久能千明さんのレビュー一覧

バロック・パール 小説

久能千明  沖麻実也 

カイの少年期への退行は一味違う

カデンツァシリーズの新刊出ましたね〜!道のりは長い・・。
今巻のテーマである頭を打ったりして少年期に退行するという設定は、BLものでは良く見かけますが、ルナンのカイだとこうくるとは・・・(笑)。設定が映えますね!やはり読者としては毒花のイシスより、クールでストイックないつものカイの魅力を再認識し(こちらの方が萌えるw)、いつものカイの不在が切なかったです。カイの問題の解決方法について、三四郎とガ…

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クリスタル・クラウン(下) 小説

久能千明  沖麻実也 

タイトルのクラウンは王冠だと思っていたら、全然違った・・

シリーズ三作目で今回はSF要素が少なめで、大きい事件も無く、上巻は三四郎のキャラにより
強引に話が進められていく状況でしたが、下巻は流石に内容が深く読み応えがありました。
SF面よりは、キャラの精神面を深く掘り下げていく事が、この先生の小説のスタイルのように感じます。

今回初めて飄々としていた三四郎がカイの内面と対峙し、葛藤する様子がリアルに描かれていて面白かったです。カイの性に…

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イノセント~夜に棲む鳥~ 小説

久能千明  蓮川愛 

儚い受け

久能さんが書かれているSFのシリーズものは大ファンなのですが、なぜか現代学生ものは今までツボに入ったことがなく・・・。これも、個人的には少し合わなくて残念。
基本的に元気な攻めと綺麗で芯が強いけどどこか脆い…みたいな組み合わせがお好きなのかなと思います。この作品もそんな組み合わせでした。

設定やストーリー自体はそんなに単調ではないのですが、受けキャラの設定と恋愛ものとしての展開は非常にベタ…

1

フェイク・ダイヤ 小説

久能千明  志水ゆき 

雁字搦めな二人

「この身体に、蔭(かげ)りを教えてくれ──」

ハードカバーということもあり少し躊躇ったものの、そんな帯の言葉に惹かれて読んでみました。

流されるままモデルから俳優の道へ進んだ真琴。
自分に自信がなく、挑戦する強さも持ち合わせていない彼は強引にある映画のオーディションを受けることとなった。
目当ては端役。だったはずなのに、なんの因果が横柄な男に出会ったおかげで準主役という大役を掴んで…

1

カデンツァ(5) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

戦い ーto be continued!?ー

前巻の最後で誘拐されたリリアンの奪還計画開始!
というところから、この巻は始まる。

そのまま息つく間もなく、三四郎とレックス大佐の死闘、
大使館での作戦、と続いていく戦いの巻。

三四郎、カイ、サンドラ、ロードのジューヌ=ベルヌのクルーに
凱、リリアンを加えたチームが、いよいよ本格的に作戦開始。
一分の隙もない作戦と思われたが、思いがけないというか
やはりという敵の出現によって…

3

カデンツァ(4) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

どんな関係を望んでいるか

続きが出るまできっとまた間がありそうだから、どうせなら完結を待とうかな…と思っていたのですが、見かけたらやっぱり綺麗な表紙に惹かれてしまいます。
しかしやはりまだまだ続くし先も長そうです。それも非常にいいところで終わっています。

次回が派手になる予定、と作者さんが予告してるので、今回は少し地味。
山場の前フリという感じでした。

でも前回から時間が経ってるのに、不思議と内容ははっきり…

2

青の軌跡〈上〉 小説

久能千明  沖麻実也 

上下巻の感想です。

ネタバレなしです
内容は難しいのでそこは省略(笑)
まずこれを読んで思ったことはBL要素よりファンタジー要素の
方が強いと感じました。
大基盤にファンタジーの設定があってそこにじわりじわりとBL感が
漂う感じ。
攻めの性格の書きようが面白いですね
何度かぷっと吹き出しましたw
受け様は美人真面目受けの王道パターンです
2人の萌え要素が気になって・・というよりSF的な展開が気になり…

2

ターニング・ポイント 小説

久能千明  蓮川愛 

クレイゾーンシリーズの3作目

2作目はともかく、1作目を読まないと分からない完全続編です。1作目を読んでから間が開いたので若干忘れていた部分もあるんですが…。

相変わらず危険と隣り合わせの亜久利と由利と、「亜久利が気づかせないなら首を突っ込まないけど気づけば関わる」というスタンスの譲。
新キャラが出てきて、そこに再びエイが登場し前回の決着を…となるかと思ったのですが…。

全体的な印象で言うと、クレイゾーンのほうが…

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カデンツァ(3) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

長~く続いてる作品ですが…

青の軌跡シリーズ番外編という名の第三弾。
番外編と銘打ってはいるけど、番外編だから本編だけでいっか、って感じでなく2人の関係にはっきり結論がでそうなこのカデンツァ。

本編のラストが本当に好きだったから、あのままでもよかった気がするんですが、やっぱりこの2人の結末が見たいですよね。そして書き始めたからにはサクサク進んで欲しいのです…。このままじゃ次が出る頃には内容を読み返さないと細かなところ…

2

カデンツァ(3) ~青の軌跡<番外編>~ 小説

久能千明  沖麻実也 

どうなるんでしょう???

早く続きが読みたいです…
こちら、足掛け20年以上の作品なので、読み返して読み返してをしていますが、
カイは、やっぱりあのままで、三四郎もやっぱりあのままで…
今回は、それでもルナンの本質の部分を三四郎が嫌悪感むき出しにしながらも、向き合わなくちゃならないのかな?というところまでは、来ているようで…
ルナン=カイって簡単なようで簡単じゃないから、周りのみんなも大変なんだろうけど。
今回は…

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