果が…

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青の軌跡 上 小説

久能千明  沖麻実也 

宇宙を翔ける惑星探査船での物語

いよいよ本棚から追い出されましたので書かなくちゃ。
思えば、久能さん、沖さんとの出会いの本がこれでした。
書店で沖さんのカバーの一目惚れしました(笑)
SF、舞台は亜光速(時代を感じます)で宇宙を翔ける惑星探査船「ジュール・ベルヌ」
上巻はその説明と4人の乗組員の紹介という感じです。
ジュール・ベルヌのセカンドクルー、マザーコンピューターによって選ばれた二組のバディ。
サンドラとロード…

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グレイ・ゾーン 下 小説

久能千明  蓮川愛 

闘いとプライドと、そして純愛と。

相変わらず自分を遠ざけようとする亜久利に、
駆り立てられるようにして潜伏捜査に乗り出す譲。

物語は、エイという得体の知れない少年の登場で動き出す。
エイの恐ろしさに、必死でお互いを守ろうとする亜久利と譲…

結局事件は、「いったん」という感じであっさり終息するが、
本当には何も解決しておらず、巨悪の匂いのする真相に興味を引かれながら読了。
これに関しては、シリーズを全部読んで初め…

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グレイ・ゾーン 上 小説

久能千明  蓮川愛 

硬派、事件のまだ核心は見えない…

兄の親友であり元警視の亜久利に憧れ警察官になった譲は、将来を嘱望されながら2年前突然警察を辞め
自分の前からも姿を消してしまった亜久利を、ある日偶然街で見かける…

『青の軌跡』がとても面白かったので、久能先生の本を他にも読んでみたいと手に取った本。
10年位前の本の文庫化とのこと。
この本、いきなりの喘ぎ声のシーンから始まるのだが、内容はかなり硬派。

美人で頭も切れ、お飾りのキャ…

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陸王 リインカーネーション 小説

久能千明  木根ヲサム 

『南京路に花吹雪』な世界…

『青の軌跡』の久能さんの'93年のデビュー作、2009年の新版です。

1930年代、魔都・上海。
タイトルになっている大型バイク陸王に跨がる将校・藤堂と、美貌の新聞記者・折原。
折原は、軍の暗部をスクープするも、記事は握り潰されボロボロになりまで拷問され、
死を覚悟したところで華族の父に助けられ、飼い殺しにされる為に上海に飛ばされる。
美しく、プライドが高く気が強く、手負い…

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